こばやしさんの映画レビュー・感想・評価

こばやし

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飼育(1961年製作の映画)

4.0

1945年/夏/日本、獣用の罠にかかった黒人米兵を田舎の集落が発見し、小屋で飼育することになる。その後、村人同士のいざこざから生まれた鬱憤が次第に捕虜に向けられるようになり、やがて事件が起こる。事件の>>続きを読む

ゼロの未来(2013年製作の映画)

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初のテリー・ギリアム映画視聴。

「人生の真の目的」について教えてくれる電話をずっっと待ってた男の話し。勿論そんなものは男の妄想であって皆からは精神疾患として扱われる。幸いなことに色々な人と出合い、最
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ストーカー(1979年製作の映画)

5.0

1971年のソ連のSF小説の映画化作品。プロット: 望みが叶うという空間 (通称 ゾーン) がとある離島に出現してから数年、アウトローな案内人とその客の物理学者と作家の3人でゾーンに侵入する。

作中
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ロゼッタ(1999年製作の映画)

4.0

プライドが高くて不器用で極貧の少女が雁字がらめになりながら生きようとする。美化されていない。重くて辛い。

ズルしてでも弱みを見せてでも上手く生きていきたい...

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.6

自分自身に耐える事と向き合う事が出来なくなった男が家族を失ったところから始まる話。切ないけど美しい。。。

彼女来来(2021年製作の映画)

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あり得ない設定のなか (説明もないまま)紀夫の話が進むカフカ小説的な世界感だった。
人の存在は交換可能な掛替えのあるもので、自分の存在以外をそこまでリアルに認識していないのかも。
紀夫の部屋が生活感の
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サマーフィーリング(2016年製作の映画)

4.5

ありとあらゆる生命を華めかす夏の陽射しが、同時に虚無感をも無差別に照らし出して、途轍もなくリアルに感じさせてしまう。
そんな突き放されて置いてきぼりにされた様な悲しさと、それでも美しい夏の景色と、それ
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プリシラ(1994年製作の映画)

4.5

主人公3人の悩みがリアルで、彼らの人格と苦悩が表裏一体で描かれているところもとてもリアルだった。キャラクターに奥深さを感じる。

人生と芸術を謳歌する作品\(ϋ)/

皆さま、ごきげんよう(2015年製作の映画)

4.0

コメディーでもトラジェディでもなく、坂口安吾さんのいうところのファルス作品。
別に作品と現実との繋がりを真剣に考える必要も無く、劇を通して題材にされる"ヒト"の感情や行動を可愛いなとか思いながら見れば
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パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

4.0

NYの街を浮浪者みたいに徘徊する 天涯孤独な青年(アリー)に数日付き合う感覚。映画を通して情緒の変化はあまりないが、"気まま"に生きるアリーの行動/思考を静に辿る感覚はなにか satisfying だ>>続きを読む