Kishidenbouyaさんの映画レビュー・感想・評価

Kishidenbouya

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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.6

ティモシー・シャラメの素晴らしさを味わえる。自分の隣の方は途中退出してしまったが、わからなくない。みているのが辛くなる作品ではある。

芳華-Youth-(2017年製作の映画)

4.5

ひとつひとつがとても強いカットが随所にありながらも全体としての構成が素晴らしい。

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.4

映画をみる習慣がなくなってしまってから、久しぶりに。

実ははじめてのスパイク・リー作品。
“パワー”を感じる。
物語としては正直アレだけど、
そこが目的ではないわけで。
でもまあそれにしても感はある
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.8

6月1日 公開初日に鑑賞。

今年、全然見れてなくて2本目。


仕事終わりにはちょうどいい。
テンポよく進むストーリーのなかに結構エグ目のジョークがちらほら。
『フランシス・ハ』もよかったけど、
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オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

4.2

公開初日に初訪問の日比谷シャンテで鑑賞。

しっかりと筋立てのあった『アンダーグラウンド』に比べ、より記号的で印象的な作品となっており、なかなか咀嚼するのが難しいが、映像は圧倒的なパワーに溢れている。
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パターソン(2016年製作の映画)

4.0

久しぶりのヒュートラ渋谷にて鑑賞。

ジム・ジャームッシュの作品は全てみているわけではないけど、退廃的で耽美的な作品が多い印象だけど今作は違った。

上記のような作品群をみたあとは心地いい充足感をえら
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カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

3.5

空き時間に久しぶりの下高シネマでフラッと鑑賞。

じつははじめてのウディ・アレン作品。

クスリとくるセリフがたくさん散りばめられていて、これを機に他の作品もみてみようかとおもった。

美しい星(2017年製作の映画)

3.6

初訪問のアップリンクにて鑑賞。

原作からの大胆な改変をはじめ、映像・音楽からもパワフルなエネルギーを感じられた。監督自身の三十年近い悲願を経ての作品化らしい。
一方でそのエネルギーの向かい先を読み取
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ドッグ・イート・ドッグ(2016年製作の映画)

3.6

ストーリーはよくある話。少し雑かなと思うところもあった。登場人物はもう少し少なくてもいいんじゃないかなとも思ったし、バイオレンスやドラッグの描写もそれなり。

ただニコラス・ケイジはやはりこういうぶざ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.0

相変わらず音楽はその使いかも含め気持ちよく、キャラクターとその関係性はとても魅力的で、前作以上にかっこいい映像と、逆に安っぽい演出が最高にクール。
ただ、いわゆる「父殺し」の物語が、とにかく爽快で気持
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.1

「時間」という概念の難解な内容も、説明的になりすぎず、複雑すぎずのとてもバランスのとれたていねいな構成で、重厚感のある音楽と映像、主人公ルイーズの微細な表情の演技が光る、静かで深い感動に包まれる素晴ら>>続きを読む

お嬢さん(2016年製作の映画)

4.4

シネマート新宿にて鑑賞

最高。
舞台となる館でもうノックアウト。
とにかくエロく美しい。そして笑えるブラックなユーモア。
物語も構成もセットもカメラワークも、もちろん演者も、全てが完璧。

一つ気に
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.7

シネマート新宿にて鑑賞

話題だけは聞いていたけどトレーラーとかみてなくて、本格サスペンスを想定してたらびっくり。

いろいろ詰め込んでてめちゃめちゃ、グロ・ホラー・オカルトごった煮にして全部水分飛ん
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.8

tohoシネマ
ドルビーアトモスにて鑑賞。

少し遅くなってからの鑑賞だったけれど、
この日みたいな、暖かい春の日にみれてよかったんだとおもう。

物語はこれといってない、心にぐさっとくるようなシーン
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.9

俳優陣の抜群の演技がとにかく素晴らしい。

このかたちである必然性を感じなかったが、
それは普遍性の裏返しなのかもしれない。

暗い屋内の場面を主に進む中、
最後の温かみのある夕日とのアンバランスが、
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アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)

2.0

構成に関しては、原作を知らないのでなんとも言えないが、いろいろ入れすぎて
ごちゃごちゃしてるように感じた。
また、穿った見方なのだろうけど、
「男性でありながら、女性の価値観を汲み取れる」感をみせられ
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A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒー(2014年製作の映画)

3.6

ユジク阿佐ヶ谷のコーヒー映画特集、RESTAURANT of COFFEEにて鑑賞。
ユジク阿佐ヶ谷には初訪問。上映設備は決して豪華とは言えないが、こじんまりとしたステキな空間。

本作は、話題になっ
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.2

シネクイントにて鑑賞。

「ミステリー」かどうかは置いといて、まあやっぱりタランティーノの作品は面白い。

舞台となるミニーの店が最高にクール。
圧巻の冒頭から続く真っ白な世界から打って変わって、
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.8

恵比寿ガーデンシネマで監督特集の初日に、友達に誘われて鑑賞。
この作品をみるまでこの監督のことはなにも知らなかったのだけど、みにきて本当によかった。

とんでもない作品だ。
戦争も政治も差別も正義も悪
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キャロル(2015年製作の映画)

4.2

美しさにヤられるばかり。

思っていたよりずっと複雑で、主題以外の要素が多く、自分にはとても一度みただけじゃ感じきれなかった。
ただそれでも圧倒的な美しさと切なさが、セリフだけではなく、言葉以上に語る
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世紀の光(2006年製作の映画)

3.8

久しぶりのイメージフォーラムで鑑賞。

今作は日本での劇場初公開、そして公開初日ということもあり混雑していた。

おれはこの監督のこともこの作品のことも今回の特集で初めて知ったのだけど。

まず、この
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.3

今日、試写会にて。

率直な感想としては「マンガみたい」な映画。挑戦的なタイトルと予告編でノせる部分も含め、エンタテイメント性あふれる作品だと思った。

ただ、なんとなく思ったのは、むこうでは「どんで
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