ウォン・カーウェイ作品の人物心情は巻き戻しされることでしか描かれないのかもしれない、って思った。
後悔、甘え、甘美な記憶、恋心への期待も。やり直しそうとした時に浮かび上がるカセットテープのようなもの。>>続きを読む
入口と出口、虚構と現実、生と死、幻想と現実、往還、どっちが今足が着いているところかを揺さぶる。
どんどんと構築されていた物語-京都の町が、物語が解体されていく。答えを探しに行くためには彼らの現実から失>>続きを読む
「ここ」がどこで、「いま」がいつでもいいと思って描いちゃったんだなと、それゆえの地方都市/東京、青春/今が酷く記号化されてすべてを希薄にしてしまっている。つまり「退屈」なのはいつのどこで誰なんだ?を考>>続きを読む