スターウォーズ愛に満ちたコメディロードムービー。
良い意味でオタクの偏執さや意固地さや愛と憧憬が微笑ましい。
あちらのコメディにありがちな下ネタ系笑いに抵抗が無ければ是非。
却ってスタートレックが観た>>続きを読む
物語はほぼ主人公の主観のうちに進み、 最後に別の人物に主観を譲り終結する。
ホロコーストという正に劇中の様にピントをボカしたい程におぞましい、極限までに人間性を剥奪された環境下で主人公が執拗なまでに>>続きを読む
ライクーダーのスライドギターやフィルム処理が織り成す渇いたアメリカの風景描写、男女とって最大の希望であり障壁でもある愛の形、それを紡ぐ子供という存在。
少々長いし起伏に乏しい点もあるがこのグルーヴこそ>>続きを読む
登場人物に悪人が出てこない映画はほんとに心が浄化される…
ありきたりなヒューマンドラマみたいなジャケットデザインだけど中身はシリアスでおちついた作風。
世界５ヶ国で同時に繰り広げられるタクシードライバーと乗客のオムニバスストーリー。
それぞれの話に関連性は無く更に会話が中心に展開されるが、癖のある登場人物たちの癖のあるトークのおかげで楽しめた。>>続きを読む
夢破れた芸術家、パイロット、レーサーがコンゴの海中に沈んだ大金を探す旅に出るが…といった67年のフランス映画。
掴み所の無い天使の様なヒロインと旧知の仲らしい男二人が織り成す儚く切ない青春群像劇。
個>>続きを読む
ゴジラ映画、怪獣映画の垣根を越えた日本映画有数のカルト作。
ネジが飛びまくったOP曲、モラトリアム/ヒッピー文化、サイケデリック、唐突に挿入されるアニメーション、執拗に描写される人の死、片目を負傷し>>続きを読む
なんともじんわりと心に染みる内容だった。
仕事を認められる力もあるしチャラ男や農家の長男に好意を抱かれたりと確かに人を引き付ける魅力はあるけど、不器用で人付き合いも苦手でタイミング悪くどうしてもそれ>>続きを読む
宗教、愛、原罪、家族のかたち、盗撮()、女装()、パンチラ()、勃起()という濃すぎる要素を一気に落とし込んだ怪作。
四時間以上の長丁場があっという間に過ぎた。特に前編の主人公が盗撮に目覚めてからの>>続きを読む
50年以上前の邦画とは思えない程に色々と新鮮な映画だった。
一人の男と愛人関係にある女9人と本妻が集い男の殺害を計画する…という内容で、かなりドロドロと怨念染みた描写があるのではと身構えたが、そこは>>続きを読む
原作・筒井康隆、監督・岡本喜八という二人の奇才が作り上げたコメディ映画。
幕末動乱の渦中にある駿河に流れ着いたアメリカ黒人3人が持ち込んだジャズを藩主が気に入り…といったストーリーで、藩地を通り道とし>>続きを読む
実話をモチーフにした作品とのこと。
薬物中毒の母親に育児放棄されたダウン症の少年マルコを引き取ったゲイカップルが、3人の幸せのために、そして社会に蔓延る弱者やマイノリティに対する差別・偏見を乗り越え>>続きを読む
絶望的環境の南部農園から逃れ、7代に渡る大統領執事としてホワイトハウスに勤務した黒人執事の実話を元にしたヒューマンドラマ。
時は公民権運動と東西冷戦の最中、大統領執事である「公」の立場と、進学先の南>>続きを読む
ひょんなことから知り合った家出娘とチンピラの行く末をコミカルかつ切なく描いた佳作だと思う。
個性的な登場人物達による良い意味でお約束的なドタバタ珍道中と、舞台となる60年代の神戸の街並みや庶民/貧困>>続きを読む
人生の最期は本作を観ながら息を引き取りたい、と思える程に感動した作品。
喧嘩別れした病床の弟に会いにいく為に数百キロの道のりをトラクターで駆ける老人のロードムービー。
主人公老人が旅先で出会った同>>続きを読む
月並みな表現ではあるが、大きな夢と表現欲を持っているのに閉鎖的環境に束縛され、自分に自信が無く、一生懸命やってるのに損ばかりで報われない、そんな日々悶々と過ごしている人にこそ観て欲しい。
おそらく中>>続きを読む
まさしく20世紀を代表する名作。
マフィアという犯罪組織の登場人物を通して家族愛やヒューマニズムを呈示する危うさと背徳感、しかし結局は裏切りや不信でそれらが脆くも崩壊してしまう儚さを徹底した重厚感で>>続きを読む
ビートルズと同じく戦後ポップカルチャーを代表する重要ミュージシャンの一人、ボブ・ディランの1966年までの活動を記したドキュメンタリー。
監督は「ラストワルツ」他様々な音楽ドキュメンタリーを務めたマー>>続きを読む
