悲喜交々。
最後の平山の表情を表現するなら、そんな感じでしょうか。
理解するとか共感するではなくて、なんかそういう顔になってしまうときってある。
あるトイレ清掃員の日常がただ淡々と描かれているだけ、>>続きを読む
ポスターからはサイコスリラーかな?って印象も受けますが、全くそういう作品ではありません。
盲目の鍼医を主人公とした明朝から清朝へ移り変わる時代の朝鮮を舞台とした、王宮時代劇です。
実際の歴史をベースに>>続きを読む
凄い。最初から最後までこんなに何これ??が続く映画は初めて。
全然筋立てが追えないのに、それでいて最後まで飽きずに見入ってしまう所が何より凄い。
ホアキン・フェニックスの演じるボーのそのそした体幹の弱>>続きを読む
全編不謹慎なユーモアと皮肉たっぷりでお酒飲みなつつゲラゲラ笑って見るのが楽しかった。
中盤の中々殺せないあたりが個人的には味があって良かったし、その後のグロいシーンはあまり見せないながらもあの手この手>>続きを読む
流血はあるけど、ゴア描写はほぼ無し。
まぁ子供が主役の映画ですし、それを子供が見られないというのもね。
ミーガンの目の感じとか、チャッキーを彷彿とさせますし、テーマ的にも題材もチャイルド・プレイに近>>続きを読む
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荒さはあるけど、テーマが分かり易く、それでいて得体の知れない不気味さがあって、久しぶりに好きな感じの国産ホラー観たな〜とにこにこしてしまった。
シーンの繋ぎがややぎこちない感じがしたり、そういう言葉は>>続きを読む
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物凄く幻想的で美しい画で、乳幼児期から青年期までの発達段階をおとぎ話風に見せてくる不思議でちょっとブラックなコメディ映画だった。
身体は成人女性・脳はベイビーなベラを演じるエマ・ストーンが凄すぎる。>>続きを読む
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ポスターからはどんな作品なのかピンと来ないまま、「ビバリウム」の監督という事で、観に行きました。
なるほど、そういう話か〜。おもしろい!
「ビバリウム」よりは大分直接的な趣旨の話だけれど、分かりやすく>>続きを読む
アニメシリーズは未視聴ですが、話題作という事で観てきました。
冒頭から面食らいました。学童期に観ていたアニメとはキャラクターデザイン変わり過ぎじゃないですか??特に猫娘。かわいいけど、以前の原作に近い>>続きを読む
2024年明けましておめでとうございます。
今年の年越し上映はこちらの作品でした。
なるべく明るい気持ちで見られるものを…と思い選びましたが、期待を裏切らず、新年一本目に相応しい多幸感に溢れた作品でし>>続きを読む
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2023年の映画(館)納めはコレになりました。
今年は仕事が忙しかったり、また学生になったり、他の趣味に夢中になっていたり、例年になく映画館に行けない年ではあったのですが、一年中わくわく楽しい充実して>>続きを読む
アンブリッジ女史のキャラクターや彼女によるホグワーツ乗っ取りの不快感もさることながら、前回のセドリックの死を引き摺ってしまっていて、問題をひとりで抱え込んでしまってるハリーのメンヘラムーブにも息苦しさ>>続きを読む
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劇場鑑賞2023年28本目。
売れない女優にスケベプロデューサー殺害容疑をかけられるところから始まる犯罪コメディ作品。
1937年発表の戯曲「Mon crime」が原作のようですが、配役の設定やテー>>続きを読む
劇場鑑賞27本目。
愛らしく柔らかなアートワークやアニメーションが素敵でした。
個人的に動物を擬人化する作品って人間の自己中心的な世界観が剥き出しで傲慢さが好きになれないし、むしろそれは人間の擬獣化だ>>続きを読む
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3校対抗代表戦?な4作目。
ハリーとロンの仲がギクシャクしたり、ティーンズ物定番のダンスパーティーがあったり、今までで一番ジュヴナイルらしい内容だったような。
一方でセドリックの死など容赦のない展開が>>続きを読む
監督がアルフォンソ・キュアロンになった3作目。
なんかみんな身長が伸びて声変わりして、大人っぽくなっている。10代の子供の成長って目覚ましい。キャストとキャラクターが一緒に大きくなっていくのも、この作>>続きを読む
ハリー・ポッター2作目。
大人になってから見ると、色々冷静にみられるし、ストーリーや設定を追いやすく感じる。あらすじは割と忘れていたのに、見てるうちに大分思い出した。
不死鳥とか大蜘蛛とか、アニマトロ>>続きを読む
ワーナー・ブラザーズ・スタジオツアー東京に行くために見直してました。
今から見るとCGとかはやっぱり昔の作品だな…(当たり前)とは思いつつ、見せ方には工夫がみられて上手いな〜と感じるところが沢山。
冒>>続きを読む
劇場鑑賞26本目。
オオカミの家と同時上映の短編。
世界初のアニメーションという設定で、少女が人骨からふたりの男を蘇らせようとする話。
チリの独裁政権を風刺した内容らしいが、流石にそこまでの知識はなく>>続きを読む
