まやさんの映画レビュー・感想・評価

まや

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

広告で天才物理学者と銘打っていたが、それだけでなく、政治、統率力、リーダーシップ、ユダヤのルーツ全てを持っていた人物だから成し得てしまった悲劇だと感じた。

オッペンハイマーは作中で、哲学文学語学心理
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.0

悪魔憑きの話だけどインディージョーンズ味がある。
小中高の時毎朝唱えていた 
天にまします我らの父よ
が悪魔を追い払うお祈りとして出てきたり、メダイで悪魔に直接攻撃してたり、
それ悪魔退治にも使えんの
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ジーザス・クライスト・スーパースター(1973年製作の映画)

4.9

音楽も群衆の写し方も、物語も(これは聖書準拠なので当たり前かも)最初から最後まで本当に好き!

太宰の「駆込み訴え」を読んだ時と同じ衝撃を受けた。「救世主」としてのイエスではなく、「人間」としてのイエ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

1.7

原作のベラの思考、医者になろうとした過程、その後のお話(ベラの考えが1番表されている章)が全く抜け落ち、ただのファッション映画になっていて残念。
女性としての自立が映画のコンセプトとして挙げられている
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エルミタージュ幻想(2002年製作の映画)

3.2

布団の中でぼんやり観た。綺麗な夢みたい。
アナスタシア一家の場面はこの後の悲劇を想像してしまって哀しい。
舞踏会の終わり、ロマノフ王朝の終焉と重なっていてとても良かった。人のパワー
案内人のフランス人
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.5

全編にわたってキリスト教的考えが浸透してて驚き。
敵をも愛し、自分が犠牲になれ、という考えがアクションの根底に流れていて泣いた。よかったー!!

エリザベート 1878(2022年製作の映画)

4.1

年齢を重ねても死への渇望というものは途切れることはないのだな、この渇望から逃れるにはこのどうしようもない私を受容し、諦めるか、死と踊ることを選ぶしかないのかなあと思いながらどうしようもないねえ!と頭を>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.4

何故かメイキング映像だけ観ていた作品。

物語が入れ子構造の御伽話のようで、観ていてわくわくした。

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.3

ディズニー版 「百年の孤独」だった!
色彩、音楽好き!

「魔法はないけど、私の存在自体が特別」って序盤でミラベルが歌ってるのすごい。
自己肯定感ぐちゃぐちゃでもおかしくないのに、、、

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

チラシを見て、ねじまき鳥クロニクルみたいだな、と思っていたら内容もねじまき鳥クロニクルだった。行きて還し物語。

ここのシーンはあの作品のオマージュ、この水はここの作品っぽいなあとか

ジブリがジブリ
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

3.2

友達に勧められて。
今日初めて出会った人とこんな風に会話できたら楽しいだろうな。
考え方結構違うのに相手を受け入れているの素敵。電話のシーン好き!

幸せな夫婦っているのかしら
いるよ、すべて偽りだけ
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.8

15年前のクリスタルスカルと同じ劇場で!
「老い」を前面に出しつつ、それをうまく活かしていた。観てる人もみんな歳取ってるので、、
最初ら辺のカーチェイスはワイスピじゃないんだからなあ、、って感じだった
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.8

原作がとても好きすぎて、映像を観れず、やっと観れました。

、、、なんで映画館で観なかったんだー!
湿地の風景、生き物たちの暮らしの描写が原作そのまま、本当に美しかった。
自然には善悪がない。という主
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私のちいさなお葬式(2017年製作の映画)

4.1

心臓発作を機に、息子に迷惑がかからないように自分の棺をバスで買いに行ったり死亡診断書を発行してもらう主人公。

めちゃくちゃアクティブな終活してた。
正直葬式のご飯作りは早すぎたと思う。

周りには友
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花とアリス(2004年製作の映画)

1.2

わからない、本当にわからなかった。
音楽はとても良かった。
あとは本当にだめでした、、、

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.9

「酒は飲んでものまれるな」
全編飲んでた。
お酒に弱いのである意味羨ましくもあり、飲めなくてよかったな、、と思う場面もあり。
とりあえず飲酒運転はしないで。
ラストのダンスシーンが最高だった。飲酒の破
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.5

田舎特有の最悪な人間関係フルセット映画だった。景色は綺麗。

コルムの気持ち、めっちゃわかるぞ、、、(指切り落としまではいかないけど)
音楽に没頭したいし、思考もしたい。退屈な話に毎日付き合えない、話
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

2.0

全員承認の塊って感じで嫌い。
ただただ空虚。YouTube観ないからかな、、

ヨーヨー・マと旅するシルクロード(2015年製作の映画)

