TKさんの映画レビュー・感想・評価

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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.5

声をあげた女性達と世に出した記者達へのリスペクト以上の怒りと胸糞の悪さを抱えて寝れるかな(⚭-⚭ )

「悪が勝利するために必要なたった一つのことは、善良な人たちが何もしないことである」って言葉を思
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デンジャラス・プリズン ー牢獄の処刑人ー(2017年製作の映画)

4.0

好きな暴力映画の新たな作品が刻まれたなぁ🤤
スタイリッシュでスピード感満載の暴力映画がトレンドになりつつあるけど、北野映画やディストラクション・ベイビーズみたいな生身の人間のリアルなやつが好物じゃ🤤
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ボーダーライン:ソマリア・ウォー(2017年製作の映画)

4.0

過激な戦闘シーンを連想しそうなコピーやけど、このミスリードこそが映画を通して伝えたかったことのような気がする🤔
というのが、ソマリアという国の背景と実情を丁寧に描いていると思ったから、映画やから脚色は
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.0

ソマリアのヤバさはブラックホーク・ダウンで知った気になってたけど、不安定な情勢の中での外交官視点、しかも南北の問題を絡めた設定で奥行きが増したように思う。
この辺りは同じ民族間で殺し合いをしているソマ
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激怒(2022年製作の映画)

3.0

やりたいことと熱量はビシバシと伝わるし、好きな役者さんがたくさん出てるから期待値が爆上がりした分、ガッカリな部分が悪目立ちしたのも事実(⚭-⚭ )

低予算アイデア勝負というより、豪華版学生の自主制
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アオラレ(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ラッセル・クロウのハチャメチャさを肯定するつもりはないけど、敢えて一旦端に置こうね。。

いや…あの態度はキレるて😅
ママさんはまず謝れって(⚭-⚭ )
子供乗せてたら余計や…危機管理能力ゼロなんか
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教誨師(2018年製作の映画)

4.0

あぁ…しばらく放心(⚭-⚭ )
9割ワンシチュエーションの会話劇やけど、どっぷり没入してしまった。

特に高宮と小川が深く印象に残った。。
高宮の理詰めで揚げ足取りの会話にイライラしながらも、完全否
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夜を走る(2021年製作の映画)

4.0

登場人物が全員ハマり役で魅力的やったなぁ🤔
また、地方都市の閉塞感とかスクラップ工場の切り取り方、何気ない会話のやり取りにも日常の鬱屈した雰囲気が漂ってて、後半に向けての助走としてめちゃくちゃいい振り
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

SFっぽさを匂わせながらガッツリ暴力映画で思いの外グロかった🤤

UFOのチープさに笑ってしまったけど、そこからの展開が個人的には胸アツで、侵略者を思わせる武装集団のサイコパスっぷりに戦闘の様子を期待
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.8

結論から言うと、好きすぎる🤤
演者も脚本も展開もめちゃくちゃいい🤤

日々の仕事って、ある種タイムループみたいなもんやから、そん中でコミュニケーションだったり、ブラッシュアップだったり、要領を覚えたり
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スマホを落としただけなのに(2023年製作の映画)

3.3

透明人間になったら何する?に近い感覚なんかなぁと思いながら観てた。相手の手の内を全て把握した上で、こっちの素性はバレてないって無双状態よな。
その上で人間関係崩壊させたり、操ったりとサイコパスっぷりが
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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

4.5

死刑制度の是非を問う重厚なテーマでありながら、サスペンス要素も秀逸でグイグイ引き込まれた(⚭-⚭ )いやぁ、参りました。

おじさんからの大事なお願いな🙋‍♂️
できるだけ前情報を得ずに観て🙋‍♂️
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アウトポスト(2020年製作の映画)

3.0

米陸軍史上最悪の悪夢と言われるカムデシュの戦いを描いた実話ベースの物語。
四面楚歌な状況下に置かれた前哨基地=アウトポストの脆弱性は序盤で明らかになるけど、後半の戦闘シーンは悲惨としか形容のしようがな
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モスル~ある SWAT 部隊の戦い~(2019年製作の映画)

4.0

実話を基としたイラク第2の都市で繰り広げられるISISと特殊部隊の攻防。
その場に放り込まれたような臨場感の中、全てが場当たり的で淡々と命が削られ、何が正義なのか、目的さえ分からぬまま目先の戦闘に従事
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PITY ある不幸な男(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

淡々と、確実に、1人のおっさんの精神が崩壊するまでの1時間半。

人の思いやりに触れた時、自分の置かれてる状況にほんのり酔ってしまう気持ちはわからんでも無いのよなぁ🤔
と、一瞬 気を許しかけたけど…こ
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

4.0

そもそもが原田監督の演出が好きなんよな🤔
無駄な会話とか、ザワザワした感じとか、そこいる?ってシーンのアレが好きなんよ🤤
本編はね、インファナル・アフェアと男達の挽歌と…まぁ観たまま感じたままのやつで
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泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

