てらしんさんの映画レビュー・感想・評価

てらしん

てらしん

呪呪呪/死者をあやつるもの(2020年製作の映画)

3.5

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悪即斬!


 ゾンビが集団で襲ってくるシーン、体が捻れるシーンは、「新感染」のヨン•サンホらしい、人間の力強さが溢れる演技と演出になっていました。
 呪術対決のシーンは役者の動きが少なく、CGとBG
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

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星が大きい程その終末も大きい、全てを巻き込み光さえ飲み込む


原爆の父、オッペンハイマーの半生

 独自の撮影技術で表現されたトリニティ実験、その現場に自身が立ち会っているような錯覚に陥りました。音
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.5

いまどうしてる?_


異常が日常の世界を生きるJKの青春活劇

 侵略者のいる世界ならではの価値観を含んだ台詞、どうしようもない現実に揉まれる主人公一行の葛藤が素敵な作品でした。エイリアンはどことな
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黒い家(1999年製作の映画)

4.2

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どす黒い


 大竹しのぶの抑揚のない台詞と感情の起伏を感じさせない演技が恐ろしい。包丁を持って家の中を徘徊するシーンなんか特に恐ろしかった。菰田幸子の普段は落ち着いているのに殺しをするときだけ活発に
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(1963年製作の映画)

4.1

アニマルパニックホラーの金字塔


 今見るとどうってことないが、特殊撮影が功を奏して当時は大絶賛されたそうで、私もその時の感情を是非味わいたかった。
 鳥が学校・家を占拠し、主人公一行が鳥を刺激しな
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アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

3.1

ケッチャプない? 🍅三


駄作(1970年代 当時比)

 低予算の割にはエキストラが多く、役者は見れる程度にはしっかりした演技していたように思います。台詞・セット・アクション、全てにコメディが混ざ
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レミニセンス(2021年製作の映画)

3.8

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私たちは恋に落ちない真っ暗などん底に沈むだけ


VFXと詩的なストーリーで表現される水没世界が素晴らしい映画。
 ストーリーの根幹には関わらず、あらゆる登場人物の心情に関わる水没世界。監督の想像する
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ミッション:15(2013年製作の映画)

2.3

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映画で登場する軍上層部がポンコツすぎる

CUBEシリーズが好きな人にはオススメできるかも。

 エレベーターから脱出する構図、ナイフを持った軍人に追いかけられる構図は手に汗握ったものの、エレベーター
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.4

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過去からは逃げられない


物語が進むたびに明らかにされていく謎、伏線回収が上手い。
 青年、主人公、フィズルボマー、彼らの共通点を台詞で丁寧に演出している点が素晴らしいと感じました。ただストーリーは
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カニバル・ブリザード 食人峠(2011年製作の映画)

2.9

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邦題と映画内容がミスマッチ

 前半までは真っ当なパニックホラー、登場人物は個性的で、登場する食人鬼が雪に足を取られながら人を襲う様子が妙にリアルで恐ろしさを感じました。友人を始末するために食人鬼捧げ
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ハルモニア(2024年製作の映画)

3.8

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よーい、アクション!


4人の登場人物の人生のモノローグ

 映画の内容が主に俳優よしあきが主役のインタビューパート、その仲間たちが主役の人生パートの2つに分かれており、25分という短い時間でよしあ
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ワールドエンド(2019年製作の映画)

3.9

"地球侵略"


 なぜ文明が滅んだのか、なぜ人間は操られるのか、ヒトはどこから来たのか。ありきたりなテーマだけど、その答えを独自の解釈で肉付けしており、SF作品として十分に楽しめました。
 ストーリ
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ローラーボール(1975年製作の映画)

4.2

ヒトは探したり、忘れたり、まごついたり


 飢餓や環境汚染、人口増加、戦争、犯罪、全ての問題が解決した世界の一人のスポーツマンの生き様を描いた作品。

 今作で登場するローラーボールは架空のスポーツ
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ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

3.9

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友達になるか、「被る」か


実写で動くフレディ達を見れたらそれだけで満足です。

 ホラー映画というよりも、製作陣も述べているようにファン向けの映画。ホラー要素は弱め、スプラッタ要素も少なめ、フレデ
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チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

3.5

僕が親友になれないなら、誰もなれない


今作のチャッキーは悲しい。
 ただのリブート作品ではなく現代に合わせた設定に進化した新生チャッキー。過去作とは全く異なるチャッキーだが、誰も信じてくれない孤独
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TUBE チューブ 死の脱出(2020年製作の映画)

3.1

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映画の内容と比較して、邦題と宣伝の打ち出し方にギャップがある作品


 宇宙人にさらわれたのか、死後の罪の浄化をチューブからの脱出という形で抽象的に表現したのか、おそらく両方だと思うけど。うーむ、分か
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#フォロー・ミー(2020年製作の映画)

3.3

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主人公が機転を利かせて次々謎を解いていく様は爽快でした。

 外行きの自分と本当の自分、違いを分かっているかと主人公に問いかけたヒロイン。本当の主人公を分かっていなかったのはヒロインの方だったようで、
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ザ・ディープ・ハウス(2021年製作の映画)

2.4

 ホラー要素は定番のものばかりで、水中という環境を活かしきれていないように思えました。映画全体的に勢いがなく、テンポは悪くないものの、パンチが足りない?内容でした。
 幽霊屋敷内の映像はホラーというよ
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.1

掃除屋ニコラス・ケイジ


 寡黙なニコラス・ケイジが過激に人形をぶちのめす。ニコラス・ケイジが掃除しているだけなのに一挙手一投足を官能的に映すカメラワーク。ただただニコラス・ケイジがかっこよくて、エ
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武器人間(2013年製作の映画)

4.3

狂っているのは誰?


