「イカとクジラ」で知られるノア・バームバック監督による2019年作。
お話は夫婦お互いの長所を言い合うという素敵な幕開けをするのだが…夫婦の離婚の先の内幕を構造解析したような作。
先ず誰もが思う事>>続きを読む
JJエイブラムスによって新たな息吹を吹き込まれたスターウォーズ新サーガの最後を飾る作。
これは
"映画としてのスターウォーズ"
として観るか、
"細かい事は気にしない！スターウォーズラスト万歳！">>続きを読む
マスター・オブ・ホラーとまで謳われたダリオ・アルジェント監督による魔女３部作のフィナーレとなる作品。
こ、これは…なんというかアルジェントの駄目な所が総動員した作とでも言おうか、兎も角ダメダメ。
お>>続きを読む
ダリオ・アルジェントという人は本当に蛆虫が大好きである。
その蛆虫好きの極北とでも言おうか、本作は蛆虫を大フィーバーさせた作だ。
物語は多少複雑でゴチャゴチャなのだが、ざっくり言えば少女ばかりが狙われ>>続きを読む
サスペリアの正統の続編にして、魔女三部作の２作目で前作から取り入れたオカルト要素とアルジェント独特の感覚が爆発した怪作。
観れば分かるのだが、話自体はぶっちゃけた所音楽を担当したキース・エマーソンの>>続きを読む
サスペリアよりも前に撮られ、サスペリアとは何の関係もないがサスペリアの後に日本公開となったため「サスペリアPART2」となってしまったというのは有名な話。いわゆるジャーロと呼ばれる猟奇サスペンスでこの>>続きを読む
「人生タクシー」等で知られるイランでは映画をとる事を制限されていたりする社会派、ジャファル・パナヒ監督による2018年作。
ある日、女優を目指していた少女が首吊り自殺の動画をパナヒ監督宛に送ってくる>>続きを読む
「決して、ひとりでは見ないでください」のコピーと共にかつて日本中にセンセーションを巻き起こしたオカルトホラー映画。
本作は
「ゴブリンによる素晴らしい音楽」と
「原色を基調とした美しいセットを含むビ>>続きを読む
名匠スタンリー・キューブリックの遺作にして、キューブリックファンを心底がっかりさせたというアルトゥル・シュニッツラーの「夢小説」を原作とした映画。
一般的にこの作品は彼のフィルモグラフィーの中では評>>続きを読む
言わずと知れたスティーブン・キング原作、スタンリー・キューブリック監督による名作「シャイニング」。
キューブリック独特の感覚による際立った演出力と圧倒的映像美、説明しすぎない脚本、そして最初から狂って>>続きを読む
これが初の長編となるアメリカ生まれのポルトガル人であるガブリエラ・アブランテスとダニエル・シュミットが共同で監督した奇天烈映画。スイスのダニエル・シュミット監督とは別人（既に亡くなられております）。>>続きを読む
バレリーナたちのドキュメンタリー「エトワール」で注目されたニルス・タヴェルニエ監督の2018年作。
これは…フランスの田舎に住む郵便配達員が33年の歳月をかけて理想宮と呼ばれる建造物を完成させたとい>>続きを読む
「夏をゆく人々」が注目されたアリーチェ・ロルヴァケル監督による2018年作。
現実社会と隔絶された田舎にあるタバコ農園で伯爵夫人と言われた強欲な人物がそこに住む村人達に奴隷のような生活を強いていたと>>続きを読む
「アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男」のラース・クラウメ監督による1956年に実際に起きた話を元に書かれた「沈黙する教室」をベースに映画化された作。
1956年の冷戦時代、ソ連影響下にあっ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「ターボキッド」を手がけた3名からなるユニットROADKILL SUPERSTARS（RKSS）による長編２作目の映画。
流行りの80年代オマージュを取り入れたジュブナイルモノで、主人公含む4人の少>>続きを読む
元々長年の親友だったという、ブロードウェイのヒット作「ハミルトン」で脚光を浴びた役者でラッパーでもあるダヴィード・ディグスとライターで詩や音楽等様々な分野で活躍するラファエル・カザルが脚本とメインの役>>続きを読む
スティーブン・キング原作「シャイニング」の続編である「ドクタースリープ」を「ウィジャ ビギニング」等で知られるマイク・フラナガン監督が映画化したもの。
結論、これは前作を映画化したキューブリックに対>>続きを読む
最近ではマーベル批判で物議を醸している映画界の重鎮でありまさに巨匠、マーティン・スコセッシによる実在した人物・ジミー・ホッファを題材とした伝記映画。
皆が待ち焦がれ、皆が観たかった「カジノ」以来のス>>続きを読む
「カルネ」「アレックス」等で知られるギャスパー・ノエ監督の最新作
「CLIMAX クライマックス」
ある有名な振付師の声掛けで集まった22人のダンサーが人里離れた小屋で公演の為のリハをしており>>続きを読む
「ぼくのエリ 200歳の少女」の原作者であるヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの短編「border」をイラン系デンマーク人のアリ・アッバシ監督が原作者と共に脚本を執筆し、映画化したスウェーデン映画。>>続きを読む
「ハングオーバー」シリーズで知られるトッド・フィリップス監督による注目作「ジョーカー」
バットマンと敵対するヴィランであるジョーカーが、如何にして生まれたのかが描かれた作。
これはもう評判通り>>続きを読む
今更ですが「ディーパンの闘い」等で知られるジャック・オーディアール監督による
「ゴールデンリバー」
タイトルとビジュアルからするとゴールドラッシュ時代に己の欲望の為に4人の男達が騙し騙され合う熾>>続きを読む
タランティーノの話題作 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
ハリウッドの黒歴史、シャロンテート事件を下敷きに、落ち目の役者とそのスタントマンを主人公とした1969年再現映画。
「昔々ハ>>続きを読む
「悪いやつら」などのユン・ジョンビン監督の最新作「工作 黒金星と呼ばれた男」
いや…こんな映画作って大丈夫なんだろうか?