4.0

父親としての覚悟かぁ🤔
身篭って母子ともに無事で新しい命が生まれるまでの母親のそれとは比べもんにならんよなと改めて思った。そして若かりし頃の自分を振り返って抉られた。。

その対比を絶妙なセリフや間で
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

想像のさらに斜め上を行く納得の良作🤤
先入観をイッサイガッサイひっくり返され、ヒエラルキーによる傲慢も覆され、この世に蔓延る人間の欲を巨大ルンバが吸い尽くす!
まさに痛快エンタメ活劇(⚭-⚭ )
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息子の面影(2020年製作の映画)

4.0

あまり情報を仕入れずに観てほしいので多くは語りません(⚭-⚭ )

ただ、以下の点にご注意を⚠️
①メキシコ国境付近情勢の予備知識を持ち
②あなたの精神状態が健全なときに
③前半の淡々とした流れの眠
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.0

率直な感想としては、シュールこそ至高ってタイプが作り上げた演劇系コントを観てる気分やった(⚭-⚭ )
それでいてツッコミがいないから感情の落とし所がないまま着地してもたね。
とはいえ嫌いな感じでもな
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MONOS 猿と呼ばれし者たち(2019年製作の映画)

3.6

人質の管理を任されたゲリラ少年兵の男女8人。
子供ならではの無邪気さと順応性の歯車が少しずつ狂いはじめ…って感じやけど、その日常が淡々と描かれてるにも関わらず、ロケーションの壮大さと、淡々と進むからこ
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残り火(2022年製作の映画)

4.5

さすが北欧サスペンスは裏切らん🤤
序盤は安い昼ドラかいって侮ってたら…巻き返しがエグい( ✧Д✧) カッ
もうホラーと言っても過言ではない。。
予想を良い意味で裏切ってくるあたりトリハダもんですわ😨
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.0

親の接し方や表情が印象的で、愛してるけど愛しきれないような微妙な温度感が彼の置かれている状況の輪郭を絶妙に表現してたように思う。
孤独で擦り減った精神状態の中で耳にしたニュースが彼の承認欲求を満たすキ
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ブラックボックス:音声分析捜査(2021年製作の映画)

4.0

ワンシチュエーションの展開かと思ったら、意外と行動力がエグいタイプのやつで、そこも含めておもしれぇ!
キャラクターの設定と視覚的な演出も相まって、主役の一挙手一投足が全て正解みたいな先入観からの二転三
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ザ・ストレンジャー:見知らぬ男(2022年製作の映画)

3.0

あらすじで囮捜査官の苦悩ってのが先入観であったから、身分がバレるかどうかのレザボア・ドッグスやインファナル・アフェア的なハラハラ感を想像してたけど、全く違った🤷‍♂️

8年前の少年誘拐事件の容疑者を
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ニューオーダー=新しい秩序というタイトルにさえ皮肉が込められてるように勘ぐってしまうほど、無秩序で救いようがない86分…。

富裕層と貧困層のパワーバランスが崩れだす冒頭から淡々と暴力が侵食し、富裕層
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月の満ち欠け(2022年製作の映画)

2.5

嫁のリクエストで観に行ったものの…ごめんなさい合わねえわ(⚭-⚭ )

なんか、1人の勝手なわがままに巻き込まれてるように感じてからは誰にも感情移入出来ず…。

ナワリヌイ(2022年製作の映画)

4.5

独裁国家の恐ろしさと愚かさVS自由を求める反体制派の攻防を包み隠さず記録したドキュメンタリー。もはやスパイ映画さながらの展開に冷や汗出るわ😨

もうねプーチンは無茶苦茶…製作側が意図的にそういう切取り
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クローズZERO(2007年製作の映画)

4.0

高岡蒼甫と遠藤要の対談に触発され、久々に再視聴。やっぱ面白いわ🤤
三池崇史×ヤクザ映画、三池崇史×不良映画は相性が良すぎる🙋
音楽同様、映画も観てた当時にタイムスリップするというか、なんだか元気をもら
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THE MOLE(ザ・モール)(2020年製作の映画)

4.5

事実は小説よりも奇なりって言うけど、これはスゲェわ。。

とてつもなく危険な状況下での10年間にも及ぶ活動をギュッと2時間にまとめてるもんやから、最初こそ攻めの姿勢にワクワクするも、途中からヒヤヒヤに
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キュクロプス(2018年製作の映画)

3.5

韓国ノワールを意識してんなぁってのが気になりだすと、池内万作はもうソン・ガンホにしか見えなくなり、でも韓国ノワールの「雰囲気」を脱する気配もなく、これはもう途中退場か?!ってなりかけたあたりからの巻き>>続きを読む

チェチェンへようこそ ーゲイの粛清ー(2020年製作の映画)

4.0

「正義」というツールは使うものによって凶器にも救いにもなり得る諸刃の剣であることを突きつけられ、思っきし殴られたような衝撃を受けた。映画でこの感覚を味わうのは久々で、しばらく引きずりそうな気配。。>>続きを読む