YukiShimさんの映画レビュー・感想・評価

YukiShim

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関心領域(2023年製作の映画)

4.5

【誰かの犠牲の上に成り立つ平和とは…】

映画を見終わったあと、
ふと、自分の持ち物の出処について考えてしまった。
もしかしたら、私の生活も誰かの犠牲の上に成り立っているのかもしれない…と。

映画の
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梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

4.0

【おたがいさまな、いろんな人の人生】

「当事者になったら態度を改める」
そんな描写がとてもリアルで、
「いつか自分も当事者になるかも」
という想像力が、
多様性が求められるこれからの時代に必要なのだ
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

4.0

【日本が抱える諸問題と向き合う作品】

台風や地震などの自然災害が多い国
ー日本
勤勉でモラルが高いと言われる反面
型や原則にしばられることが多い国
ー日本
少子高齢化および核家族化が進み
孤独死が問
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.5

【人間の尊厳とは何か】

新宿にある平和記念展示資料館にて、
シベリア抑留者の手紙や遺留品をこの目で見たときから、
頭のどこかで、こういった人たちのことを描いた作品はないかと考えていた。

戦争映画の
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私の中のあなた(2009年製作の映画)

4.5

【命とは何か、生きるとは何かについて考えさせる作品】


<内容について>

姉に臓器を提供するため遺伝子操作されて生まれてきた主人公
姉の症状が悪化する度にメスを入れられる身体

-子どもは親のモノ
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

4.5

【観なきゃいけない映画】

コロナ対策用に着用しているマスクなはずなのに、
まるで自分が映画内の作業員になったかのような気持ちになった。

ちょっとの隙間から目に見えない何かが入ってくるような気がして
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.5

【誰よりも自分を信じ、疑え】

心から慕っている上司と会話するときの屈託のない笑顔、
一番身近で大切だからこそ「ごめん」しか言えない苦しさ、
真実を暴くために実名報道も厭わないと決意した強い眼差し、
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.5

【権力や男性社会と闘う女性の物語】

憲法について理解する上で、これ程よい教材となる映画はないと思う。

報道の自由vs国家機密
男女平等vs男性社会
司法の役割(違憲立法審査権の行使)
民主主義の意
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.5


【見たくないけど見たくなるゾンビ映画】

心臓に悪いものが大嫌いだが、
その中でも嫌いなのがゾンビ映画だ。
突然襲ってくる瞬間的な恐怖といつ襲われるか分からない持続的な恐怖、
殺しても立ち上がって追
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弁護人(2013年製作の映画)

4.5

【国家とは何か、法とは何かを問う作品】

国家権力のタブーを扱う映画

ジヌは懲役を免れず、
チャ警監の処分も分からず、
勇気を出して証言をしたユン軍医の行く末も知れず、
映画の結末としてはグレーのま
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THE NET 網に囚われた男(2016年製作の映画)

3.5

【国家とは何かを考えさせる作品】

南北朝鮮のタブーに踏み込んだ映画

「北は不幸」というレッテルの押し付け
「南に寝返る」と言うまで繰り広げられる取調室での洗脳

何が正しいのか分からなくなる

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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.5

【信仰とは何かを問う作品】

何度も何度も差し向けられる苦難に耐えられず、ついつい目を覆ってしまう始末。。。
キリスト教についてはよく理解しているつもりで、ロドリゴ目線でずっと映画を観ていましたが、自
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砂漠でサーモン・フィッシング(2011年製作の映画)

3.8

【信じることを信じられる作品】

どんなに願っても叶わないんじゃないか
どんなに頑張っても無理なんじゃないか
信じようとしてもどこかで疑ってしまう気持ちが頭を過るが

「Faith to make t
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スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

5.0

【スターウォーズシリーズで一番好きな作品】

スターウォーズシリーズのキャラクターの中でオビワンが一番好きなので、オビワンが生き生きとしている姿を描いたエピソード1が一番好きです。

特に「Yes,M
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フィリップ、きみを愛してる!(2009年製作の映画)

4.0

【嘘のようなホントの作品】

ユアン・マクレガーさんが大好きなのですが、スターウォーズシリーズであんなにカッコいい役を演じているのに、
こちらでは完全に受け側に転じていて演技力に脱帽。
視線から、笑
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8月のクリスマス(2005年製作の映画)

4.0

【どこにでもいそうな"オジさん"が主人公の作品】

淡々と進む日々の流れが心地よくてとても好きな作品です。

仕事をする、友だちとお酒を飲む、縁側でスイカを食べる、爪を切る、、、
生きていれば当たり前
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奇跡のシンフォニー(2007年製作の映画)

4.0

【頭の中にギターの音が響く作品】

飛行機に乗っている最中にたまたま選んだ作品。
何の予備知識もなく観た作品だが、音楽の力にどんどん引き込まれた。
特に中盤で主人公のエヴァンが奏でるギターの音、
通常
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ジュマンジ(1995年製作の映画)

4.0

【父との思い出の作品】

ボードゲームがリアルになるという、子どもの夢を叶えた映画・・・
のはずですが、出てくるのは襲いかかってくる猛獣ばかりでスリル溢れる映画です。

父の好きな映画で、小さい頃は父
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何者(2016年製作の映画)

4.0

【就活時代の自分を思い出した作品】

大学生という肩書きを失ったとき、自分は何者になるのだろうか、切り札となるカードがないのに社会という荒波に飲み込まれたら自分はどうなってしまうのだろうか。
と悩んで
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いきなり先生になったボクが彼女に恋をした(2016年製作の映画)

4.0

【クスクス×ほっこり×誰かを応援したくなる作品】

とにかく佐々木希さんの韓国語が流暢で凄かった!
イェソンさんの「彼女の力になりたい」と思い始めてからさくらさんを見つめる眼差しの変化が凄かった!
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天使にラブ・ソングを2(1993年製作の映画)

5.0

【学生たちにタジタジしてるデロリスが最高!な作品】
昔はヤンチャをしていたデロリスが、現代学生たちのイタズラなどにタジタジしている様子がとても面白いです。
お話の内容的には『天使にラブソング・・・』が
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

5.0

【コミカルな展開と音楽が楽しめるな作品】
デロリスといえばウーピー・ゴールドバーグ、ウーピー・ゴールドバーグといえばデロリスな作品。
信頼関係を表すように修道女たちが織りなすハーモニーが素晴らしい。
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.5

【ミュージカルと映画の良さを掛け合わせた作品】
歌と音楽で作品を表現するのがミュージカルの良さ×細かい表情の変化を映し出してくれる映画の良さ=最強
劇中の歌は全て俳優自身が歌っているというから驚き、サ
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JSA(2000年製作の映画)

4.5

【韓国と北朝鮮の微妙な関係を表現した作品】
両国の境にある共同警備区域(JSA)を舞台にした作品。
物理的な距離は近いのに交流は決して許されない、そんな両国の関係をよく表していると思いました。
韓国人
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.0

【コミカルながら差別とは何かを考えさせられた作品】
いろんな人に薦められて見てみたが、予想以上に充実した内容だった。
アニメーション映画でありながら大人が楽しめる内容で(逆に子どもには難しすぎるかも?
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