SW326さんの映画レビュー・感想・評価

SW326

SW326

花のあと(2009年製作の映画)

3.7

海坂藩ものだが東映作品。北川景子の表情が変わらないように(宮尾俊太郎の表情はもっと変わらない)、物語も静かに進行していく。

才助のキャラクターに、東映時代劇黄金期のヒーローたちの面影を見た(大友柳太
>>続きを読む

湯殿山麓呪い村(1984年製作の映画)

2.1

このレビューはネタバレを含みます

永島敏行のクズ男っぷりはそういうキャラクターとして一貫してるから結末にも納得するし、家が焼けるまではテンポも悪くなくて展開的にもすんなり見れた。発掘絡みのシーンとかも結構渋くて好き。

でも家が焼けた
>>続きを読む

成熟(1971年製作の映画)

2.3

おおっ、かなり変な映画。
高校同士で争い合う、暴走族のような血の気の多すぎる写真部員たち(映画全体としてはオリンパス推しなのね)とパニック映画みたいな演出になるアメリカシロヒトリの発生。一方、きっちり
>>続きを読む

ルックバック(2024年製作の映画)

4.4

ええ劇伴!(砂の器みたいな使い方)スタッフ→キャストのクレジットってそんなに珍しいの?

登場人物みんな気だるげに見える、初めて見たらザワっとする絵。コンビニではしゃいでるカットが可愛かった。

あと
>>続きを読む

新選組始末記(1963年製作の映画)

4.0

高校一年で見て、大学二回生で見て、社会人になって数年経ってからまた見てみた。毎回主人公と近藤の印象が全く異なる。

影狩り(1972年製作の映画)

4.2

日光、原作では桜京十郎タイプのキャラだったので内田良平合うか?と思っていたら念仏の鉄タイプのキャラになっていた。これはこれで良い改変。

石原裕次郎体調悪い?体重も増加していてプロレスラーのマ
>>続きを読む

青べか物語(1962年製作の映画)

3.5

川島雄三ってこんなに画も凝る人だったのか
前半は観察目線で良かったが後半はちょっと重喜劇寄りの普通の映画になってるような気がした

六人の暗殺者(1955年製作の映画)

4.0

新国劇メインの映画だけど辰巳柳太郎を食うレベルで印象に残る滝沢修を筆頭として山形勲、河野秋武、澤村國太郎なども登場してお得感アリ。あとこの時代の映画らしく龍馬はリュウマ読み。

後半の明治パート前後が
>>続きを読む

生きる(1952年製作の映画)

4.5

志村喬のOSがアップデートされて再び動き出すシーンに感涙。

セリフもちゃんとあるのに、事前情報が無いと明らかに見つけ辛い阿部九洲男。若手時代の金子信雄と伊藤雄之助がガッツリ本筋に絡んで来るのも良い。

ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

4.0

このシリーズは雪だるま式に登場人物が増えていくのがいい。
本物と見まごう京都駅のセット、気合い入りまくり。
どうでしょうメンバーに続き今回は仲間由紀恵が怪獣の餌食に。

川中島合戦(1941年製作の映画)

4.6

太平洋戦争開戦前夜公開の戦国時代劇大作。大規模な信玄、謙信ものとしては影武者や天と地との先駆け。山田耕筰の音楽と謙信のイメージピッタリの大河内傳次郎で知ったが、いざ鑑賞すると市川猿之助と衣笠貞之助すげ>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

3.5

30年近く前に作られたシリーズのエッセンスを時代の流れに屈することなく受け継いでいるのが好印象(ちゃんとちっちゃいオッサンも出てるぞ!)。ボスがヒュー・キース・バーンなのが偉い!浪人街シリーズの河津清>>続きを読む

マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

3.7

ブルース・スペンス、ジャイロキャプテンじゃなかった。紛らわしいな

ちっちゃいおっさん、終盤に近づくにつれ人情味のある博士みたいな雰囲気になってくのがおもろい。

能面のオッサンも意外と可愛い。

姿三四郎(1977年製作の映画)

4.0

明るい演出とテンポの良いストーリーとは裏腹に、心身共に治らないであろう傷を抱える人達が続出する。

若山先生の動きがガチで怖い。
吶喊の伊藤敏孝とかにっぽん三銃士の藤岡麻里が出ているのも良き。

ア・ホーマンス(1986年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

工藤栄一組長とターミネーター優作。
ヤマザキさん人間関係に恵まれすぎやろ…(笑)

優作の謎の超能力(遠隔で追跡してくる車を壊したりできる)でヤマザキさんは命をとりとめたん?
あと結局最後ポール牧はや
>>続きを読む

宮本武蔵 般若坂の決斗(1962年製作の映画)

4.6

暗黒蔵から出た武蔵、狡猾な坊主達、黒澤イズムの影響も到来
ラストの台詞がエコーがかっていて、調べるか観返すかしないと一発では聞き取りにくいのがちと残念

水戸黄門 天下の副将軍(1959年製作の映画)

4.2

大河内傳次郎が上手すぎる。この人三枚目も得意なんだった。黄門一行の存在感を喰らう。
松田定次のスピーディな演出の妙とオールスター映画を難なくまとめる手腕はもっと注目されるべき。

同監督の旗本退屈男(
>>続きを読む

弾丸を噛め(1975年製作の映画)

3.3

スローモーションの効いた演出が印象的。
音楽と汽車の撮り方も○。
しかしラスト前のシーンは??
スティール・ボール・ラン!

ビリー・ザ・キッド/21才の生涯(1973年製作の映画)

4.4

ウイスキーを飲むか急に銃撃戦が始まるかみたいな中盤の後、パット・ギャレットがビリーに忍び寄っていくクライマックスの演出とその結末がいわゆる激エモ。ヘブンズ・ドアー!