カキフライさんの映画レビュー・感想・評価

カキフライ

カキフライ

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

撮影、芝居、演出、プロダクションデザイン、脚本この映画を構成する全ての要素のレベルが高すぎる
ランティモスの中でもかなり取っ付き易い明快なフェミニズム作品になっていて驚いた
赤ちゃん脳から自立した女性
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

4.0

天才作曲家バーンスタインの伝記映画だけど妻フェリシアとの関係性に重点が置かれ、彼女を演じたキャリーマリガンの佇まいと感情表現の芝居が見事だった
大聖堂の演奏シーンが白眉だけど映画館で観れなかったのが悔
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.5

手堅いエンタメ作に仕上がっているけど、ほぼ前作と似た展開で残念
モモアはワイルドな見た目とは裏腹に熱い一面を持つギャップが良い役者なのでワイスピの様な悪役よりはこういう役を続けてほしい
前作のキャラ達
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

よく見る日常の風景もヴェンダースに撮らせるとこんなにも美しく尊いのかと感嘆した
役所広司の多くを語らない芝居が素晴らしく、最後の泣き笑いの表情が凄い
脇を固めるキャストも良い
おもしろトイレ探訪記とし
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.7

英雄譚を壮大なスペクタル劇で描くのかと思いきや、妻ジョゼフィーヌとの歪な共依存関係に焦点を絞っていてリドスコ節全開のシニカルコメディだった
Apple製作というのもあってかリッチな画の連続で戦闘描写に
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

3.8

リバイバル上映にて初劇場鑑賞
レオンとマチルダの関係の描き方は今観ると問題がありすぎるけどナタリーポートマンの子役とは思えない圧倒的な存在感はやっぱり凄いし、銀幕映えする
個人的にはゲイリーオールドマ
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.8

スコセッシが撮る『映画(cinema)』としての強度の凄まじさを全カットで喰らった
捜査するFBI側が主人公だった原作から事件の当事者に変更した脚色も見事
栄光を掴んだ男の転落という結果的にいつものス
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.0

TRPGを見事に映画的なエンタメ作品に落とし込んでいて感動した。
動物連続変身パートを始めとする割と観たことがないアクションシーンもたっぷりあって満足度が高い
キャストも最高、特にレゲジャンペイジがセ
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.5

軽く観られるチームアップ物に仕上がっていて楽しかった
マーベルズ3人のケミストリーも良く、特にカマラ≒イマン・ヴェラーニが最高だ
スタジオは彼女を大事にしてほしい
ワンダヴィジョンとミズマーベルを拾っ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

山崎貴と白組の集大成的な作品で日本大作映画の底力を感じた
ゴジラ登場カットは邦画を見てることを忘れるくらいVFXの質が素晴らしかった
『シン〜』とは全く違うアプローチで挑戦してるのも良い
ただ、ドラマ
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.0

入れ子構造で難解になってるけど、傷を抱えた家族がある街にやって来て喪の作業をするという基本的にはいつものウェスアンダーソン作品だった
ただ、彼ってアメリカ人だけど欧州タッチの作品が多い中で、今回は50
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.7

フランチャイズ物に食傷気味になりつつある中で完全オリジナルのSF大作が観られただけでも満足
徹底した画作りで魅せる説得力ある世界観の構築が見事でこの人にしか撮れない独自性が際立っていて良かった
『ゴジ
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.0

ポストスパイダーバースの新たな快作CGアニメーションだった
TMNTのティーンエイジ要素を膨らましたジュブナイル作品でフリークスたちが居場所を見つけるまでを描いた丁寧なオリジンストーリーで大好きなやつ
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.7

一発ネタ映画と思いきや普通に丁寧な脚本でコメディ部分がちゃんと面白い
B級っぽいけどWETA社の無駄に高品質なCGクマちゃんが人を食って大暴れする姿は愉快
ロード&ミラーのプロデュース力も健在だね
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.2

チャドスタエルスキ×キアヌリーブスの見事な集大成
長尺なのも納得な丁寧に見せる計算され尽くしたアクションに美術、照明、色彩設計すべてが強い
特に終盤の階段落ちが圧巻過ぎる
盲目の殺し屋に侍、忍者、犬使
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.0

手堅くやってる分、無味乾燥
これだったら破綻してるけど全編に渡って異常なフェティッシュを感じるベイ版の方が好きだ
『バンブルビー』がジュブナイル路線に振り切ってハートフルな良作に仕上がっていただけに何
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.6

AIに生身のアクションで抗うトムの姿は今のハリウッドの状況と完全に重なって目頭が熱くなった
ただ、頭のおかしい(褒めてる)アクション釣瓶打ちで楽しいけど2時間半超えは流石に長すぎるし、スパイ映画感はも
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイト(2022年製作の映画)

3.7

好きな作曲家の1人だったジアッキーノが監督?MCU新作で?と疑問だったけど完全にユニバーサルのクラシック怪奇ホラー路線でやりたいことを詰め込んだ作品になっていて微笑ましい
最先端VFXで構成されたメイ
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.6

無駄に長尺な冒頭の若返りインディの回想で萎え、本編全体のテンポの鈍重さにも辟易してスピルバーグと比較しながら観つつも終盤の展開に持って行かれた
かつてのヒーローの晩年を描くというマンゴールド起用も納得
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.4

「これがアニメーションの最先端じゃい!」と言わんばかりの作り手の気概が一コマ一コマに集約されていて圧倒された
主人公マイルスを通して長い歴史を持つ『スパイダーマン』物語の解体と再解釈を大胆にやりつつも
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.7

マルチバースを題材に宇宙の危機を阻止するには1つのトマト缶が鍵を握る展開は中々斬新だった
冒頭の人命救助シークエンスだけでも自分がヒーロー映画に求める要素が十二分に詰まっていてグッと来た
今回役者が本
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