人にはそれぞれの「世界」がある。その「世界」同士がぶつかりあって日々に変化が生まれる。
このレビューはネタバレを含みます
「怪物」とは世間体や組織のルールなどに縛られた大人たちのこと指すのだと思った。
その反面、子供は社会に縛られず自由に遊び周り、怪物たちのやりとりの隙間をすり抜けていく。怪物たちは子供の残したわずかな痕>>続きを読む
それぞれのカットをもっとじっくり見てみたい。
構図の中に様々な思考が見え隠れしていた
現代ではなく作品が公開された当時に時をかければタイムリープ系作品の先駆けとして楽しめたのかもしれない。
現代では時間軸を扱う作品の設定が洗練されすぎてそれとの相対で作品を評価しているような気がする。
上映時間(115分)とタイトルの「ちょっと」が生み出す時間と言葉の歪みが登場人物の複雑な心情を代弁しているかのようだった。
細田作品の後半に出てくる家族間のやりとりにいつもジーンときてしまう。
映画館で見るべきだったと今更後悔。
ロマンス以前に別のところ(働くこととは、愛とは何か)で色々と刺さった。
描かれ方が極端だから間に受けることはないと思うけど。
色々前提の情報がないとおいてかれる映画だなと思った。70年代アメリカの時代背景(ウォーターベッド、ピンボールなどなど)とか。
けど2時間ちょっとの時間をかけて丁寧に描写することで全てが繋がってくるよう>>続きを読む
映画を見てて記号論のことを言っているように思えた。(そんなに詳しくはないけれど)
要するに話し言葉として聞こえてくる音そのものとそれが意味するものが必ずしも話し手と聞き手で一致することはないということ>>続きを読む