ヴェンダースの陰翳礼讃
全体に流れるテーマは陰と陽
交わらない世界
いつまで経っても分からないことだらけ
それでも社会は成り立っていて。
分断や極端が叫ばれるこの世の中で変わらず自然が存在する>>続きを読む
これぞ韓国映画という骨太な脚本、格差社会を題材に国民性もよく現れていて印象に残った。
一見の価値ありカンヌが評価するのは納得だが、アメリカのアカデミー賞授賞にはやや疑問を感じる。
冒頭、アメリカンニューシネマを思わせる暴力シーンから父子の家族映画の枠に留まらず
女性の情念
骨肉の葛藤
信仰と冒瀆
理性と欲望 等々様々な対立軸の予定調和をぶっ壊し、一筋縄ではいかない、見応えのある>>続きを読む
内田けんじの脚本の作り込み感、三木聡の良い感じのユルさのテイストを持ちつつ、観客をあっと驚かせる仕掛けがいっぱい。
スター、著名俳優がいなくても十分エンターテイメントとして成立しうる、映画の可能性を>>続きを読む