Yukisoundsさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

2.5

個人的にハマる映画ではないにしても、絵的にきれいな作品。ダイアナはかっこ良すぎるし、戦場にいても汚れない防御力が凄まじかったなー!
人間は守るに値しない、と葛藤している場面はなんだか印象的。

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.3

学生時代に遠藤周作の原作「沈黙」を読んだ時の衝撃が胸に重くのしかかるようだったので、気になりつつも観ずにいた映画。映像として小説が鮮明に再現された印象だった。
史実上でも最初にフランシスコ・ザビエルが
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0.5ミリ(2014年製作の映画)

4.0

近い人とも0.5ミリの意見の相違みたいなものがあるのだろう、と長尺ながらストンとくる場面が沢山あった。戦争ほどくだらないものはない、色々な歴史や悩みを抱えて生きていくもの同士の人との距離感が軽やかで、>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.7

観たい観たいと思って、こんな時期になるとは。
数学者の闘い、「奇蹟がくれた数式」「イミテーションゲーム」等、完全な文系の人間からするとそれら理解できない云々をドラマティックに描いているだけで、かなり面
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.7

新年初観賞!
楽しみにしていた作品を上映初日に観ることが出来てそれだけで価値ありな所は否めない。
今の世の中で、前作に次いでこんなに母国を荒んだ地として徹底して描いた感じはすごいな、と思った。
ツッコ
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.9

2020年最後の観賞はこれでした。考えさせられました。
“Sorry,we missed you"の原題のとおり、
ごめん、会えなかった、とかそんな感じの意味合いの方が多分この話に合っていた。
家族を
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激突!(1971年製作の映画)

3.0

迫り来るタンクローリーが最後まで無機質で、人間の存在をほぼ感じさせないところが無性に怖かった!

バベル(2006年製作の映画)

3.8

観終わった後の自分の感情を消化出来ずに経過、情報多寡な作品なのかも。そんな構成と時系列は面白かったし、海外監督の撮る日本に大きな違和感もなく。
点と点が繋がるってこういうこと。大陸を越えて世界は同時進
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月はどっちに出ている(1993年製作の映画)

3.0

昔観た記憶で若かしり頃の岸谷吾郎主演作品を再鑑賞。
淡々と生きる、にも訳があるのだよな、と思わずにいられなくなる。

ディア・ドクター(2009年製作の映画)

3.9

これを観て何を感じたのかうまく言葉にできない。
平穏に過ごすために、とか信じたくてとか、
見て見ないふり、心のどこかで疑念を抱いても、それに蓋をし続ける。
そういう事ってなくはないけれど、それが法に触
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ゆれる(2006年製作の映画)

4.7

やっと観れた作品。
人の深層心理、ゆれるってこういうことか、と深く納得した。みんなこんな感じで大人になって、家を継いだり外から見れば狭い世界に見えそうな社会で生きてる人なんてほとんど。ゆれる吊り橋に渡
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ブレグジット EU離脱(2019年製作の映画)

3.7

カンバーバッチの奇抜な演技が物凄くよかった。一介の政治屋に本当に見える怪演!と比較的長く観てきて思う。
日本人として、EUは国境を超えて同一通貨とか、同一協定とか、ベルリンに壁があったことを思うとなん
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.1

LGBT関連の映画、とかにカテゴライズされてピックアップされたり紹介されたりされがちだろうけれど、学生から社会人になる時の葛藤や本当に好きな事を仕事にしている人への劣等感とか、わかる。生き方の悩みのひ>>続きを読む

ギャラクシー・クエスト(1999年製作の映画)

3.5

映画の中にすっぽりドラマが入り組んだリンクの仕方がたまらなくて、キャラクターの人間関係が最後に愛おしい。宇宙人たちピュア過ぎて堪らない!嘘をつくのは、本当に人間の悪い所よね。
途中からあたかもドラマの
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恋人たち(2015年製作の映画)

3.3

リアルな感じなのか、は分からない。登場人物いづれのこういった事は想像でしか分からないけれど、夢物語ではない、美しく描かれすぎていない、本気で感情移入できたら辛い話。
遠くから見るみたいな鑑賞して、ただ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.5

戦地で刻々と迫る時間と追われる状況に、臨場感をこれ以上ないくらいに感じさせる映像で芸術的。映画館で観るべき作品ですね。
生きていることの安堵を感じるエンディングでした。

ユナイテッド93(2006年製作の映画)

4.0

衝撃的だった。自分の中で9.11が少し風化されてきてしまっていたかもしれない、観て思い返すことができました。
どの立場から見ても悲劇でしかなくて、世界に衝撃とアメリカに傷を残したうちの1機ユナイテッド
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ジェイン・ジェイコブズ ニューヨーク都市計画革命(2016年製作の映画)

3.4

大都市でも居心地よく過ごせているのは、共有の広場。
街を象徴する場も人が集中している所。
それらは必然的にみんなが好きな場所。
ジェイン・ジェイコブの論だけに耳を傾けて今の21世紀と照らし合わせると彼
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.4

