なんてものを観てしまったんだ…大傑作、いや、もはや名作。
朝鮮戦争下、巨大な捕虜収容所で立場も出自も違う人達がひょんな事からダンス・チームを作ることになる。
元ダンサーの米軍黒人下士官をリーダーに純>>続きを読む
この母子の間には誰も入り込めない。他人の価値観など持ち込めない。
全編を覆う息苦しいほどの閉塞感とねっとりと纏わり付く絶望感。実際纏わり付くのは母親だがあの子はそんな事は感じてもいない。
演技陣は>>続きを読む
この映画が凄いのはこの国の罪業を日中戦争よりも遥か前、戊辰戦争にまで遡って描いたこと。そんな映画ほかにない。
そう、この国は近代国家になろうとしたまさにその時から間違っていたんだよ。
大林宣彦監督の想>>続きを読む
コレは…ひどい。
30年に亘るスレ違いドラマはいいけど各エピソードもキャラクターもそのセリフも嘘臭くてついていけない。波瑠の家族のあの造型は何だよ。
加えてその波瑠の芝居が生硬すぎて観ていて恥ずかし>>続きを読む
全てをタイトに仕上げた素晴らしい青春群像！
端っこにいるあの4人もスタンドの真ん中にいるあの娘もグラウンドにいるあの2人もそれぞれに悩み、生きているんだよなあ。
端っこにいた経験のあるわたしには懐かし>>続きを読む
コメディかと思いの外とても洒落たハードボイルド。
深酒を気にしてか毎朝愛妻の蜆汁をガッツリ食う伝説の殺し屋。夜ははバーのミューズになる立食い蕎麦屋のおばちゃん。ベテラン役者陣が真面目に遊ぶ心地よさ。>>続きを読む
うーん…思ってたのと違った。
老ジョーンはその行為を東西のパワーバランスを保つ為だったと語る。ジュディ・デンチは正にそのように演じる。だがそれは原爆を開発した連中と同じ科学者の傲慢だろう。
よろめ>>続きを読む
ブルースのアルバムはほぼ持っている程度にはファン…つまりは熱烈支持者だったのでこの映画はタマリマセン！
王道の青春音楽映画。ミュージカル風の演出が楽しい！
物語の背景が驚くほど現代に似ている。現代の>>続きを読む
南北戦争前にこういう人が居たんだ。
予想と違いだいぶ娯楽要素が強かったが全編に流れるゴスペルが作品の印象を一段高めている。
南の奴隷農場と北のフィラデルフィアを何度も何度も軽々と行き来するハリエッ>>続きを読む
いつも通りのベッソン節。サッシャ・ルスは魅力的だしヘレン・ミレンの老練さに舌を巻く…んだけど。
1987年の時点でソ連の安アパートに住む若い子がなんでノートPC持ってんの？しかもそこから海軍へエント>>続きを読む
賛よりも否が多い気がするけどコレは良いぞ。ジャームッシュがゾンビ映画を作ればなるほどこうなるよな。
ブシェミにあの役なんて最高！トム・ウェイツの独白が解説めいている点だけが難点かな。
しかしこの映>>続きを読む
ジェットコースター並みに展開する前半の悲劇と後半のささやかな希望。ストーリーは嫌いじゃないしミュージカルを思わせる演出も悪くないが…
饒舌に過ぎるカメラが鬱陶しい。ここまでカメラワークと色彩が煩いと映>>続きを読む
長年NYをのたくってきたスノッブ爺ィの鼻持ちならないおとぎ話も脂が抜けて旨味が勝る。
ティモシー・シャラメはこういうちょっとやさぐれたボンボンをやらせると代えがきかないな。シャラメに案内されて観光では>>続きを読む
あまりにも長尺。思わせぶりな演出。凝りすぎたカメラアングルのせいで必要な情報を見落としてしまい混乱する。
ハン・ソッキの底の知れない微笑もこちらが混乱しているのでただの変なおじさんに見えるしチョン・>>続きを読む
ひょんな事から人気TVドラマのライターになってしまったパレスチナ人の主人公が検問所のイスラエル軍人との奇妙な交流を通してドラマを完成させていく。
物騒なタイトルから重喜劇かと思いの外とぼけた仕上がり>>続きを読む
うわあ〜面白え〜。期待を遥かに上回る！
本年度の私的アクション映画枠No. 1！
連続殺人事件の唯一の生き残りがヤクザの親分でドンソク兄貴。無鉄砲な刑事と組んで犯人を追う。
バイオレンス、ノワール、サ>>続きを読む
多くの日本人には頭では理解出来ても肌感覚にはないカソリック教会の権威。普通に考えれば放っておけない罪を覆い隠す権威。その権威と対峙した人々の実話。
彼らは等しく被害者だが信仰に対する考えや立場は其々異>>続きを読む
なんとも言葉に出来ない素晴らしさ…
14歳の少女の息苦しい日常をじっくりと描きながらやがてそれが大きな変化の途上にある94年の韓国の姿とシンクロしていく。
新人監督とは思えない深度。
本年度マイ・ベ>>続きを読む
収監された殺人犯が他に6人殺しているという。それを聞かされた刑事は上層部から反対されながらも捜査を進める。
冴えない中年刑事を演じるキム・ユンソクが絶品！出る映画出る映画でまるで違った貌をみせる名優>>続きを読む
