うどんイーターさんの映画レビュー・感想・評価

うどんイーター

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バーフバリ 伝説誕生<完全版>(2015年製作の映画)

4.1

迸り躍動する筋肉!!暴虐の暗愚王!!スニーキングタトゥー!!死ばかり機!!

インドはラーマヤーナが浸透しているから、貴種流離譚がウケるのかな

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

4.5

アホの作る007…みたいなアバンからカササギ殺人事件もどきが始まり、やっぱりアホの作る007に戻って…と、アクション映画ながら話をダレさせない心意気があった。全体的にアホだし、アクションの絵面もアホだ>>続きを読む

かもめ食堂(2005年製作の映画)

4.8

長い人生で背負ってきた重い荷物がどれだけあろうと、共に食事をする上では関係がなく、なんなら重い荷物なんて大した物では無いのかもしれないね、という穏やかなお話だった

もたいまさこが初めておにぎりを注文
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バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

4.7

キリスト教の施しを清貧だけではなく、芸術家や料理人の奉仕も施しとして表現しているのが新鮮で良かった

同じ食卓に座ることの許しと理解、どんな作品でも感動してしまう

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

「答えのわからないことを決めるのは自分の心」という話ではあるけど、少なくとも夫のUSBから発見された証拠を聴くと、
『妻が殺害し、異性として入れ込まれている弁護士を動かして裁判で勝とうとした』と見えて
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

面白かった!!
原作とアイヌを尊重しようという姿勢が伺えるし、オリジナル要素も気が利いていて良い。

血で汚れた杉元の手が、不殺を体現した綺麗なアシリパの手と握手して結託するカットが特に良かった。
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

4.8

今後の人生の為になることは一切ないけど、笑って元気になれる傑作

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

3.4

ジャベールが非クリスチャンとして理想的な仮想敵として描かれすぎているのがなんとも

ダンジョン飯 Delicious in Dungeon(2023年製作の映画)

4.2

原作が各エピソードで伝えたいことを重視して手堅くアニメ化したという感じ
3話(動く鎧)がアクション盛っても良いからか作画監督?演出?が変わっているのが特に顕著

モンスターを魅力的に見せようという意志
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.2

犯行と犯人の内面が合致していて面白かった

最後の詰めがちょっと好みじゃないな

マーベルズ(2023年製作の映画)

3.6

記録忘れ

入れ替わりアクション面白いけど即集合するのでもったいない

キャロル・ダンバースのキャロル・ダンバースが凄かった

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.3

災害国家・被爆国日本ならではのゴジラで良かった
演出と演技はややクサい

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

かすかな文明の光を受け継いだゼロの話を受け世界を巡った作家…の自伝を読む(現代女性)我々という構造。フィクションが与える社会や個人への影響を『かすかな文明の光』を継いでいくことと重複させたメタ構造が面>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

「受け入れて現実に向き合う」という行為を入れ子構造で描き続ける映画。
愛妻の喪失を受容するまでの過程の劇中劇中劇、役の意図を飲み込みかねる俳優の劇中劇、そしてそれをドキュメンタリー番組を通して俯瞰する
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オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

3.1

話の大筋で見たらそこそこな気がするけど妙に退屈な映画になっちゃってたな
ステイサムかっこいいけど終始雑魚処理しかしてない

ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.1

父子の話であることも含めてスパイダーバース以後のアニメという感じ
こちらはそれに加えて異種族との共生を描こうとして脚本に強引さが生まれたように思う

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

1以降のジョン・ウィックで1番面白かったな

ドニー・イェンの盲人の演技がいちいちかっこいい

俯瞰屋内戦や階段バトルなど、今までに無い画を撮ろうという意気込みが感じられて良かった

階段1番下まで転
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戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

4.7

この映画にはあなたが見たいもの、全部あります


「こんばんにゃ〜」ぶち上がった

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

今回の事件と人死にが付きまとうポアロの苦悩が亡霊を使ってリンクされているのがとても良かった。幻覚の幽霊からヒントを得て、死者から受け取れるものがあるという結論も探偵に相応しい結論なのが良い。

事件中
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

少しずつ欠けた2人がお互いから学び満たし合い、最大の欠落であるドックの孤独をニックが満たす結末が本当に良かった

ニックが音楽に感銘を受け、ドロレスが非差別者であることなど、ストーリー上障害になりえる
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.5

ニコラスケイジってセリフの文字数でギャラ決まってるの?ってくらい喋らない。マジで一言も喋らないとは。

戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章(2015年製作の映画)

4.0

江野くんに「後悔してないか?」と問いかけさせたり、物語が開かれなければ凄惨な目には遭わなかったと述べるキャラがいたり、と白石晃士のフィクションの結末への真摯な姿勢が垣間見える映画だった

戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01 恐怖降臨!コックリさん(2015年製作の映画)

3.6

因果を背負っていない工藤に何ができるか?ってことで単話完結にシフトした印象
蛇女回も含めて怪異との融和が根幹にあるように思える

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014年製作の映画)

4.1

怪異を追うモキュメンタリーでこんな話の規模にして良いのか?!でもCGのクオリティは追いついなくないか?!とかなりわんぱくで好きな映画
鬼神兵関係者の爺、いくらなんでも全部しゃべりすぎ

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 真説・四谷怪談 お岩の呪い(2013年製作の映画)

3.8

いよいよ結末に向けて動き出すストーリー
ぶっきらぼうながら実力があり頼りになる道玄がかっこいい(死ぬけど…)

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2012年製作の映画)

3.8

真壁先生の顛末を踏まえてラストシーンを見直すと、全員先生から距離をとって輪になってるのがシュール

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説(2013年製作の映画)

4.2

アクの強い霊能力者、物理至上主義と、コワすぎ!としての面白さが跳ね上がる一作でお気に入り

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊(2012年製作の映画)

3.6

コワすぎ!的なトンチキな面白さは多くないが、全体的にシュールな絵面が多くて面白い
ループ前の世界観説明的に外せない一作

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

3.7

劇場版最新作に向けて見直し
口裂け女を自動車で撥ねるシーンはその後のシリーズ全体の雰囲気を決定づけた最高のワンカットだな…

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

この映画を俯瞰で見ると、
『愛を注いでくれた父親とカメラには映らない社会と折り合いのつかない父親の2面性』と『自由に興味が尽きない娘』の対比の映画だと思うんだけど、
それにしてはノイズが多すぎると感じ
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.0

伝えたい事が先行しすぎで映画としての面白さが二の次になっちゃってる

マッツの顔面は最高
異様にすらっとしたスーツ姿で踊りながら飲むマッツだけ見ていたい

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

宮崎駿は、ジブリという石の塔がもう保たず、崩れることに自覚的であることを大好きな戦時中の市井と異世界訪問譚に乗せて伝えてきた映画だった

この映画は視聴者に対するメッセージというのももちろんだけど、『
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.7

低予算でも面白いホラーを撮るぞ!という気概に溢れていて良い

とはいってもレベルの低いCGや、ちょっと面白い寄りになっちゃってる演出のせいで絵面がボンクラホラーなのは否定できない

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

後編が未公開なこと以外文句ない

グウェンとBパーカーを活かして前作から続いて父と子の話を軸にして、MCUのおかげで前作以上に大らかになったスパイダーバースを革新的なアニメーションで好き放題している最
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怪物(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

目を背けたくなるような社会問題が2人の少年にとっては瑣末な障害でしかない…という構成がとても良く、カメラワークもそれに沿って窮屈さが取っ払われて美しい景色が広がるのも良かった

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