劇場鑑賞25本目。
とんでもないストップモーションアニメ。
内容を何となくでも理解するためには、コロニア・ディグニタのことなどについて予備知識を入れてから見る事をオススメします。
しかしそれを知らず>>続きを読む
劇場鑑賞24本目。
結構前に観に行っていたんだけれど、色々あって感想を書けずに溜まってるので消化していく。
北欧産サイキックスリラー。
子供の抱える狭い世界、残酷さ、万能感、連帯感、孤独。
個人的>>続きを読む
2023年劇場鑑賞23本目。
終盤とかは所々B級っぽい感じはあったけど面白かった。
最後はとにかく祈るしかないっていうのも潔い。
悪魔と対峙することは、自らの中の疾しさと向き合うこと。
宗教のクリ>>続きを読む
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2023年劇場鑑賞22本目。
殺人鬼パールの若き日を描くXの前日譚。
宣伝文句だと彼女を「無垢」と称しているけど、これを無垢と言ってしまうのはどうなんだろう…。
無垢な少女=夢見がちで現実の見えない>>続きを読む
2023年劇場鑑賞21本目。
なんだろうな、上手くいかない未来から過去を変えに来て、結局過去を再評価する流れってよくある話だし、光と闇、善悪などの二項対立にあるものが相補的に存在するみたいな話も好き>>続きを読む
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2023年劇場鑑賞20本目。
今年観た中ではかなり大好き。
同じ時間を繰り返し異なる視点で描くことで、人の(登場人物あるいは観客)の思考の偏りを見せつけてくる。
「怪物」とは誰か?
形だけの対応しか>>続きを読む
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2023年劇場鑑賞19本目。
結局ビデオドロームって何やねん、ってのはあるけど、そこ含めて面白かった。
時代的に考えるとテレビが大衆を洗脳する、そして現実と虚構の区別が曖昧になる、というのは強ち間違>>続きを読む
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2023年劇場鑑賞18本目。
幼稚園〜小学校低学年くらいの頃どハマりしてた。
90年代っぽいギャグやロマンスの演出やうさぎちゃんを演じている三石さんの声に懐かしい〜ってなりながらも、周りの演者さんが>>続きを読む
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2023年劇場鑑賞17本目。
快晴なのに土砂降り。
いや逆なのかな?土砂降りなのに快晴?
喪服の下の赤い襦袢がファンキー。
分かりやすい抑圧からの解放でしょうか。
ラストシーンが凄く印象的でした。>>続きを読む
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2023年劇場鑑賞16本目。
闘うのか、赦すのか、何もしないのか。
メノナイトのコミュニティで起こった性的暴行事件に対して女性達が何を話し合い、選択したのかを描いた会話劇。
なぜ事件は起こってしまっ>>続きを読む
2023年劇場鑑賞15本目。
実は初めて観たので、オリジナル版との比較はできません。
言わずもがな昔の作品なので、画質の荒さはあるものの、それでも尚圧の強い画面造りに見入ってしまう180分でした。長>>続きを読む
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2023年劇場鑑賞14本目。
非常にハイコンテクストで、結局のところどういうことなの?ってのを語り過ぎない見せ方をして、観ている側にもカロリーを要求してくる。昨今のポップカルチャーの流行と需要からは>>続きを読む
2023年劇場鑑賞13本目。
アニメーションとしては滅茶苦茶楽しい。ILLUMINATIONのCGアニメはやっぱり凄いし、昔横スクロールゲームで遊んでたアレが3Dで動くとこんな感じっていうのとか、マ>>続きを読む
2023年劇場鑑賞12本目。
展開のアップダウンが激しく、尺の長さにも関わらず、そしてフランス映画なのにダレずに観れた。
古典の映像化ではあるが、マスメディアに大衆が踊らされて価値判断がブレブレにな>>続きを読む
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2023年劇場鑑賞11本目。
滅茶苦茶楽しかった〜!
殆どPCかスマホの画面で進むのに、全く飽きずにのめり込むように観てしまった。
伏線の張り方やミスリードの引っ張り方が上手くて、二転三転しながら物>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
久しぶりに嫌〜な怖さのホラーを観た。
クリーチャーの造形は個人的にいまひとつだけども、トラウマが人を蝕んで死に追いやることのメタファーとしては話はよく出来ているし、その死がまた他の人のトラウマとして連>>続きを読む
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2023年劇場鑑賞10本目。
エスター前作は正にエスターの正体そのものが物語の鍵であり、彼女の得体の知れなさが作品全体の不安と恐怖をかたち作っていた。
今作はその続編であり、大抵の人は前作を観て、エ>>続きを読む