きまぐれローサさんの映画レビュー・感想・評価

きまぐれローサ

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人間の境界(2023年製作の映画)

4.2

本来なら生まれ育った国で暮らし続け、そこで生涯を終える方が幸せですよね。本人が望む限り。

でも、それを許さない過酷な状況が、難民化する人々の国にはある。

一方で、多くの国と民族がひしめき合うEUも
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

本作は映画館で見るべき映画。映画館の大スクリーンと優れた音響システムで、ノーラン監督ならではの迫力の映像を是非体感して欲しい。

さすれば、原子爆弾なる代物を、生きとし生けるものの頭上に投下させること
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サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

4.0

今回はディレクターズカット 4Kリマスター版を映画館で。

現在の技術で蘇った当時のディスコ・サウンドと映像に、ド・ストライクな世代?としては思わず場所(我?)を忘れて踊り出しそうなった(笑)。やっぱ
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.6

映画としては結構楽しめました。

女性陣が男性顔負けの身体を張ったアクションで大の男達をバッタバッタとなぎ倒す、単純明快、気分爽快な勧善懲悪ストーリー。男女同権と言う時代の流れに乗った作品とも言えます
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クレッシェンド 音楽の架け橋(2019年製作の映画)

3.7

昔、国内外でパレスチナ人は元よりアラブ世界の人々との関わりが多少なりともあり、現地に3年ほど住んだこともあるので、中東情勢には関心を寄せて来たつもりです。

しかし、本作では直接的にはイスラエル・パレ
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白いトリュフの宿る森(2020年製作の映画)

3.9

イタリア北部の森深くに自生する白トリュフを巡るお話。興味深かったです。

トリュフハンターのおじさん(おじいさん?)達の素朴な佇まいと、その鋭い嗅覚で白トリュフ狩りでは欠くことの出来ない、おじさん達の
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.9

米国は歴史的に自国領土(本土)が他国に直接攻撃された経験がないから、9.11以降は国全体が集団ヒステリー状態にあったのではないか?だから合衆国憲法を無視し、人権を蔑ろにした蛮行で、とにかく誰でも良いか>>続きを読む

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

大泉洋さん出演作の追っかけもしています。彼は得難い個性の持ち主。

2021年度観賞記録 26本目

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.9

清原果耶ちゃんと成田凌君の共演とあらば、見ないと言う選択はない。

2021年度観賞記録 25本目

世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)

3.6

ヨーロッパも、アジアと言えば、今や中国にしか興味がないのかな?

2021年度観賞記録 18本目

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.2

役所広司は本当に素晴らしい。

2021年度観賞記録 14本目

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

4.1

自分が同じ状況に置かれた時に、果たしてどれだけ他者に優しく接することが出来るのだろうか…ずっとそう自分に問いかけながら、本作を見ていたような気がします。

10年前の東日本大震災が東北に残した爪痕は深
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「グラデュエーター」から「ブレードランナー」、「グッドワイフ」(←制作総指揮)まで。その振り幅の広さには凄すぎて笑うしかないリドリー・スコット御大。大好きです!

その監督が手掛けた歴史ドラマ、面白く
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

映画館の大スクリーンと迫力ある音響で、大勢の観客と共に見るべき作品ですね。皆でその世界観を共有したい。

とにかく、映像表現と音響効果の進化は凄い。そうした技術を巧みに利用して、壮大な世界観を作り上げ
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空白(2021年製作の映画)

4.5

本作は、今年見た映画の中で、最も心に刺さる一本だった。

人を赦すとはどう言うことなのか、突然自分の身に降りかかった不幸な出来事に対して、どう折り合いを付けて人は前に進むのか、登場人物達の葛藤と慟哭を
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人数の町(2020年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

本作は設定自体は面白いのですが、脚本に難ありなのか、とにかく描写に雑な印象が拭えず。

社会からドロップアウトした人々が、自身の戸籍や名前と引き換えに衣食住を保証される町。そこでは何も考えずに、ただ与
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.5

残念なことに、若かりし頃、勤労学生だった私は、映画で描かれたようなラブロマンスとは無縁だったので、今ひとつ作品世界に没入できず、映画館で身の置き場がないような居心地の悪さを感じたのでした…

しかしま
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.9

こう言う加害者と被害者の対立構図を目にする度に残念に思うのは、加害者の「被害者の痛みに対する想像力のなさ」です。

それが被害者の傷口に塩を塗ることになるんですよね。それが本当に悲しくて、悔しくて、腹
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おとなの事情 スマホをのぞいたら(2021年製作の映画)

3.0

こう言う海外作品のリメイクは、文化的な違いもあるせいか、日本にアジャストして作るのは、それなりに演技巧者を揃えても難しいですね。

登場人物の会話に、自分自身があまり興味のない話題が多かったせいもある
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