Saraさんの映画レビュー・感想・評価

Sara

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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

桜の花びらの様な爪。

さりげなく褒め、肯定し、相手を受け入れる。特別だと思わせて、今度は自分の要求を受け入れさせる。長く対面すればする程、絡め取られて逃げられなくなる。思考が侵食されていく。
阿部サ
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特捜部Q 知りすぎたマルコ(2021年製作の映画)

3.5

フィルマークスで最新作が出てる事を知り、評価が良くない事を心配しながら鑑賞。笑
やはり特捜部Qとあってストーリーは純粋に面白いと感じた。飽きる事なく最後まで楽しめた。

一方本作を見た事で、前作までの
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トレーニング デイ(2001年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「羊を守るには狼を狩らなければいけない。狼を狩ることが出来るのは狼だけ」

環境が違えば育ちも常識も違う。
圧倒的な暴力や狂気の前では、常識や善意など役に立たない。
前半は弧狼の血と重ねて鑑賞していた
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.2

”東京で生きていく”ことに対して少しの葛藤が生じていた最近。
たまたま予告編が目に入り、気になって鑑賞した。

寂れた街、閉鎖的な人間関係、古い価値観、不自由さ。そんな地方に息苦しくなって東京に出てき
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.7

つまらない、逃げ出したいと思っていた日々が実は幸せで満ち輝いていたということ。
自分は田舎出身なので、学生時代、遠くに行くには親の運転する車に乗せてもらわなければならなかった。
主人公同様、親と車内で
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グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.7

実話に基づく正統派ミステリー。
ストーリーはシンプルなものの、主役2人の迫真の演技に引き込まれた。

呪詛(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

秀逸な後味悪い系ホラー映画。
幽霊、怪奇現象、呪いとしての描写はドキッとするシーンも多かったが、何より主人公の身勝手さにイラッとするし最後は胸糞悪くなる。笑

そもそもの始まりが6年前主人公達が面白半
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.1

原作の 「エール!」を映画館で見ていたため、今作も気になり鑑賞。

ハリウッド版の今作は綺麗に纏められてて、華やかになったなと感じた。面白かったし、感動もした。
でも原作の少し地味だけどよりリアルに感
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.8

開始早々、空母から戦闘機が飛び立つシーンがカッコ良くて鳥肌!
ストーリーのテンポも良かったし、次々と予想外の展開になったので中弛みも一切せず(むしろ前のめりで)楽しみ続けた2時間25分だった。
最高の
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

前作は痛々しいシーンを直視できずチラ見しながらの鑑賞だったが、今作も同様いくつかのシーンで目を覆った。笑
松坂桃李演じる日岡がガミさんの意思を継いでいる様、鈴木亮平の常軌を逸した様はハラハラしたし見応
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.8

【2022/04/29追記】
最初の観賞後も何度も本作を思い出し、その度に役所広司や江口洋介らヤクザ役の骨太な演技、松坂桃李が役中で変化していく様が面白かったと感じた。
Level2を見て更に、今作の
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

5.0

空や海の淡い水色と、関わる人達の優しさが滲んで溶けた、あたたかい映画。

たとえ人生で何かを間違えてしまっても、障害があったとしても、相手の為を思った行動が違っても。ザックもタイラーもエレンも皆、魂は
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

ありがとう、エヴァンゲリオン。
ありがとう、庵野監督と作成に関わってくれた全ての人達。

今作鑑賞にあたり今までの作品の復習や考察動画等見て臨んだ。(Qの時の様に、置いてけぼりになるのが怖かったから。
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

地上、半地下、地下で暮らす人が交差するストーリー。
半地下の家族を見ると“努力する事や考える事を止めてはいけない“と思う。
しかし一方で、地下の夫婦や地上の家族を見ると”運や生まれ育つ環境に恵まれるか
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

自粛期間中暇つぶし程度にアニメを見たところどハマりしてしまい、漫画も読んだ上で鑑賞。
アニメ化で綺麗になった絵が映画化で迫力も増し更に美しくなり、とても見応えがあった。
炭治郎の「たくさんごめんと思う
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フード・インク(2008年製作の映画)

4.0

「食べ物は本質的な事柄」であるにも関わらず、資本主義社会の中で効率化や安さを重視し安全性が軽視されている事実。
安全な食物を採り健康を維持する事が家庭の経済状況に左右されるのは、実に残念でならない。
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.2

タランティーノ監督と相性が悪かったのか、面白さを理解出来ないまま見終わってしまった、、。

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.2

英断による奇跡的な事故から一転、不穏な空気が漂う展開でとても引き込まれた。
『リチャード・ジュエル』鑑賞時も感じたが、正しい行いをした人は周りに責められることなく幸せでいてほしい、、。

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.0

静けさと寒さに覆われたウィンド・リバーで起きた事件。
ストーリー展開は引き込まれるテンポだし、雪山の自然も映像が綺麗で良かった。
実話に基づく映画の為胸が痛くなるが、最後被害者遺族のお父さんが少しでも
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.6

優しくて少しビターな映画。
鑑賞前までは「くたびれた父親である主人公が努力で変わっていき、最後には奥さんから惚れ直される」サクセスストーリーだと思っていた。
でも、長年連れ添った夫婦関係は、そんな単純
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.5

友人と急遽映画を見る事になったので、気軽に見れるかなと本作をチョイス。
はい。予想通り面白い。
前作を知らない友人も楽しめたと言っていたので、気になったら是非。

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.6

心が重くなる事も理解を超越した狂気さも無く、少し期待しすぎたと言うのが正直な感想。(個人的にダークナイトのジョーカーの方が非人道的で恐ろしい)
でも、ジョーカー誕生の背景となる不運な境遇に少し同情的に
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ダークナイト(2008年製作の映画)

3.8

過去にDVDで鑑賞し、先日の地上波で何気無く二度目の鑑賞をぶわーっと鳥肌が立ったので感想を。
正義と悪。正反対でありながらふとしたきっかけで一方に成り代る有様に複雑な心情になる。それもコイントスの様な
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