凪さんの映画レビュー・感想・評価

凪

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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

殺し屋始め、裏稼業がかっこいい、稼げるなんてことはない。救いもないこの世界は、裏稼業の人間にも平等に、成果と失敗、それに伴う犠牲を求める。その辺がリアル。予備動作なく殺すシーンは、見せ場にはならないが>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

2.9

わたしじゃこんな綺麗な物語のエンディングにならんだろうな。なんとしてもダイジンを、我が子にしてたはず。草太なんて、ほっといて。あぁ、ガリガリで丸くなるダイジンを、見ていられなかったなぁー。。。はやくう>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.8

思えば最初に1人で映画館に見に行った映画がジュラシックパークで、恐竜登場時に驚いてのけぞり、シートに頭をぶつけたのが思い出。
キャストも歳をとるわけだが、あの時エリーが死にかけのトリケラトプスを助けよ
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アメリカ炭疽菌事件と犯罪科学捜査(2022年製作の映画)

3.2

好きなジャンルですぐに引き込まれた。炭疽菌事件のその後、犯人逮捕などの報道がなかったことに改めて気づく。そこにはこんな物語が。捜査の手法とその限界や、正攻法では検挙できない犯罪と冤罪のリスク、報道のあ>>続きを読む

悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

3.1

悪は何か。悪魔は誰か。キリスト教の教義を深く知れば容易い答えなのかも知れないが、結果的な殺人が罪に当たらないのか、私刑が善行として成り立つのか、悩んでしまった。ただ、信心深い人間にとっても、人生とはこ>>続きを読む

ヒッチコック(2012年製作の映画)

3.6

まとまりよく、綻びのない作品。間違いない俳優陣を揃え、ヒッチコックに至っては咳き込む場面までが本人の雰囲気をよく語る。フィクションかどうかはさておき、現実世界のエログロナンセンスが作品に投影される点や>>続きを読む

おとなの恋には嘘がある(2013年製作の映画)

3.4

恋愛ものは一切見てこなかったし、正直ドキュメンタリーの方が身になると思っていたが、見事覆された。大人の恋愛がどういうものか。寛容であるとともに、より自分に合った選択ができるようになること。傷つき、打ち>>続きを読む

ミッシング(1982年製作の映画)

3.5

なんと古くて新しい映画か。冷戦時代、アメリカが行ってきたことが、いまの中国よりもマシだったか。まだ中国の方が平和的かもしれない。共産主義との戦いが今後どうなるのか。命の負担を強いられるのはいつも、市民>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

3.7

わかりやすい。単純化し過ぎとも言える。子どもたちが妙に大人で大人たちがナイーブ過ぎる。ただ邦画の中では抜きん出てリアルに作り込まれている。樹木希林の死を予感させる演技なんか、一回死んだことがあるんじゃ>>続きを読む

自殺サークル(2002年製作の映画)

2.5

さすが園子温。日本の若者の危機は、今も変わらず。ただ、考察に値する深みはなく、エログロナンセンスの典型。

カーゴ(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

感染症ものだから、イマドキだなぁと思ってみたらZものだったかと。人間社会をランキングする基準は様々で、文化度や科学技術度もその1つだが、危機対応度というのも、これからの評価基準になるだろう。その意味で>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.0

冒頭から予想のつくストーリー。全てが誇張されていて、そんなんあるわけないやろな展開も。ただ、発想としては新しいし、今後ありえないことでもない。SF的に見ると良いのでは。

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.4

ノンフィクションのヒーローものの風合い。それでも展開に御都合主義が覗くぐらいだから、生きるという現実はいかに厳しいかに思い至る。韓国映画の家族像はリアルでできがいい。社会風刺も効いている。

ゴールデンボーイ(1998年製作の映画)

3.8

ナチスドイツの洗脳の、新しい解釈。展開も飽きさせない。さすがのスティーブンキング。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

惨劇でありながら、リアルでスリルも笑いもあり、アジア勢の面目躍如たる作品。ユニバーサルにわかりやすい一方で、日中韓の文化になじんでいるから、ほんとうに理解できるところも多分にあった。前評判以上。

アイ・アム・マザー(2019年製作の映画)