4.6

「完璧な英語やペルシャ語が話せなくても、完璧な音楽で対話できる」
「伝統が発展しない限り、衰退は必ずくる」

文化と文化を引き合わせることによって、新しい文化を誕生させる、というヨーヨーマーの考えが素
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アナスタシア(1997年製作の映画)

4.4

ミュージカルを観るので予習に、と思って観たらめちゃくちゃ面白い!!!
ロシアの音楽も、キャラクターの表情も、パリの風景も(ゴッホ風!)素敵。
ミュージカルナンバーがどれも素晴らしくて子供の頃に観れてい
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RRR(2022年製作の映画)

4.3

感想「とにかく面白い!!!」
最高の娯楽映画。
エンディングまでこんなに飽きさせない映画は初めてだった。

いや、そこはそうはならんだろ、なるんかーい!!死なないんかーい!の連続。
登場人物みんなの感
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ底意地の悪い映画だった。
大好き。
家族を置いて雪崩から逃げちゃうお父さん。
わかる、私の夫もお父さんだって絶対逃げる。
やった事はしょうがないので素直に謝ればいいのに。

「認めない」「
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マチルダ・ザ・ミュージカル(2022年製作の映画)

4.0

ロアルドダールの捻くれた感じ(翻訳でだいぶマイルドにはなっている)と音楽が最高だった。なんで劇場公開しないんだ😭

ロミオとジュリエット(1968年製作の映画)

4.8

音楽も、シェイクスピアの台詞回しも中世ヨーロッパの雰囲気もオリビアハッセーの美貌もこれぞ王道かつ、最高の「ロミオとジュリエット」
1番好きなロミオとジュリエット。
「若さゆえの過ち」というのがより強く
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ホビット 竜に奪われた王国(2013年製作の映画)

3.2

ずっと待ち望んでいたカンバーバッチ(スマウグ)とまさかのレゴラスが出てきてびっくり。
弓だけじゃなく殴ったり蹴ったりしてる若きレゴラスが新鮮🧝‍♀️
ドワーフはとりあえずもっとビルボに感謝しよう。

ホビット 思いがけない冒険(2012年製作の映画)

3.6

序盤のビルボ可哀想過ぎる。家を荒らすな。
エルフは相変わらず美しい。

岩の巨人の奇妙なデザイン、ギレルモだー!!ってなりました。
途中で降板したらしいけどキャラデザイン受け継がれたりしたのかな。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.1

まじでサブカルを煮詰めた映画だった
泣く要素は一切ない。
仲が悪くなってきてからの方が坂元裕二節があって爽快感すら感じた。

サブカル民、まじで聴いてる音楽や読んでる本で他人の量る癖があるな。やめた方
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ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

4.0

アラゴルンの物語でもあり、サムの物語でもあった。
行きて帰りし物語。
フロドはまた旅立ってしまったけれど、アラゴルンとサムはこれからも物語を作っていって欲しい。

激闘の最中に弓で射た敵を数え続けるレ
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ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

3.7

アラゴルンかっこいい、、、
レゴラスの動きはどこまでもスマート。
たまに入る叙情的な語りが好き。

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

3.7

子どもの頃に通らなかった指輪物語
プロジェクターを買ったのでついに観た

面白かった、、、っ、、、、!!!
幼い頃に出会っていたらもっと没入できてたかもしれない。ハリポタとナルニアと併せて指輪物語も読
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.0

ドラマと変わらず、
朗らかとちょっと苦い日常ー 
ケンジ幸せそうでよかったなあ。
好きなものを好きな人と味わうって幸せな事だな。
家の間取りが理想的すぎてここに住みたい。


店で別れ話はしないで😂

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.2

「注文の多い料理店」みたいなだな、と思ったら、本当に注文の多い料理店だった。

いますよね、ズブの素人のくせに料理語るやつ、「美味しい!!」の後に色々つけるやつ(最近似たような事があった)
料理人から
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博士と狂人(2018年製作の映画)

4.3

辞書編纂にまつわるお話し。
「舟を編む」で出てきた用例採集カードが肝になっていて良かった。

「言葉の翼を持てば世界の果てまで飛べる」
「読書をしている間は私が追うのだ、神を」

私は母語しか喋る事、
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フロッグ(2019年製作の映画)

4.1

あらすじさえも知らずに観たの完全に正解だった。45分まで待て、スキップするな。
I SEE YOU!!!

累 かさね(2018年製作の映画)

3.1

劇中劇に「サロメ」と「かもめ」があると聞いたので、
サロメを知っていると大体の結末は読めそうだけど、土屋太鳳のサロメ妖艶で好き!

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