サントラと映像美が素晴らしかった。
ウユニやプラハ。どの映像も綺麗でそれだけで完成してしまうのがずるいくらいだった
セリフも言い回し、速さ、すごく好みのものだった。
ストーリーの中で、全部をお話として作りすぎてないのに、所々の見え方やセリフに細かな仕掛けがあってよかった。
リリー・フランキーさんは流石すぎる。話し方、目線、手振り、全てにおいて圧倒されるようだった。>>続きを読む
治るわけでもなければ、かけがえのない存在になるわけでもなく、解決してないけど生きていくための大切なピースを見つけられたような結末で良かった。
贅沢な作品だった。
時間や言葉をあんなにも存分に使っている所がすごく惹かれた。
役所広司さんの手を子供が握り、その手をその母親が拭うシーンは何だか悲しいワンシーンだった。だれが悪とかそういうんじゃなく>>続きを読む
何も過去は変わらないのに、キキちゃんの言葉が市子にとっては救いになって、そういうなににもならない救いで、人は生きていけるんだと感じた。
どうしようもなかなった時の杉咲花の演技が素晴らしかった。
やっぱり今泉力哉監督らしい作品だった。
真木よう子さんの演技も素晴らしかったし、少しずつ工夫されたカメラワークにもどこか新鮮味があってよかった。
相手を分かるとはどのようなことなのかについて聞かれて思>>続きを読む
黒と輪郭。光と写すもの。瞬きをあまりしないのが岸辺露伴らしさを演出していて素晴らしかった。
そう言われればそうだなぁと思うことに気づくのは大切だなぁと感じた。
怒りをどう位置づけるかについて考えさせられる。心の健康として、怒りは大切なものであるが、生き物として怒りは不必要なもの。自分の中に怒りをふかふかのソファーで寝かせておくことが大切だと感じた。
全ての発言、描写が未来に影響する。伏線回収であるものの、伏線回収でないような。
愛は観察・感知出来るものだという言葉が惹かれた。
頭の中に染み付いてるジブリの雰囲気が蘇ってきて、これこれ！となる。
どう生きるか。がメインであって、命や人とのつながりはそこまで焦点が当てられていないように感じた。音楽も、親近感はあるのに、新鮮で色ん>>続きを読む
圧巻。グラフィックから音楽、すべての映像芸術が細部までこだわられていて、何もいうことがない。
マイケルの純粋な優しさが周りの人全てを穏やかにしていて、ジョンがマイケルを思う気持ちも愛に溢れていて素晴らしかった。
各シーンでの音楽がもう少し映像とマッチしているとより魅力的に映るように感じた
BLUE GIANTという言葉がこの映画の全てだと思う。ジャズの最も熱いところで輝いている3人がすごくかっこよかった。
演奏のシーンでは特にカラーリングにこだわりを感じた。温度の高い青色を様々な色が邪>>続きを読む
悩みや問題を抱えていても、ちひろさんは解決してくれたりなんかしないけど、ただそばにいてくれる。たくさんの愛を知った果てにただ一緒にいる事を選んだちひろさんがすごく尊く思えた。
心の奥底から湧いてくる「悔しい」の表現が最高。
ニーマンみたいな人間にもなりたいし、フレッチャーのような人間にもなりたい。
役者の体全体の動きではなく、手や表情を重点的に撮っていたところがすごく良かった。
エゴイストの意味についても、相手に与えることが自分にとっての利益という観点は面白いと思った。
ゲイやお金持ちという少数>>続きを読む
音楽のない長回しが多く、「火」が映画全体を通して象徴的に出てきた。
進化しないままいる事は果たして生きていると言えるのかを問いかけられて、目を背けたくなる。
教授が単細胞生物の話をするシーンが好き。
青とイハの恋バナシーンが良かった。
好きとか恋とかに対して答えはくれないけど、同じ場所にいてくれるようなちゃんと見つけてくれてるような感覚になれる。
タイトルの️「すべてうまくいきますように」は安楽死を望む父に向かってエマニュエルが思う気持ちからだけでなく、父から全ての人々への願いでもあるように感じた。
誰よりも人間らしい父が人間らしくあるために選>>続きを読む
ケイコ役の岸井ゆきのさん
セリフがほとんどないから、自分の表現する手段がいつもより少ないはずなのに、話さないから伝えられることもある。と感じさせてくれるようだった。
作品全体を通しても、ケイコという一>>続きを読む