久々にコメディが観たくて、それもベタベタなコメディだけどしっかりしてるやつ!と思っての三谷幸喜。
善良さが政治家には皮肉なブラックユーモアなんだろうけれど、わかりやすくてサクッと観れちゃう。善良で努力
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.4

振り返るとストーリーに変化は少ない方で、景色も雪の降る山中でほとんどが薄暗かった。
それでも長さを感じさせない、目を見張るような作品だったように思う。
ディカプリオには存在感も演技もいろいろ感動させら
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海にかかる霧(2014年製作の映画)

3.4

淡々と暗の雰囲気が漂う中で物語がすすみ、残酷過ぎるくらいの場面も多々ありながらも、目を離せなくさせるのは、その状況で美しく恋に落ちる。それってどうなのよ、って思いながらも、ハラハラ。  
サスペンスか
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.9

どこからどこまでが実話でそれに脚色をどう加えたかなんて当時のことを知らないし、アメリカの歴史に詳しくもないからわからないけれど、このシカゴ7(実際には8なのか?)と言われた人たちの信念は並外れてた。>>続きを読む

サクラメント 死の楽園(2013年製作の映画)

3.5

モチーフありき、ドキュメンタリータッチで擬似描写ということで興味から観てみたのだけれど、
それを知らなければ、恐怖度数だいぶ違ったかも。
文明から隔離させようとする幸福は怪しんだ方がいい。過去を顧みれ
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マチネの終わりに(2019年製作の映画)

2.8

未来が過去を変えることもある、って発想の元に進む展開は好き。
だからといって、自由すぎる恋愛していい訳でもないし、もどかしいし、どの人物像もわからなくはないけれど共感はしたくない。
いくら好きでも略奪
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ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

4.0

多分、よそから見たら経済的にも精神的にも不安定なのが漏れた大変そうな夫婦で、でもずっとふたりの距離を疑う事なく観れた点において憧れを感じた。たぶん、日常をずっとずっと送るということはこういうことなんだ>>続きを読む

サムサッカー(2005年製作の映画)

2.8

マイク・ミルズ監督作でヴィンセント・ドノフリオが出演しているって教えて貰った時点でどんな内容でも絶対いつか観なくては、ってマークしていた作品。思い返すと不思議な話だった。
いろいろとあり得なそうなこと
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

3.4

これを観るために市民ケーンを鑑賞して感動したばかりなので、制作サイドから観た角度の場面にはフィクションといえど興奮しました。
市民ケーンを観て重ねるならば余計に、モデルとなった誰、とか、まず相関図が必
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ハリソン・フォード 逃亡者(1993年製作の映画)

4.5

だいぶ前に観た時のよかったという記憶を
さらに上回ってよかった!
このかっこいい作品にかつて、さほど胸を打たれなかった自分を疑いたくなる。

市民ケーン(1941年製作の映画)

4.8

マンクに興味を持ったので、マストで観なければならない作品でした。偶発的出会いの映画を好きなる性なのを改めて認識させてくれた作品であり、今さらと言われるかもしれませんが素晴らしい構成でした。
ケーンの最
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.2

ウディ・アレン作品が得意ではないのかも、と思っていた今日だったので、そうでもないか、と思った作品。
日常的な雰囲気でこんなに情緒揺さぶる一日をテンポよく描かれていて一気に目を離さず観れてしまった印象。
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.8

このカッコいい生き様はなんなの!
客観的に自分を見つめ過ぎて、過去のやむをえない戦時下の罪に苛まれ、家族は心休まる存在でないと気付き、懺悔することもできずにいる。
あまりにも孤独なのに弱さを感じさせな
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レインマン(1988年製作の映画)

4.5

何年も前に観たものをリピート。
ダスティン・ホフマン、改めて名優!

オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

2.3

思い返してみても、やっぱり違和感。
演技が悪いわけではないのだけれど、
蒼井優演じるサトシの、感情的なのと情緒の不安定な役柄についていけず、かと言ってそれに惚れたオダギリジョーの気持ちも汲み取れなかっ
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ロゼッタ(1999年製作の映画)

3.0

生きていく辛さも、希望を持とうとすることも、全部生きることってどれだけのエネルギーが必要なのだろう!と思ってしまうほど、痛切。
普通に日常を生きようとすることが幸せ、に見えないリアルさに救いを感じない
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007 ドクター・ノオ/007は殺しの番号(1962年製作の映画)

3.3

オープニングから出来上がり過ぎててびっくりした。
ショーン・コネリーの若い頃の格好良さがばっちり観れたことで満足。突っ込みどころはご愛嬌。

川の底からこんにちは(2009年製作の映画)

4.3

満島ひかりちゃん最高!
頑張りと底力がわりと半端ないのに行き方はまるでシュールな主人公。観てたらなんか元気出る!