90年代に祖国の為にスパイになった男が北朝鮮に潜入し核に関する情報を得ようと>>続きを読む
監督や脚本の交代劇があったディズニー/ピクサーの大ネタ「トイストーリー4」
アメリカでは絶賛の嵐らしいが3が傑作だったことと、脚本家が「哲学の相違」により降板したりしている事もあってか話が分散してい>>続きを読む
カンヌで監督賞を受賞したパヴェウ・パヴリコフスキ監督による「コールドウォー あの歌、２つの心」
冷戦下のポーランドで舞踏団のための音楽収集をしていたピアニストの男とそれに見出された女の子が恋に落ちると>>続きを読む
MIBシリーズ最新作「メン・イン・ブラック インターナショナル」は監督/メインキャストを一新したSFコメディ映画。
監督は「ストレイト・アウタ・コンプトン」や「交渉人」で知られるF・ゲイリー・グレイ監>>続きを読む
元々はアジアの監督が村上春樹を映像化する企画として始まり、NHKで短縮版が放送されたものの完全版と言える、イ・チャンドン監督「バーニング 劇場版」
村上春樹の「納屋を焼く」を原作とした作品。お話は偶>>続きを読む
ナチス擁護発言でカンヌを追放されていたりしたラース・フォン・トリアー監督の5年ぶりの新作「ハウス・ジャック・ビルト」
連続殺人鬼ジャックが12年間に及ぶ凶行を告白する形で進むトンデモ映画。R18+指定>>続きを読む
「スパイダーマン:スパイダーバース」脚本家、アニメ監督、アニメーターなど3人によって監督された本年度アカデミー賞長編アニメーション部門受賞作。
この作品において何よりも斬新なのはこのアニメーション。>>続きを読む
本年度アカデミー作品賞に輝いたピーター・ファレリー監督による「グリーンブック」
グリーンブックとは今よりももっと差別が激しかった時代、黒人が泊まることのできる宿を示した旅本の様なものらしい。
お話>>続きを読む
「ラ・ラ・ランド」のデミアン・チャゼル監督による人類初の月面着陸を成し遂げた男・ニール・アームストロングについて描いた映画。
「ラ・ラ・ランド」を撮った監督の作品とは思えない程地味で終始暗く、死がま>>続きを読む
「君の名前で僕を呼んで」のルカ・グァダニーノ監督による「サスペリア」のリメイク。
これは…昨年の「マザー」枠という感じのトンデモ映画。正直77年のオリジナルとは全くの別物。むしろ異を唱えているような>>続きを読む
「ソウ」などのジェームズ・ワン監督によるDC最新作。
正直DCは結構未チェックだったのですが、こっちはバカ方向に振り切っていてもうスゴイです。ザック・スナイダー印の過剰にクサくて演出過多なCGが中二心>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
シャマラン最新作。
「アンブレイカブル」がまさかの3部作である事が前作「スプリット」で明かされ、その最終章となったのが本作。
スーパーヒーローとスーパーヴィラン、そしてそれをプロデュースする者、この三>>続きを読む
「マジカル・ガール」が素晴らしかったスペインのカルロス・ベルムト監督最新作。
記憶を失った歌手を巡る謎が鍵を握る奇妙で重厚なミステリー。
前作にも通じる監督独特の間の取り方やテンポ感、音楽の使い方、>>続きを読む