3.4

久しぶりのヒット作品。想像掻き立てられる。後日談も想像してみると面白い。

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.2

今だからリアル。個人、家族、国家などがどう動くかを端的に描いている。割と事実に忠実なのではと。

隣人13号(2004年製作の映画)

2.8

狂気。微妙に抽象化されていて、わかりにくいところも。

キャッツ(2019年製作の映画)

3.4

冒頭の音楽が流れるところで、ぞわぞわっと興奮する。舞台を見たことがある、歌を聞いたことがあるだけでも、この映画の奥行きは違ってくるんだろうな。時代背景や猫の生態など、知識や経験があればあるほど深く見ら>>続きを読む

ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

3.3

そういうことなんでしょ、ということをうまく描いて回収していきつつ、ストーリー展開が面白くて良。

アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)

3.1

アナベルシリーズおもろいやん。。嗜好にちょうどなキリスト教系ホラー。暗さが少なくて、ちゃっちゃと展開してくれるのが好きやわ。

死霊館のシスター(2018年製作の映画)

2.9

実力では圧倒的に不利なのに、なんで勝った?バチカンの意図は?頭悪いんかなぁ。

(2013年製作の映画)

3.1

原題の意味、時代背景が、わーっとわかる最後の10分程度が衝撃。これをどう捉えるかで評価は二分されるんだろなあ。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.8

クィーンは、ロックというよりエキセントリックな曲調やフレディーの服装が気になりすぎて、まともに聞いたことがなかったのだが、改めて歌詞のメッセージに深く心を打たれた。悲壮にならず、ところどころの心の機微>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.3

今回もファンタスティックビーストが圧倒的にかわいい。よくできてるなぁ。個人的には河童の見せ場をもっとちょうだい。

くるみ割り人形と秘密の王国(2018年製作の映画)

2.8

これ、俳優陣は真面目に演じていますか?キーラナイトレイのやりすぎ演技が重すぎて、入ってこなかった。これだけの俳優陣を揃えて、ナニコレ感は否めない。

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.7

単なるシンデレラストーリーかと思っていたから、最初は集中力を欠いてたけれど、途中からは目が離せなくなり、最後は号泣した。いい感じに感情移入せず見られたのは、庶民には現実感のない世界だから。でも、成功し>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.5

少数派の人権、生きるということ。端的に向き合わされるが、説明臭くならないのは、現実味があるからだと。骨太の直球ストーリーでありながら、緩むところは緩めてくれるから、最後まで飽きずに、でも疲れもせず見ら>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

2.5

母親の最期のシーン。大笑いしてしまった。コレはコメディか。

テルマ(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

プロテスタントの様々な教訓を知っていたら、さらに楽しめたのだろうが。少女の奇跡のメタモルフォーゼは、暗澹たるストーリーがあってこそ、驚きと喜びを放つ。誰がほんとうに罪深いのか。そんな深みに、囚われてし>>続きを読む

CRESCENT 冷たい海の底(2017年製作の映画)

1.9

大どんでん返しほどでもない結末と、微妙に伏線が回収されない感じとが、気持ち悪い。もう少し象徴的なモチーフをうまく使えたのではないかと思ってしまう。
波が寄せては引く映像やマーブリングの映像は印象的で、
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

1.9

どう理解したら、評価される映画なのか頭を悩ませてみたが、自己陶酔と過程重視(なのに具体的な方法は闇の中)な、戦前戦中体質の日本を描きたかったのだろうと、考えることを放棄した。
ゴジラマニア視線で見れば
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マーシャル 法廷を変えた男(2017年製作の映画)

3.7

コミカルに描かれているから、深刻になりすぎずに楽しめた。絶妙に笑いをちりばめ、要所要所でグッと深める。脚本が良くできているのだと思う。
現代の、大勢と戦う人々に勇気を与える作品。

OSIRIS オシリス(2016年製作の映画)

3.5

だいたい予測できる範囲の展開だが、人間ドラマと人間性への問いかけが、作品に奥行きを出す。どこか懐かしい風景なのに、メカはハイテクと、無理のない設定で映像の作り込みがハンパないので、最後まで飽きずに引き>>続きを読む

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