cilさんの映画レビュー・感想・評価

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映画(2029)
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西部地獄街(1937年製作の映画)

3.3

C級ウエスタン時代のデュークでは代表作扱いじゃないすか

アリバイ(1937年製作の映画)

2.5

車で並走→窓開けた瞬間に発砲→平然と追い抜いていくサイコシュトロハイムだけは見もの

禍福 前篇(1937年製作の映画)

3.5

成瀬もこんなベタなの撮ってるのかと思いつつ、確実に標準は超えてくる

女医絹代先生(1937年製作の映画)

3.3

何となく田中絹代はヒロイン枠として受けつけないんだが、同じ小津組の佐分利信や坂本武が良かったので楽しめはした

女人哀愁(1937年製作の映画)

3.8

この辺りから成瀬は小津とほとんど同一であった視点が乖離して、ベクトルが悲劇へ向いていくように思う
しかし結婚というより女性そのものを主題として扱う手腕は他の誰より卓越している

舞踏会の手帖(1937年製作の映画)

3.8

これは個人的に好きです
グダグダと喜悲劇を引き延ばす同時代の詩的リアリスム云々より、過ぎ去った年月の甘美に浸る大人の視点が染みる

やはりペシミスティックすぎる部分もあるが、若い男女を登場させてしまう
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間諜(1937年製作の映画)

2.5

ヴィヴィアン・リー、明らかにミスキャストでは…?

新しき土(1937年製作の映画)

3.0

面白いんだけど垣間見える制作側の性的嗜好が若干キモい

我は海の子(1937年製作の映画)

3.7

宝島の歪曲翻案とさえ言える良作
どんなクソガキでも更生するだろ…

ブルグ劇場(1937年製作の映画)

3.8

戦前のオーストリア映画は気取った凡庸さが悉く苦手であるが、これは中々良質

自来也/忍術三妖伝(1937年製作の映画)

3.7

圧倒的な速度とカット量
しかし殺陣にしてもフレーム毎の連鎖が前衛性ではなく紛れもないアクションとして成立しているので、長回しよりも遥かに強烈な映画的瞬間に収まっている

第七天国(1937年製作の映画)

3.3

題材が良質なだけにこの評価であるが、オリジナルとは比較にならない

恋も忘れて(1937年製作の映画)

4.0

小道具の配置が見事としか言いようがない
物語上で特別な意味を帯びるわけではなくただ構図へ強かに収まっているのだが、映画が展開するうえで確実に無くてはならないもの

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