きーとんさんの映画レビュー・感想・評価

きーとん

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ラスベガスをぶっつぶせ(2008年製作の映画)

4.5

パッケージ画像とタイトルからB級感を感じたが、そんなことなかった。

カウントでどこまで勝てるかはおいておいて、1つの事を極め、時に恨まれ、自らの身すら危うくさせてしまうほどの飛び抜けた実力はかっこよ
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プライド 運命の瞬間(1998年製作の映画)

3.5

近衛文麿がなぜか出てこない。東條英機が主人公だとしても、近衛からの流れで大命降下したわけだし、近衛文麿がどういう流れを作ったのかを、少しも見せないのはとても違和感があった。近衛文麿だって、支那事変も、>>続きを読む

スティング(1973年製作の映画)

4.8

男は基本的に洒落たスーツを着ている。そんなかっこいい服装だが、時代は世界恐慌。荒んだ雰囲気とスーツのギャップが特徴的で良かった。エンターテイナーも洒落てた。

モットーラが主人公だと思ってしまったので
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明日への遺言(2007年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

岡田中将自ら「法戦」と名付けたように、徹底した法廷闘争が繰り広げられる映画。

B29の操縦士を処刑したことについての裁判が描かれている。
岡田中将は、
・無差別爆撃は明白な国際法違反(原爆はもっとひ
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パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)

1.0


個人的な考え方に照らして、菅総理は本当に良い総理だったと思う。
なぜか、2世どころか、3世議員が出てくるような、世襲の自民党で、秋田から単身上京し立身出世を果たしたという、叩き上げのストーリーがまず
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

脚本、野木亜紀子の時点で面白そうだなと思っていたが、想定よりも面白かった。
原作を全く知らずに見たが、原作にも触れようと思える実写化だった。

合唱コンクールで優勝するために、歌を頑張る中学生。
組長
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砂の器(1974年製作の映画)

4.5

この歳になってやっと見れた。
昔は怖くて見るのは避けていた。
見れてよかった。

罪の声(2020年製作の映画)

4.0

未解決事件をここまで描いているのは凄いことだと思った。
情報が緻密に整理されていく映画で見ていて楽しい。
犯人の動き方にちょっと疑問を持った。
自分が犯行の一翼を担っていたとわかった時のゾワッとした感
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

4.0

後ろめたい過去の出来事を遠ざけてきた結果が一気に押し寄せてきたような話。

前2作はロッキーの影響というかテイストというか、ロッキーの成分が含まれていたが、今回はクリードという作品だと思った。

入場
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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

4.5

日々の生活に活力を見出そうと決意した女性が、繁殖牝馬を購入し、市民農園で競走馬を誕生させ、馬主組合を結成する話。

馬主になりたいとつくづく思う。日本では馬主になるハードルは高いが、イギリスではそうで
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日本独立(2020年製作の映画)

3.5

ジェームス三木「憲法はまだか」と古関彰一の一連の著作を参考にすると、憲法制定過程への理解がより深まると思う。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

前作は映像のかっこよさだけで、話の中身もっとほしいと思った。
今作は映像の凄さ、かっこよさにプラスして、目の前で命を落としたパートナーの息子との関係、パイロットの存在意義を問われるという内容もあり、め
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

特に初代ウルトラマンではメフィラス星人が大好き。
狡猾だが実力はそこまででもないザラブ星人と違い、狡猾かつ実力もウルトラマンと遜色なく知力も実力も持ち合わせ、冷静に話ができる所、そして自分から戦いをや
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クナシリ(2019年製作の映画)

3.8

国後島の住民にもそれぞれ思いがあり、雇用を生んでほしいとか観光資源があるとか、日本の漁業技術は良かったとか、平和条約を締結すべきだとか色んな考えを持っていた。プーチン礼賛でもなかった。

国後島では日
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.7

音は空気と同じように扱われる。

だから船に乗っていてもなにかあったときわからない。家にいても来客があるかわからない。

耳から入る情報は膨大で、そして重要な情報だったりする。と思った。

空気や雰囲
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

終始美しい。
街も人も自然も。

こういうしっとりとした雰囲気の映画が好き。それにしてもみんなタバコが画になる。

メメント(2000年製作の映画)

4.5

モノクロは逆行してないとわかった瞬間が爽快だった。
物語がわかるとレナードの恐ろしさに気づいてドキッとした。

構成を変える技術力と視点がすごいと思った。
そして構成が変わればこれだけ面白い話になるの
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ひだまりが聴こえる(2017年製作の映画)

