ナタリーさんの映画レビュー・感想・評価

ナタリー

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私のちいさなお葬式(2017年製作の映画)

3.7

余命宣告を受けた73歳のお婆ちゃん
いわゆる終活を自分1人で全うするお話
テーマは現代の問題に関わっていて重いものの軽いタッチで描かれているのでどこかほっこりしてしまう
きっとお婆ちゃん、淡々とこなし
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モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(2022年製作の映画)

3.7

世界観がかなりドストライク
ダークファンタジーの様なサイケな様な
そこに佇む超能力が開花したモナ・リザ
人を操ることで逃亡するが、それが正義とは断言できないのが複雑なところ
ストリップの世界が麻薬の様
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.7

ウディアレンらしさが全開の会話劇が楽しい作品だった!
恋愛もうまく行かなかったり、些細なことに気になってしまったり
でも派手な恋愛じゃないところがウディアレンの作品の良いところ
あくまで素朴なのが良い
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カムガール 女子大生のアブナイ副業(2021年製作の映画)

3.3

双子の妹が自殺したことで、その死の真相を知るべく主人公が探る
主人公と同じ目線でチアリーダーの闇を暴いていくのがサスペンスとして面白かった
人間誰しも闇があるのは当然のことながら、理解し難いこともある
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第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

3.8

一夫多妻制、家父長制がしっかり描かれていて残酷なのに映像美がなんとも美しく映えているせいで見入ってしまった
未成年が多妻制度に従うのも時代の悪さでもあり常識でもあった19世紀、これが実在の話だなんて恐
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突然炎のごとく(1961年製作の映画)

3.7

トリュフォー作品初鑑賞
三角関係となる男女の行く様を描いた作品
序盤のテンポの良さがなんとも爽快
カトリーヌが出てきて2人の男が振り回されるほどの自由奔放さに憧れさえも抱く
ラストは衝撃、なるほどなあ
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FRIEND ZONE/フレンドゾーン(2019年製作の映画)

3.5

ベッタベタのラブコメ、なのに応援してしまう自分がいた
友達以上恋人未満って一番もどかしいよね…
距離が近いようで遠い
友達同士の2人がはしゃぐシーンとか本当に楽しそうで余計に主人公に頑張れー!とエール
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それでも、愛してる(2009年製作の映画)

3.7

重度のうつ病となったウォルターはある日見つけたビーバーのパペットをはめることで本音が話せるようになる
それからは仕事も生活も180度変わってうまくいくが…
家族の再生話としてとても見やすくひと味違った
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あしたのパスタはアルデンテ(2010年製作の映画)

3.6

おばあちゃんってすげえんだなと思わされる一作
邦題はともかく…内容は家族コメディものでわちゃわちゃしてて楽しかったです
カラッと笑えて、そして度々ある食卓の風景にお腹がついグゥーと鳴りそうになる
こん
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.9

紅ダァーーー!!!!
最高に面白かった!
合唱部の部長にカラオケで歌を教えてもらうヤクザ、面白い設定の上に話がかなりコメディに寄っていて良かった!
聡実くんの声変わりに対する葛藤もチラチラ見られて面白
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クライム・オブ・パッション(1984年製作の映画)

3.4

倦怠期を迎えた夫婦(夫は探偵)が、二面性を持つ娼婦を追うことに
なかなかエロスで官能的
牧師役がとにかく気持ち悪くて良い演技をしている
性描写がかなり肝になっているので苦手な人は注意
いろんなコスプレ
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ハムナプトラ 失われた砂漠の都(1999年製作の映画)

3.5

昔から何回も観てるけど覚えてなかったので観てみた
なるほどそういう話だったのね!
大人になってからやっと咀嚼できた感じ
アドベンチャーものとしても楽しめるしアクションものとしても観れてワクワクドキドキ
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バイオハザード(2002年製作の映画)

3.6

今更ながら初見
ゾンビ感もあったし何よりゾンビ犬がグロテスクで良い!
アリスのアクションがかなり身体張っててカッコよかった
アクションありのゾンビの恐怖ありのエンタメ作品として見応えのある作品でした

ブラザー・オブ・ザ・イヤー(2018年製作の映画)

3.4

タイ映画はあまり馴染みがなかったので面白かった!
しかも日本のカルチャーも背景に結構あってそれもまた面白い
ヘタレと呼ばれる兄と同居する妹、妹の恋路を塞ぐ兄
最後は兄妹愛も感じられてスッキリ
どうしよ
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ガール・ピクチャー(2022年製作の映画)

3.8

出てくる主要人物3人の女の子の、セクシャリティや年頃の悩みに葛藤し成長する姿が何だか若々しくて良いなって思った
お互いないものを持っていて惹かれ合う様とか、本当に良い
またファッションとかも可愛くて目
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さよなら、バンドアパート(2021年製作の映画)

3.3

バンアパが出てくるわけではないが、KEYTALKとcinema staffが出てきてびっくりした
バンドマンなら苦悩する壁とかがかなりリアリティだなと思っていたら、原作はQOOLANDの平井氏、納得
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.0

前作よりもパワーアップしていて最高だった!
アクションシーンは派手だし、対比して日常パートはゆるゆるーで差が出ていて面白い
もっと2人を見ていたい気持ちになるそんな作品だった
対峙する2人組もキャラ立
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花腐し(2023年製作の映画)

