N180さんの映画レビュー・感想・評価

N180

N180

変な家(2024年製作の映画)

3.1

「家の間取り」を切り口にするのは、オモシロイ!また、その謎の理由推測も興味深い。

しかしその真相は、今の時代には飛躍し過ぎており、ストーリーにはついて行きにくい。

ただ、単純に楽しむという気持ちで
>>続きを読む

サスペリア(1977年製作の映画)

2.2

映像と音楽のセンスだけで一切ストーリーもなく、「たまたま通った学校がめっちゃヤバかった!びっくり!」ってだけの事を映画にしてここまでの地位を獲得したダリオアルジェントは、やはり鬼才なのではないでしょう>>続きを読む

チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

2.0

今作は殺人鬼の魂が人形に乗り移った話ではなく、設定を弄られたチャッキーが暴走する話。
これまでのシリーズとは全くの別物。
チャッキーの顔がCG過ぎててかえって安っぽくなってた。

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

2.3

ずっとブラッドピットが主役で、ひょんなことから地下格闘技クラブに導かれて快楽を覚えるが次第に暴力に反発する苦悩を描く…みたいなものだと勘違いしてました。話が始まってすぐに精神異常者の話だと匂わせられる>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.8

乙骨の緒方めぐみさんだったために、前半は碇シンジにしか聞こえなかったが、後半は乙骨になりきれてました。

原作は読んでなくて今回初めての視聴だったけど、総合的には面白い作品でした。
陰陽師や呪詛(孔
>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.2

全体的に暗い、主人公が夜の街をタクシードライバーとして彷徨い、
なにもない自分に嫌気がさし、なにかを成し遂げたいと考えるようになる。
この心理描写が観ててとても難しい映画。
内容をがっつり理解したい人
>>続きを読む

ヘル・レイザー(1987年製作の映画)

3.6

昔の作品だしB級映画なので、特撮で作り物感しなくもないですが、アイディアが逸脱なので、飽きずに最後まで観れます。
冷血さがベースになったストーリーは、ぐいぐいと引き込まれる素晴らしさです。

12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

3.6

それぞれ個性のある12人の陪審員が繰り広げる、コメディ映画。
12人の意見が無罪.有罪か揃わなければ帰れない
俳優さんたちがみんな非常に個性があって、それぞれにキャラが立っていました。
言葉の掛け合い
>>続きを読む

マイ・ボディガード(2004年製作の映画)

3.5

前半はクリーシーとピタの出会い、徐々に打ち解けていく二人の交流が描かれていて、
後半は一転、壮絶な復讐劇が幕をあける。
かなり凄惨で衝撃的なシーンが続くが、クリーシーの怒りを表現するには必要なカットだ
>>続きを読む

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

3.8

ゾンビに襲われた人々が民家に逃げ込んで籠城する密室劇。
逃げ込んだ人々が起こす内輪揉めでジワジワと追い詰められる恐怖と緊張感が素晴らしく心地良い傑作ホラー。
内容はもはや古典であり、チープな所も沢山あ
>>続きを読む

ラスト・アクション・ヒーロー(1993年製作の映画)

3.0

いろんな作品のパロディが入ってるのは面白いと思いました。
本物のロバート・パトリック演じるT-1000が出てきた時は驚いた。

始めは安易なアクションコメディかと思っていたが、後半にかけて意外とシリア
>>続きを読む

告白(2010年製作の映画)

3.4

人間の怖さ、愚かさ、そして悲しさが伝わってきました。
演出も役者も素晴らしく、引き込まれるシーンがとても多かったです。
内容が結論部分から徐々に紐解かれていく作品ですので
大人向けだなと思いました。
>>続きを読む

残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.3

原因の究明に過去へ遡り、ナゾを紐解いていく。
その過程は、ミステリっぽくて面白い。

シャイニング(1980年製作の映画)

3.5

1980年代ですから映像はフィルムです。
精神を病んでいくニコルソンを取り巻く環境が美しい映像で描き出され、その対比がより一層不気味さを増していたのではないかと思います。
完璧主義者というキューブリッ
>>続きを読む

王立宇宙軍 オネアミスの翼(1987年製作の映画)

3.0

映像、音楽共に 双方か合わさった世界観が素晴らしい、ロケットを宇宙に飛ばすまでをドラマチックに描いた作品です。

映像の
ノスタルジー と 他国文化の融合 との世界観

音楽の
映像を助長する圧倒的な
>>続きを読む

わが谷は緑なりき(1941年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

19世紀末の英国ウェールズ地方の炭鉱夫一家の出来事を末っ子の少年の視点で描いた名作です。

長兄の花嫁の初めての来訪、ストライキ、長兄の事故死、兄たちの渡米、姉の不幸な結婚、落盤事故による父の死など各
>>続きを読む

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

3.5

垣間見える人々の思惑やエゴ、噛み合わない人間模様。
それらを富野監督の独特の台詞回しで繋げて展開する本作は、これぞ「ガンダム」と言っていい名作。
セルアニメでの良質な戦闘作画も味わい深く、当時の水準と
>>続きを読む

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.3

ミュージカルの実に美しさと同時に、儚い現実味を帯びた映画です。
演技は自然で感情移入もしやすい。物語もシンプルで、主人公が人生に翻弄される様を描いている。

CUBE(1997年製作の映画)

