みずづさんの映画レビュー・感想・評価

みずづ

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ある男(2022年製作の映画)

4.5

誰を、何を信じればいいのか分からなくなりそう。
過去は消せないから上書きする。でも、上書きしても過去は自分の奥底に残り続けるだろう。
それを分かった上でも尚自分の存在を受け入れられないのは苦しいだろう
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

非常に自分の好きな類の作品で、エンドレスで観ていられそうだった。

普段気にも留めないような些細な景色や出来事、人の言動、表情がとても大切にされていて、個人的には何だか自分の感情が豊かになったような錯
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.5

ウィルの才能を周りの人は"恵まれている"と言うけれど、ウィルにとっては閉ざしておきたい過去の記憶を封じ込め、自分を防御するための手段に過ぎなかったように思う。

でも観ていくうちに、その才能は防御手段
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クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

3.7

ミステリーだけど少し現実離れしたようなレトロな雰囲気もあり、音楽もよし☺️

とんび(2022年製作の映画)

3.6

最後の最後に帰れる場所。私にとっては、そこから逃げたくて仕方がない場所だけど。

家族って血のつながりだけで成り立つものじゃないよね。こうやって、周りで助けてくれる人や、新しい出会いの中で個々が成長し
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スリーパーズ(1996年製作の映画)

2.0

当然なのかもしれないし、それこそがこの映画の目的の一つかもしれないけど、どうしてもモヤモヤが残ってしまった。

ソフィーの選択(1982年製作の映画)

4.5

生きているの苦しいだろうな。生きて苦しむことで自分を罰しようとしていたようにも見える。

ソフィーが本当に美しいけれど、その表情は常にどこか空虚で悲しみを帯び、希望のないやりきれない瞳だった。

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

-

アリエル可愛かった❣️歌もちょっと怖いけど美しかった。
お魚さんたちはアニメーションの方が可愛い。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.4

まさに宮崎駿の集大成のように感じた。
これまでのジブリ作品を思い起こさせるシーンがたくさん。音楽ももちろん素晴らしかった。

生きていることの奇跡と同時に、生きていくことの苦しみさ、死にゆくものの願い
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

夢を叶えるために唯一の方法にしがみついたが自分を捨てきれなかったサンディは、覚悟が足りない弱虫か、それとも自分を貫いた強い人間か。
或いは覚悟と捨て身は紙一重なのか。
私は、夢を叶えるために可能性のあ
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子宮に沈める(2013年製作の映画)

4.0

私は、自分が結婚して家庭を持ったり、子供を育てるなんて怖くてできないとずっと思ってた。この映画を見て、もっともっと怖くなった。
子供はきっとどんな母親でも愛する(愛するしか知らない)。自分もそうだった
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

4.0

最後の海辺でのシーン(会話)は、ある意味救いなのかな...。

そしてカンちゃんの最後のSNSのメッセージが響いた。「心を閉ざしていると(•••)。でも(•••)この世は(•••)あなたのことを気にか
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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

4.7

すごく人生。すごい映画。言葉にできないし、しなくていい。

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