伝説の老監督が、若き日の自身を振り返りながら、今を生きる詩人たちを鼓舞する、優しい、本当に優しい映画だった。
沈黙の中で、己の奥深くに、遠き世にはあまねくはずの信仰や信念を少しづつ受肉(内在)させていくしかないような「パッとしない生」を、歯痒く思いつつも穏やかに引き受けている人の姿に出会うと、僕にとっては、そ>>続きを読む
クリスマスイブに朝から見るのもなかなかオツでした。まだ、語る言葉を咀嚼中。
マリックてめぇまた語りがいのある映画作りやがってこの野郎(歓喜)って感じです。
訳ありダメ色男の散漫で卑小な放蕩譚の断片>>続きを読む
建設に関わる皆が、各々、ガウディという他者にとっての他者として自身を反芻し、それぞれ全く異なる解釈を引き出しながら、でも1つの建築物を作り続けるという点で協力している。
「聖家族(サグラダファミリア>>続きを読む
ユーロスペースで鑑賞。珍しく満席で立ち見の列もズラリ。
音がなくても、大業なカメラワークがなくても、人の心理って、顔の演技だけでこんなに伝えられるものなのか、と感心しながら観てました。
喜びも後悔>>続きを読む
人間の記憶と想像力の重層性を描いた、クラウドアトラスやインセプション、記憶のはばたきや未来世紀ブラジルなどと合わせて語りたい映画。
たった3人のスタッフで、光学的な撮影主体の素材で、ここまで思弁的な>>続きを読む