3.6

この物語には、ハラハラする展開、考えられたミステリー、そして
出てくる人物の感情に、ものすごくリアリティーがあります。
これらのリアリティー溢れる心理描写は、現実的な悲壮感や、絶望、皮肉の効いた救いを
>>続きを読む

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.6

高校でのありがちな日常の中でのひとりの生徒のヒーロー性と影響力を当人を描かずに表現しているのは、斬新。
ストーリーらしいストーリーはないドキュメンタリーのようなタッチで、高校生の会話や行動を追う。
>>続きを読む

ターミナル(2004年製作の映画)

3.4

実に楽しく脚本ストーリーが良く出来ていて素晴らしい作品です。

主人公の何事にも粘り強く取り組む情熱のような生き方に、周りの人々が巻き込まれ共感していくのですが、それがとても素晴らしいです。

何度で
>>続きを読む

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(2006年製作の映画)

1.9

日本はストリートレースするには狭すぎると思うし
無理に日本使わなくてもと思った。
後は東京をロケ地にしたのはいいが、メインに活躍する俳優に日本人がいないのかはどうかと思った。

ワイルド・スピードX2(2003年製作の映画)

3.5

前作に比べるとかなり明るい内容になりました
車好きではなくても楽しめる内容になっています。
みていてかなりすっきりする爽快感のある作品になっているので、ストレスが貯まってる方にもお勧めです

ミッドナイト・スカイ(2020年製作の映画)

1.8

結論から言うと少し残念な仕上がりに感じた作品でした。
多分わざとなんでしょうけど観客に与えられる情報量が極端に少ない。それがうまくいく場合もあるんだけれど、本作は失敗してしまったと思います。何というか
>>続きを読む

ラストレター(2020年製作の映画)

3.4

全く予備知識を入れなくて見ましたが、良い作品でした。
スマホの時代に手紙でやり取りすることと、姉の代わりに妹が同窓会に参加することはちょっと流れの中でも
強引かなとは感じましたが、岩井俊二監督ならでは
>>続きを読む

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

3.2

親との不和、自分への不安、孤独感と反発心、
きっと誰しもがこの五人になる可能性を青春時代に持っているのだろうと思う。
必ず共感できるものではないし、ちょっとご都合主義的な感じもある。
バカっぽい演出と
>>続きを読む

用心棒(1961年製作の映画)

3.2

用心棒なのにどっち付かずでいつも傍観者というのが面白いですね。悪人から用心棒を引き受けた振りをして金を巻き上げ、弱者を助けて逃がす。娯楽作品でもあるし、哲学的な何かを感じさせる作品でもあります。

四月物語(1998年製作の映画)

3.7

派手な事件は何も起こらない、どこにでもいそうな田舎娘ちゃんの東京での大学新生活のひとコマを映し出しただけのような映画ですが、こういう日常生活の細かいところの面白さ・滑稽さが巧みに描写されていて、とても>>続きを読む

バウンド(1996年製作の映画)

3.5

密室を舞台に繰り広げられる心理戦や騙し合いがすごい。
二転三転するストーリー。
ハリウッド映画のような派手さはあまりないけれど、とにかくラストまでドキドキしっぱなし。
主人公の2人がレズという設定も良
>>続きを読む

ダーティハリー(1971年製作の映画)

3.8

バイオレンス刑事アクション映画の流れを変えた傑作映画。

市民を連続殺害するスコーピオンと名乗る異常者が捕まり、すぐ釈放されてしまうその当時の制度に驚きました。

釈放されたスコーピオンを自分の職務を
>>続きを読む

ザ・ルームメイト(2011年製作の映画)

1.5

正直、描写やキャラの書き方が弱過ぎて、怖さがイマイチ盛り上がりませんでした。
全編通して、緊張感も恐怖も全く無いまま進んでいきます。
ただ、サスペンス初級者にはちょうどいいつくりにはなってるかとは思い
>>続きを読む

仁義なき戦い(1973年製作の映画)

3.2

終戦後の闇市から始まり、仁義なき戦いが繰り広げられる。
戦後の混沌や、時代の熱がよく描かれてる。
リアル世代では無いですが
人間の心理が、リアルに表現されているなと思いました。

ザ・サークル(2017年製作の映画)

2.1

透明性やオープン性をどこまで拡げるのか見るものにその恩恵と危うさを感じさせつつ主人公を追体験することで感情移入していく物語。
プライバシーと利便性の問題がからむということは分かりますし、この物語も一つ
>>続きを読む

アメリ(2001年製作の映画)

3.2

ストーリー性はあまりなく、この映画の「世界観」みたいなものがあります。
詩的というのだろうか、見ているものも現実からすこし遊離したところに連れていかれる。
一つ一つのカットがおしゃれで音楽もおしゃれで
>>続きを読む

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.1

裏社会をテーマにした作品で、主人公は「ボス(ゴッドファーザー)」です。裏社会に生きる人々の温かな人間性や愛情。そして、この社会の掟の厳しさ。
人物が丁寧に描かれており、適材適所の役者がリアリティーのあ
>>続きを読む

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.7

ボクシングを通してある男女の人生模様を描いた作品であり、典型的なハリウッド映画にはない現実じみた人生の選択が描かれていますので後半はテーマも重くなり考えさせられます。人生を真面目にじっくり考えたい方に>>続きを読む

>|