3.5

聴覚障害者への向き合い方は一律じゃないよなと思った。

アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

4.0

初めから中盤くらいまではおやおや?と思ったけど着地が良くて良い意味で期待を裏切る作品だった。
突拍子もないことをするシオンがAIだという設定だから、「え?」「ん?」と思うところもうまく繋がっている気が
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セブン(1995年製作の映画)

4.5

最後のブラピの苦悶の表情が最高だった。

こういう終わり方は、昔は嫌だったし、今でもスカッと終わる映画が好きだけど、フィンチャーの映画はなんとなく大丈夫。

猟奇的殺人だけあってグロ耐性のない自分には
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運び屋(2018年製作の映画)

4.2

時間は買えない。
これにつきる。でも、曲がりなりにも金は手に入った。悪いことをしないとなかなか金は入ってこないという教訓でもあるのだろうか。
時間も金もない人よりはかなり幸せな人生を送れただろう。
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グリーンブック(2018年製作の映画)

5.0

差別をしている側の人間は「土地のしきたり」とか「制度」とか言って自分を弁護する。間違っていると思うなら反対すれば良いはずなのに。

白人に日本がどれだけ嫌な国で、日本人がどれだけ悪い奴かを言われたこと
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

5.0

ホープがめちゃくちゃ良かった。

普段ふざけててる連中がいざふたを開けたらみんな勉強もできるというのがかっこ良すぎる。

主人公も出てくるクラスメートもなにもかもキャラクター性があった。

たとえ1晩
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

4.3

オーシャンズシリーズに外れなし。

みんなが知らない間に、いつの間にか事が済んでる。
ついでに、騙した相手にもきっちり落とし前つける。

最高にかっこよかった。

それを裏付ける緻密な計画をたてたとい
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男はつらいよ(1969年製作の映画)

4.0

無茶苦茶だけど端から見てれば面白い。

荒い口調が聞いてて心地良い。
時折発する、寅二郎の口上みたいなのが癖になる。

なにより当時の街の雰囲気が見れて面白い。

フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

4.3

ずいぶん前に見た作品。

野球映画でしかもファンタジーなのに、なんだかそこまでおかしくない良い話。

夢を実現するためだけに行動できる事の尊さを感じた。

往年の野球選手がプレーするシーンが最高。

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.3

年上連中がクズ過ぎる。
年上連中が小学生と同じ土俵で過ごしているのか、小学生が年上連中の土俵で過ごしているのか、考えものだった。

一時だけ親密な関係になった友達と偶然出会ったときのどことない照れ臭さ
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.0

ドラゴが出てきたが、ドラゴ=悪、クリード=善みたいな簡単な物語ではなかったところが良かった。

ドラゴにはドラゴの背負うものがあって、嫌にうつらなかった。

クリードのトレーニングシーンはロッキーシリ
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クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

4.0

ボクシングを知らない素人目には、本物のボクサーなんじゃないかと思うくらいリアルだった。筋肉も俳優のそれではない。

父の名で戦いたくないというドニーの心境もリアリティあった。

なにより、ロッキーシリ
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ロッキー・ザ・ファイナル(2006年製作の映画)

4.0

良いファイナルだった。
やっぱりロッキーはリングでこそロッキーだと実感する。

ライセンス審査の時の自由を求める訴え、
「他人を指差して、自分の弱さをそいつのせいにするな。」

グッときた。

戦うシ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

自分も旅が好き。一人であちこち行くが、結局「ホーム」に戻ってくる。
ノマドは、キャンピングカーなり、牽引するコンテナなりが旅の手段でありホームでもある。
行った先で仕事をし、別の場所へ行き仕事をする、
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ロッキー5/最後のドラマ(1990年製作の映画)

3.8

なんとももったいないというか、歯がゆい作品。

曲とか、ファイトのシーンはかっこいい。

引退して指導者として第2の人生スタートという内容は、良かったが、最終的にそれが活かされていなかった。

トミー
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ロッキー4/炎の友情(1985年製作の映画)

3.8

3までで良い感じがした。しょっぱなから政治色出てるな、と思ってたけど、出しすぎな位出てた。これくらい露骨に政治色を出してくれた方が、割りきって見れて良いかも。ただ、3までで良い。

トレーニングシーン
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