Yutaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Yuta

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ソウルに帰る(2022年製作の映画)

3.9

欧米メディアに絶賛されても「映画ぐらいでしかアジアを知らない欧米人が喜ぶアジア映画」の典型っぽそうな気がしていた。冒頭からフランス語ぺらぺらの若者が韓国の古い歌謡曲をレコードで聴いているシーンだし、前>>続きを読む

サントメール ある被告(2022年製作の映画)

3.8

法廷劇だと分かっていたが、想像以上にずっと法廷シーンだった。移民・女性の苦難と法が示す理解と救済。フランスが反省する話。
寝落ちして早朝に続きを見て、静かな終盤では10秒ごとに寝落ちした。

のら犬(2023年製作の映画)

3.8

相手を弄って「これは愛だからな」とか言うウザ絡みハラスメント男が友達を失くす話かと思って見ていて、ちょっと捻りがないなと思っていたら後半いろいろ展開があった。犬には悪いけど救いのある話。

ジャングルのけもの(2023年製作の映画)

3.4

MUBIで見逃したがU-NEXTにあった。
クラブに通いつめていた頃のワクワクと不安と陶酔感と眠気などなどに浸れてかなりよかった。なんで評価低いんだろうと思っていたが、終わり方いくらなんでもな。

愛欲のセラピー(2019年製作の映画)

3.7

「落下の解剖学」を見て早速トリエ監督の前作を。
「落下〜はトリエ監督の過去作全部からアイディアをつっこんでいる」と町山解説で聞いたが、なるほどだった。
コメディシーンは笑えるけどだいぶ粗いし、必要ない
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.6

昨年から海外の映画好きたちが50 Centの話で盛り上がってたのはこれか…と爆音でリピートされる度に爆笑してしまった。犬(死にそうな演技すごい)の名前スヌープだし、死んだ夫はヒップホップ好きだったんだ>>続きを読む

スライス(2018年製作の映画)

2.7

チャンスザラッパーもザジビーツも大好きだが、壊滅的につまらなすぎた。昨年末のA24祭りでお金出して見に行かなくてよかった。

非常に残念なオトコ(2023年製作の映画)

4.0

我らがランドールパークの監督作なのに、非常に残念な邦題。
拗らせ主人公(キムタクに似てなくもない)が連発する失言は痛いを通り越して引くレベルだが、アジア系アメリカンの苦悩の描けていると思った。冒頭の2
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デイビッド/DAVID(2020年製作の映画)

4.1

なんでこれ撮ったんだろという様な作品だけど、こういうのなら何十本でも見たい。
Filmarksの情報全然違って、出てるのはウィリアムジャクソンハーパーとフレッドヘッキンジャー。

ロック・ミー・ハムレット!(2008年製作の映画)

3.6

スティーヴクーガンなので期待していたのだが、話もギャグもかなり精彩を欠いていた。エリザベスシューだけ本人なのも何なんだ。だが予想に反し、適当だろうと思っていたクライマックスのミュージカルが見応えあった>>続きを読む

ROCKER 40歳のロック☆デビュー(2008年製作の映画)

3.5

エマストーン2度目のオスカー受賞を祝し未見だった初期作を(この頃がよかったなと思いながら)。
キャストが実は豪華。アーミセンやサダイキスのSNL勢に加えて、大ブレイク直前のブラッドリークーパーやジェー
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Girl Walk//All Day(2011年製作の映画)

3.4

IndieWireでかなり高評価されていた作品。どうやったら見れるのかと思っていたらVimeoで全編見れた。
TikTokで世界中が踊るようになった今見ると新鮮さはない。音楽も延々マッシュアップで、知
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ラスト・リペア・ショップ(2023年製作の映画)

3.5

アカデミー賞獲ってたのでYouTubeで即鑑賞。楽器が人生変えるというのは同意だしいいドキュメンタリーだった。でもアカデミー賞級なのかは疑問。

その夜(2021年製作の映画)

2.5

何でもない風景を撮ってるだけのドキュメンタリーはアケルマンとかもやってるけど、これはさすがに何でもなすぎて困った。台湾ではなく香港。2019年なら3回ぐらい香港行ってたな。

Cameraperson(原題)(2016年製作の映画)

3.1

ボスニア、NY、ナイジェリア、イエメン、たまにアルツハイマーの母。各地で撮り溜めた映像が交互に流れる。こういうスライドショー的なドキュメンタリーはいくつも見てきたけど、本作は特に思うことが何もなく…

THE FALL(原題)(2019年製作の映画)

3.9

ジョナサングレイザーのアカデミー賞受賞の前日に鑑賞。短すぎるのもあって説明的なものは何もなく、その分余計恐ろしかった。

Madeline's Madeline(原題)(2018年製作の映画)

4.4

IndieWire他で激賞されていたが日本では見れる気配もなかった作品。MUBIに来たので即鑑賞。
息苦しさを覚えるストーリー。美しいダンスと映像表現。何かが壊れている母を演じるミランダジュライもさす
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Farewell Amor(原題)(2020年製作の映画)

