ストーリーは無難だが、ミュージカルの表現力は圧巻。個人的にはクリエイティビティを刺激された。
過激に始まり、哀しく終わる。献身的なジャン=ユーグ・アングラードに心打たれる。
いろいろなスケールのチェイスが、息つく間もなく立て続くのに、終始ドキドキする。
世間的に点数が低いが、緊張感の演出には眼を見張るものがあるため、とても良いと思う。
アンソニー・ホプキンスは、相変わ>>続きを読む
感性に身を委ねる快感を覚え、どんどん艶やかになるヒロインが、とても魅力的。ディエゴ・ルナも、カッコかわいい。
学業、恋愛、そして、夢。
いまを生きることの大切さや、それを10代で知り、実行することの貴重さ・難しさがリアルに描かれている。
ボーナストラックを観ると、監督の影響力の凄さがわかる。
ギャングスタとしてラップバトルを続け、メジャーへと成り上がる。その過程で、人生で本当に大切なものは何か、というシンプル&ディープな問いに答えを見出していく。そこが見どころ。
主人公の女の子が、時間を超える技を繰り返し使う中で、人生で大切なこと・瞬間とは何かに気づいていく。その内容に共感できる。
どんなに相容れない人とでも、音楽であれば通じ合うことができる。その心がガチッと噛み合った瞬間が、見事に描かれていると思う。音楽も、とても良い。
10代の頃、自分より少し大人な人に憧れたり、大人の遊びの危険さにワクワク感を感じていたことを思い出した。ラッセル役のビリー・グラダップが、カッコいいのと、ケイト・ハドソンも可愛い。