3.9

全編モノクロ
今や廃れてしまったピンク映画の世界
その世界に住む人々の深い絡み合い
1人の女性を巡った過去の恋模様
結構な濡れ場があるので注意だがそれでさえも目を惹く
エンディングが斬新だった、さすが
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.8

バカすぎる!笑
二日酔いで結婚式前に記憶と新郎を無くした男たちの、捜索が始まる
最高にバカしてて笑える映画っていいね、と思わせてくれる今作だった
酒は飲んでも飲まれるなとは本当にこのことだと思う…自戒
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パリのレストラン(1995年製作の映画)

3.7

30年間愛され続けてきたパリのレストランが閉店する
そこに常連客らが集まって最後の晩餐をする
各々の事情が明らかになる会話劇だが退屈さを感じさせない、むしろ目まぐるしく変わる情景に笑いすら覚える
どれ
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マリリンとアインシュタイン(1985年製作の映画)

3.5

名前の通り、マリリンモンローとアインシュタインがこうやって相引きをしていたらの話
全てはフィクション、なのにどこか生々しい
化学について無邪気に話すマリリンを微笑みながら聴くアインシュタイン、とても不
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.8

フィービーが大活躍!
前作に衰えず、面白かった!
ネタ回収も綺麗にできていて話もスッキリまとまっている感じ
欲を言えば氷のゴーストの活躍がもっと見たかったかな
でも今回はフィービーの家族愛や友情に焦点
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ナニー・マクフィーの魔法のステッキ(2005年製作の映画)

3.7

毎度来る乳母達を子供達が困らせては解雇…の繰り返しだった一家
そこに来た乳母はまるで魔法使いで…いや本当の魔法使い!?
こういうファンタジーは頭を使わずに素直に観られるからとても良い
子供達も改心して
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プラネタリウム(2016年製作の映画)

3.1

いまいち理解の追いつかないお話だった
降霊術を職とした姉妹のお話
降霊術は本物なのか、を巡ってお話は進んでいくけど結果は?というところである
しかしリリーとナタリーの美しさに目を奪われるシーンが多いの
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セックス・アンド・ザ・シティ(2008年製作の映画)

3.8

30代でいろいろ学んで
40代で飲み代を払うの
この言葉好きすぎた…
ドラマは未見だけどこれはドラマも見なくちゃね
いろんなことがあっても支え合える女友達って最高すぎるし、何よりハッピーエンドなのが素
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ツーリスト(2010年製作の映画)

3.5

眼福すぎるキャスト人だが物語は予想がついてしまうのが残念
だがヴェネツィアの美しい光景にアンジーとジョニーが映えていてそれだけでもう満足
二人の演技に脱帽、ジョニーが一般人役をやるのはなかなか無いので
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余命10年(2022年製作の映画)

3.5

余命10年と残された主人公と、主人公に惹かれていく男の子の純愛もの
ごめんなさい、主人公茉莉の性格が結構合わなくて…でも自分が生きられる余命が知った上でこう振る舞ってしまうのもわからなくもない
それで
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ロリータ(1962年製作の映画)

3.6

まさかの結婚相手の娘に恋をするという男の話
なるほどな、ロリータコンプレックスの語源になるのに充分だわ
調べてみると当時は過激な描写がなかなか描けずこれが精一杯だったとか
それでも感じるものはあり、気
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Wander Darkly(原題)(2020年製作の映画)

3.4

お互いを思っていたのに口にしなかったからすれ違う、よくあること
でも思い出たちがとても愛おしくて、切ない
いつ何が起きるかわからない
今を大事に生きる喜びを観た後感じることだと思った

インナースペース(1987年製作の映画)

3.4

ああー、80年代だなあと思わせられる
ミクロ化した主人公がどうなるのかハラハラするのが見応えあり
ストーリーはお決まりだが、だよねえ、といった面白さ
これ脚本にスピルバーグが関わっているのね
当時最先
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アンコール!!(2012年製作の映画)

3.8

頑固で無表情を貫くおじいちゃん、最愛の妻の前だけは笑顔を見せるチャーミングさ
その最愛の妻は合唱グループに所属し歌うことを楽しんでいた
だが妻が亡くなり…
おじいちゃんが合唱団に参加してから更にイキイ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.5

ごめんなさい、わたしは世界観の凄さに置いてけぼりにされていました…
一の時もそうだったけれどそれ程作り込みの良い作品ってことだと思う
そして前作よりも戦いが多く、力を持つ者のみが生き残れる世界なんだと
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フリーダム・ライターズ(2007年製作の映画)

3.9

様々な人種を集められた問題児だらけの教室に赴任した新人教師
最初はバラバラなものの教師の熱い思いがバラバラな生徒たちを一つにまとめる
熱血教師系、とまではいかないが生徒の為に自腹で本を買ってあげたりと
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ラストデイズ(2005年製作の映画)

3.2

ニルヴァーナのフロントマン・カートコバーンの最期の二日間を監督目線で描いた
実際はこうではないとわかっていてもああそうだったのかなと思わせるような気怠さがうまく表現されていた
主演の彼がカートに見間違
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世界の涯ての鼓動(2017年製作の映画)

3.4

出会うはずのない二人が出会って、恋に落ちて、離れ離れになって
それぞれ死に直面する運命を突きつけられて
穏やかなオープニングに情熱的なラブストーリー
良い意味でヴェンダースらしく、そしてらしくもなく良
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