4.1

MUBIで鑑賞。「怪物」をはじめ最近また流行ってる視点人物が変わる映画。そうする必要はなかったような気もするが。
父母のダンスシーンがよかった。信仰はなかなか厄介。娘もダンス上手いんだから本番ではもう
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ケイト・プレイズ・クリスティーン(2016年製作の映画)

3.3

見たい映画リストに何年も入れていたがYouTubeで全編見れた。この作品より後の作品で似たような事をやっているのが幾つもあってそれらの方が出来がいいので、112分もあってとても退屈だった。クリスティー>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.3

うまくまとまっているし評判いいのは納得なのだが、ATLANTAやブーツライリーやジョーダンピールの諸作と比べると振り切れてないなーという印象。こういう話ウディアレンとかになかったっけ(さすがに黒人ネタ>>続きを読む

彼方に(2023年製作の映画)

2.5

これでアカデミー賞ノミネート?主人公に共感できる経験をした人が今のアメリカにたくさんいるのは分かるけど。
冒頭の事件の描写は雑なホラー。やたらと感傷的な演出と音楽も安っぽくて邦画のよう。

スペースマン(2024年製作の映画)

3.4

アダムサンドラーが宇宙飛行士なんて当然コメディだと思っていた。タイトルもWaterboyみたいだし。キャリーマリガンやポールダノまで出てどんなコメディだろうと見始めたら、「音楽:マックスリヒター」で?>>続きを読む

犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

3.9

ますます冴えわたるアクションとギャグ。マブリーの無敵さは揺るがず、今回は同僚たち(結構変わってしまった)もせいぜい車ぶつけられるぐらいなので、悪いやつらが殺し合ってマブリーにぶっ飛ばされるのをひたすら>>続きを読む

カラーパープル(2023年製作の映画)

4.0

客席自分だけなのは人生2度目。まさか新宿で。話題性豊富な作品なのに…
スピルバーグ版をあまり覚えていないがミュージカルだから見ていられるような辛い話(でもミュージカルは苦手)。
OITNB卒業組で今も
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自由への旅立ち(1991年製作の映画)

4.7

BFI「史上最高の映画」で60位にランクインするなどこの何年かでブラックムービーの最重要作品に急浮上した感のある作品。MUBIで鑑賞。
いま見ても斬新さのある映像と美しい風景はケンドリックやビヨンセの
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マイ・ルーム(1996年製作の映画)

3.4

当時のミラマックスは今のA24級に攻めてたイメージだけどこういう作品も。主演陣は圧倒的にうまくてレオが一番眩しかった時代だけど話はまあ普通。介護が本格的に大変になる前で綺麗事っぽく終わってしまうのも今>>続きを読む

Lick the Star(1998年製作の映画)

3.8

長編デビュー前のソフィアの短編をMUBIで。
音の鳴らし方にBling Ring感。Lickを逆から読んでKillになるのか考えてしまう。90sハイスクールで繰り広げられるキャンセルカルチャー。

セレブレーション(1998年製作の映画)

3.9

全体的に猛烈なSuccession感。
父親が最低最悪なのは言わずもがなだが、次男も最低で見ていて嫌な気分だった。黒人差別言動を繰り返し、やり捨てした女性をぶん殴り、性被害を告発した長男に寄り添うこと
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恐怖分子(1986年製作の映画)

3.9

構図も色もきまりまくっていて印象的だが、話はあまり入ってこず。時代を感じた。

主婦マリーがしたこと(1988年製作の映画)

4.1

フランスこんな最近までギロチン処刑をやっていたとは。
もう少し大人しくやってれば…と思ってしまうが、戦争の最中で明日をも知れぬ人々の生き方をどうこう言えないよな。
社会が女性を一人の人間として見ていな
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沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇(1995年製作の映画)

4.4

失読症の見せ方からキャラクターの心理の移り変わり、終わり方まで素晴らしい。

甘い罠(2000年製作の映画)

4.2

イザベルユペールが何考えてるか分からず、案の定やってることやばかった。カメラワークで語る語る。確かな演出で見応えあるサスペンスに。

Wasp(原題)(2003年製作の映画)

4.0

American Honeyのアンドレアアーノルド監督の短編をMUBIで。
4人子供がいるシングルマザーの苦闘。今より格差や物価もまだマシだった20年前でもかなりの地獄。チャイニーズフードに少し救われ
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ミステリアス・スキン 謎めいた肌(2005年製作の映画)

4.3

若きジョセフゴードンレヴィットの(若き)窪塚感。
青春ものかと思ったら、The TaleというかMy Own Private Idahoというか、とても辛い話だった。日本のテレビ局はこれまでジャニーズ
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自伝的場面6882番(2005年製作の映画)

3.5

MUBIにて。やろうとしている事は理解できるのだが特に何とも思わず。今や大監督なわけだが、長編でもそういう気分にしかならないんだよな。

Exhibition(原題)(2013年製作の映画)

3.7

こちらもMUBIで。いい感じだぞと思うのだが、いろんな所でごろんとしている主人公を見ているうちにぼーっと見ている自分に気付く。一人でするシーンをこんなにきっちり撮る映画もそんなにないのでは。トムヒはこ>>続きを読む