 前半は主人公一行に焦点を当てたホラー、後半はフランケンシュタイン博士に焦点を当てたホラー、この焦点の移り変わりを主人公が裏切られる形で丁寧に表現していました。

 主人公たち
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ダンテズ・ピーク(1997年製作の映画)

4.1

VFXとSFXが素晴らしい映画


 橋が濁流に流されるシーンと溶岩流に車で突っ込むシーン、火砕流で街が吹き飛ばされるシーンは圧巻でした。パンフレットが読みたかった。
 テンポがよく伏線回収も丁寧なの
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アルマゲドン2020(2020年製作の映画)

1.3


テンポがぐだぐだなことに加えてと多すぎる登場人物と専門用語、見ていて頭が追い付かない。VR装置での調査シーンはすっごいシュール。
戦闘機の静止画だけのシーンはさすがに笑った。
本物の軍事映像と火災映
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ビースト(2022年製作の映画)

4.0

最強対決! 親父VSライオン!


CGとは思えないほどのライオンの躍動感が素晴らしい
撃っても燃やしても立ち上がって追いかけてくるライオン、危機的状況でも逃げて隠れて治療して立ち向かう父、映画全体を
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“それ”がいる森(2022年製作の映画)

3.0

BGMとedが最高


登場人物の心理描写が中途半端
歩くシーンが多いためエイリアンが人間のようで、怖くない。捕食、攻撃シーンのような異質さをもっと全面に出して欲しかった。

ED曲「at za do
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.5

ブラックジョークたっぷりの映画


 ウィニーを加工してしまったこと、娘の彼氏に手を出しかけてしまったこと、小さな子供も食肉に見えてしまったこと、パスカル夫妻が正気を取り戻せたのは子供にまで手を出して
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来る(2018年製作の映画)

4.1

"子供"は災いを呼び込む

色んなものに食い物にされた田原一家が悲惨でした。


 幸せな結婚式、幸せなハウスパーティー、幸せな夫婦生活、それとは裏腹の愚痴愚痴愚痴。台詞・映像、映画の全体を通して人の
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千年女優(2001年製作の映画)

4.1

大女優・藤原千代子、その人生の軌跡を辿る物語


 カメラマンと社長の合いの手がストーリーをうまく盛り上げており、夢を見ているような内容を保ちつつも退屈を感じさせない仕上がりになっていました。
 追っ
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殺人漫画(2013年製作の映画)

3.2

みんな何かの怨霊に取りつかれている

 
 登場人物たちにはそれぞれ因縁深い過去があることは面白かったものの、それに対する登場人物の心情描写に物足りなさを感じました。
 いきなり殺人鬼に豹変する展開に
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ドラゴンボール EVOLUTION(2009年製作の映画)

3.1

「別次元」のドラゴンボール


映画の導入で原作と世界観の設定が異なることが明かされ、度肝を抜かれました。

アクション・CGは物足りないけど出来たほうなのではないかと。テンポもよくストーリーは悪く
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.5

支配から共存へ

サム・ニールとローラ・ダーンの掛け合いが懐かしい。それ以外にもジュラシックパークのオマージュが多く見られ、アニマトロニクスのような動きをするディロフォサウルスと悪役の〆を任されるディ
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ペンギンズ FROM マダガスカル ザ・ムービー(2014年製作の映画)

4.3

見た目は関係ない、何をやったか


久方ぶりのペンギンズメインの作品
土曜のテレビシリーズ以来ご無沙汰だったから嬉しい!

隊長の声優、飛田 展男さんの声渋くて好き

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

4.1

罪の意識はどこにある?


ミステリにおいてあまり類を見ない結末でした。
VFXとオリエント急行のセット、素晴らしい出来栄えでした。

人間への希望と秩序と筋道と小さな灰色の脳細胞、今を生きる人にも必
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7500(2013年製作の映画)

2.7

死ぬなんて考えもしなかった。


 ヘビメタの女性とその隣の夫婦が特に印象に残りました。人工呼吸の後に奥さんから心無い文句を言われるけど夫がキスで黙らせたシーンはホラー映画なのに心が弾みました。

 
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ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ゴジラ再上陸


劇場で見るのはカラー版と本作で2回目ですが、この映画を見飽きるにはたった2回じゃ足りなかった様です。今作のゴジラはやっぱり怖い!
ゴジラ1作目を見に行く心づもりで鑑賞に臨みましたが、
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.5

まさにアクションゲーム「スーパーマリオブラザーズ」の映画

 マリオとルイージの兄弟愛に焦点を当て、それ以外の人間関係のシーンを最大限そぎ落としている印象。約90分の短い時間で観客に世界観とアクション
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65/シックスティ・ファイブ(2023年製作の映画)

2.0


 VFXは素晴らしいが、シーンの移り変わりが緩慢なため鑑賞してて飽きることが多かった。主人公とコアの交流を主に映しており、恐竜が活躍する場面が殆どない。二人の心情表現も物足りなさが残る。


どんな
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