KS7さんの映画レビュー・感想・評価

KS7

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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.0

ショットに込められたリスペクトと描く時制表現がグッとくる。中盤に訪れるニューシネマパラダイスよろしく繋ぎ合わせた日常の映像はまさに映画のように美しく主人公と同じく没頭してしまう。。丁寧な絵作りと静かに>>続きを読む

恋は光(2022年製作の映画)

4.1

「恋をしてるとキラキラしている」が実際に見えてしまう男の話
絶妙なリアリティを感じる女性陣を通して恋の複雑で美しく苦しい様を共感することができる作品

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.3

感情が静かにゆっくりと揺さぶられる作品
コミュニケーションの在り方を分解し再構築して我々に魅せてくれる
映画の中での展開、舞台のストーリー、妻が語る物語が複雑に、けどしっかりと絡み合っていくのが面白い
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ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019年製作の映画)

4.4

実話系で1番怖い映画。。なぜなら、過去の話ではなく、今も続いている話だからだ
公害問題によって環境が汚染されていることをルックでもどんよりとした色合いで一貫して見せている。そして、始まりに感じていたル
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.8

全てのスパイダーマンを好きでいて良かったと心から叫びたくなる作品
僕らの心とMCU、SMUを一つに結んでくれた糸に感謝

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

3.9

面白いのはこれからだ、がまさにこれを見終わった後に感じる感想
愛とは何かを3人の目線が交わることで複雑にそして深く見出すことができる
個人的には列車のシーンが最高すぎる。。

なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.2

素晴らしいドキュメント作品
監督の言葉で、「左手に大きな花束、右手に小さなナイフ」の信念がきちんと映像に収められている
政治に関心を持たなくなったのは、事件、疑念、隠蔽が政界に蔓延し失望しかしなくなっ
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.9

俳句をテーマにした甘酸っぱい青春物語
コンプレックスをお互い抱えている主人公とヒロインが、コミュニケーションとして使う手段が俳句とライブ配信という対比が面白い
言葉は、声に乗せることで伝わることもある

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

4.0

ボクシングに取り憑かれた男たちの物語
挑戦者側である青コーナーの目線から描くことで、これまで拾い上げれていない側面が浮かび上がる構造が面白い
挑戦者がリングから去る時、他者から見ると諦めた、辞めたと捉
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イカロス(2017年製作の映画)

4.3

オリンピック前に観るべき作品
ドキュメンタリーだからこそ伝わる熱量と大きな渦が重たく積み重なっていく。。
国家や組織は健全であることは幻想である。なぜなら人間が作り出したものだから。
人間の持つ愚かで
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.9

12分の作品だが感じることが多すぎる。。
心を静かに揺さぶられた

ホムンクルス(2021年製作の映画)

3.7

原作の漫画にあるメッセージ性やストーリー性が欠けすぎた印象だが、ホムンクルスのCG表現や穴を開ける映像、ミレパの音楽が素晴らしかった
マンガを読んでない人なら純粋に楽しめる作品だと思う

ミナリ(2020年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

Filmarksオンライン試写会で鑑賞

幸せになりたいと願う先は同じなのに、向いている方向がそれぞれ全く違う家族の物語。
車の中のシーンでの目線のやりとりがまさにそれを表している。

この物語は家族
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.1

言語化できないなんとも言えない感情が。。
登場人物達には全く理解を示せれない自分がいる一方で、共感できる部分がポロポロと生まれるてくるの、ホントすごい
けど、この作品は最後まで観るとホラーでしかない。
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.0

魅せ方、テーマ性、俳優の演技力、どれも素晴らしかった!
学生時代のヒエラルキーやコミュニケーション、人間関係って、こんなにも危うくて、恐ろしかったんだな、ということをすごく些細な会話や描写で見せてくれ
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あの頃。(2021年製作の映画)

4.2

アイドル好きのための映画、として捉えちゃダメです笑
共通の好きなことを持った仲間と過ごした体験がある人にとって突き刺さる作品

なんて丁寧に、繊細に、映像や人物、その関係性を描くのだろう、と惚れ惚れし
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.5

脚本、俳優、映像、ロケ地、主題歌、全てに全く妥協なく最高のものが詰まった奇跡のような作品
平成から令和にかけた構成は、僕らが過ごした時代の中で失ったものを映画の中で振り返ることができる
ヤクザがどうと
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オクジャ okja(2017年製作の映画)

4.0

食肉産業についての問題に目が行きがちだけど、子供の純粋な願いを、大人になると当たり前のように横行される小さな嘘や小さなプライド、本音と建前によって潰されていく様がじわじわと怖さを駆り立てられたのが印象>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.4

iMessageのテキストでホロリときたのは初めての体験。
全編PC画面で展開されるというギミックの面白さだけじゃなく、脚本や構成の素晴らしさもあってずっと飽きることなく、閉塞感もなく観ていられる。
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.8

韓国版ジョンウィッグ&マッドマックス!
1のテイストを期待してはいけないが、これはこれであり!笑

新聞記者(2019年製作の映画)

4.1

この作品を良くぞ撮ってくれた!という感情。ここまで現実の日本を切り取ったことの意味は大きい。
この物語には大きなカタルシスはないが、それは現実の社会でも結末を迎えてないのだから仕方ないし、風化させない
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