いしださんの映画レビュー・感想・評価

いしだ

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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.8

とにかく痛い。良くも悪くも超イタい。自分には個性があって、何者かである。それを表明したい。そんなエネルギーが有り余っているけど、それをどうやって、どのくらいの力で示せばいいのか。示すことがそもそも正解>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

5.0

なんか良い。何がと言われると分からないけど、エンドロールがこんなにも染み入る映画は初めてだった。まるで夜が更けていっているのかと思う感覚。悲しみと別れと愛を抱えて生きていく様を描こうとしたのか、私には>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

錯綜する現実
伝わらない伝えられない
自己とは何か 私を包むものは?
何もわからないまま 怪訝な顔をされて その意味さえもうまく理解できない
伝えられない伝わらない

RRR(2022年製作の映画)

4.5

これでもか!なんじゃこりゃ!これでもか!なんじゃこりゃ!

もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

予告を見たときはよく分からないなと思ってたけど 舞台原作と聞いてなんだか腑に落ちたので鑑賞 
人生のリアルと不思議が入り交じってた いい意味で意味分かんないラスト だけど好き なんじゃこりゃと思わせて
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

マリコがシイちゃんのために残したものを我々が読めないリアリティが好きでした

スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話(2019年製作の映画)

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邦題とポスターがハングオーバー!みたいになっとるのが全然納得できないくらい深い作品。
どうやって生きていくのか。
すごく普遍的な課題だけど、それが心底難しく思える人達が確かにいるということ。そこに力を
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

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どうにかできたこと どうにもできなかったこと その判別は永遠につかない できたときはできたし できなかったことはできなかったまま だけど、過去でも楽しいとか悲しいとか感情だけは確かで それは微かに未来>>続きを読む

フェアウェル(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

生まれた瞬間に死ぬことだけが確定している それをどう迎えるか 病によって本人に死が近いことを伝えない中国の文化は 理解しにくいところがある けれど私と同じようにそれに葛藤するビリーの繊細な表情が却って>>続きを読む

アマンダと僕(2018年製作の映画)

4.0

悲しみを飲み込んで 咀嚼しながら 希望を掴もうとしていくふたり すごく写実的な映画だと感じた

キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

きっかけなんて何でもいいよな!己を信じようぜ!ハッピーエンド最高!ってなった

だって相手の鼻を折った結果、相手と仲良くもなれたりもするし、
男を追いかけてロースクールに入った結果、男はどーでもよくな
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マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)

4.2

登場人物大体ユニークだし、ハッピーな話で好き みんな幸せになろうな

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

素直さについて考えた映画。
黒人がレストランで食事ができないことをしきたりと思うスタッフとそれはおかしいと思うデクとリップ。食べたことがないフライドチキンを食べてみること。人種抜きに相手の弱さや優しさ
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ただ遊んで馬鹿なだけじゃなくて、青春を弾けるくらいに楽しむことで出てくる興奮も痛さも、とにかくいい意味でてんこ盛りな映画だった 気付けば伏線も何気なくちゃんと回収されてる
主人公2人がお互いを当然のよ
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83歳のやさしいスパイ(2020年製作の映画)

4.0

そっと見守る。そんな優しさを思い出した。映画の節々に映る草花や木々。老人ホームでの日常。セルヒオの人柄。衛生的に良いとは言えない現場や寝たきりの人たち。ドキュメンタリーとして、老人ホームの全てをぶつけ>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

登場人物みんなが、何かや誰かを護ろうともがいて、乗り越えていく過程の映画だと感じた。音楽がめちゃくちゃいい。冒頭のシーンの作り方がサマーウォーズとそっくりで興奮した。あとしのぶが最高。私のことも守って>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

Queenがスターになっていく過程よりも、その周りの人々との関わりが濃く描かれているのが印象的だった。誰かも、何かも、この世のほとんどは人の気持ちと言葉でできているんだったなと思い出す。最後のライブで>>続きを読む

おもいで写眞(2021年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

展開の背景が全部セリフで説明されてて、なんかちょっとつまらんなぁと思ってしまった
全体的にもうちょっと奥行きとか深みがあっても良くないかなぁと
あと井浦新がまじでちょっとしか出てこんのよ〜〜キャストは
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ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

それでも生きていくんだよね それしかないんだよね となる映画。物を起点に人生の難しさ、複雑さが追いかけられていた。

身勝手だと認めて自分の人生に戻れ、というエムのセリフは悲しくも本質すぎて震えた。
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

誰もビートルズを知らない世界っていう前提が面白いなと思った
展開は子供向けの絵本にできそうなくらい終始ハッピー
ビートルズの音楽もやっぱりいいし、ただただ楽しむために映画を観たいときにおすすめ

ピザ!(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

パッケージとは相反して、インドの格差社会に対する社会風刺が強烈だった。ピザは結局、美味しくない。スラム街の親分も結局、金を手に入れられないし集会も開けない。一方で金持ちは自力で大勢の記者を呼んで事態を>>続きを読む

あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

人生におけるターニングポイントの話だと思った きっとあえて病気のことは触れてない 悲しい気持ちにはならないのに、沁みる映画 楽しそうにはしゃぐ親子めちゃ可愛い

南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

4.1

アーこれはもう映画だけど、生活をただみているような…
印象的なセリフとか印象的なシーンとか、特筆するような一場面があるんじゃなくて、ただ観終わった後に大きく鼻から息を吸って吐くような映画だった

頭じ
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.1

自然じゃない設定が呼吸と同じぐらい自然に思える全ての演出と俳優に尊敬しかない
家族映画なのに、個々のキャラクターが繊細に描かれているところも好きだった
家族とは

ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.9

いい意味で写真集っぽい映画だと思った 一つ一つのシーンが綺麗だし、全体の演出も結構断片的なかんじ
ドキュメンタリー寄せなのかな
ジャズの予備知識があったほうがもっと楽しめたかも
印象的だったのは、血
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.0

なんかわやくちゃ!って感じなのに、愛せちゃうねぇ
ラストシーンが大好き

ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

4.2

酷いシーンもたくさんあるけど、厚みとメッセージ性があってとても面白かった。登場人物もみんなキャラが立っていて素敵。音楽も良かった。

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.8

愛のかたちはたくさんあって、それはその人に対する言葉や行動にひとつひとつ現れていく。
だからこそ、愛はそんなに暖かくて甘いものじゃなかったりもして、生々しく描いてちょうどいいくらいなのかもしれないと思
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