けいてぃさんの映画レビュー・感想・評価

けいてぃ

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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.3

原作の優しい世界観を守りつつ、原作の再現ではなく一つの映画として完成されていたと思う。そっと寄り添ってくれる作品で、心が軽くなる。

後ろの席の女子高生たちが、北斗の良いシーンでいちいち「やばい、ビジ
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タンポポ(1985年製作の映画)

3.8

食に対するそれぞれの描き方がおもしろい。みんなそれぞれ人間ぽいというか、食って生きることに直結してるんだなぁと実感。

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.8

優しくて愉快な世界。
コジコジに通ずるものを感じた。

鑑賞後にさかなクンのWikipediaを見たら、なんと鈴木拓さんは中・高の同級生で、さかなクンは鈴木さんから時折「ミー坊」と呼ばれているとのこと
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犬王(2021年製作の映画)

3.3

新年一発目の映画鑑賞。
歌は素晴らしかったけど、同じ節回しが続いて若干胃もたれした。もうちょい歴史の要素が多くてもよかったかなぁ。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

私の日々もわりとルーティン化しているけど、平山さんみたいに勤勉でもなければささやかな楽しみを見出しているわけでもない。

ただ仕事と家事をこなしてお風呂やベッドでSNSをだらだら見て毎日が過ぎているこ
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市子(2023年製作の映画)

3.8

どこかで限界がくるってわかっていながら嘘に嘘を重ね続けざるを得ない状況。市子はこれからどうやって生き抜いていくんだろう。。

森永くん、一見まともそうなのに独りよがりっぷりが狂気じみててめちゃくちゃ怖
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正欲(2023年製作の映画)

4.0

例えばその人の欲求に基づく行為が誰かを傷つけたとき、非難されるべきは"誰かを傷つけた"ということであって、その人の欲求や感情そのものではないんだよな。

抱く感情は誰だって自由だし、どんな人もひとりじ
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.0

忘れたり都合よく解釈したりして「なかったこと」にするのは簡単だけど、失ったものや過ぎ去ったものを「あった」と証明するにはものすごくエネルギーが要るんだな。。

今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

3.8

先が読めてしまう展開ではあるけど、涙が溢れる。
主演の二人の透明感が、儚い世界観にぴったり。
専門的なことはわからないけど、照明とか光の具合がすごくきれいだった。

キリエのうた(2023年製作の映画)

4.3

岩井俊二監督の映画って、舞い落ちる木の葉とか夕暮れの空に浮かぶ電線とか、すべてがこの作品のためにそこに存在してるのかと思えるくらい、一瞬一瞬が魅力的に切り取られていると思う。

北斗が江口洋介さんと親
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(2023年製作の映画)

4.3

正直ところどころ直視できなくて目を瞑ってしまった。
何が正しくて何が間違いかなんてその時代の法律や風潮で変わるし、答えはないよなぁと思う。
扇風機は何かの暗喩?

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.3

15年ぶり?くらいに観た。
前に観たときはまだ10代だったこともあってダメージをくらいすぎたので、今回、観るのを少し躊躇したけど、観てよかった。カイトのシーンは特に胸が締め付けられる。
自分が歳を取っ
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

3.5

劇場で知ってる人を見かけたんだけど、私にとってその人がこの作品を観る(しかも公開初日)のは結構意外で、人のことなんてほんとわかんないもんだな、と実感した。

Gメン(2023年製作の映画)

4.0

終始はちゃめちゃで、テンションが高い🤣
たくさん笑ってすっきりした〜!
みんな良かったけど、特に高良くんがかっこよすぎてドキドキした。。

チェリまほ THE MOVIE 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(2022年製作の映画)

3.7

登場人物みんな温かくて尊い。
ドラマ版と比べるとテンポがいまいちだったかな。。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

内容は正直よくわからなかった。
でも、世界観とかアニメーションが、「あぁ、これこれ!この感じ、ジブリだ!!」と思わせてくれて、純粋にワクワクしたし、何度も鳥肌が立った。(鳥だけに🤭)

怪物(2023年製作の映画)

5.0

とんでもないものを観た。
あらゆる才能の結集。この作品をつくりあげた方々もみんなある意味怪物。本当にすごい。
この作品が公開されるときに坂本龍一がもうこの世にいないという事実が悲しい。
あと、ゆってぃ
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.0

いい気持ちのしないシーンが思いのほか多かった。
それにしてもムロツヨシをキャスティングしたのは大正解だと思う。
ムロツヨシって、深入りするとちょっと危なそうなんだけどついつい甘えたくなったりわがまま言
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ライアー×ライアー(2021年製作の映画)

3.3

新年一発目の映画鑑賞ということで明るく楽しく観れそうな作品をチョイス。

キュンよりもコメディ寄り、というかもうこれはギャグ。「んなわけあるか🤣!!」と終始つっこみながら鑑賞しました笑。

北斗と森七
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.2

始まってわりとすぐに、日常生活に音が溢れていることに気付かされる。ただの生活音、必要な音、聞かなくていい雑音、、、ケイコは目を澄ませていたけど、私は自然と耳を澄ませていた。

鑑賞後、駅ビルの屋上でぼ
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窓辺にて(2022年製作の映画)

4.0

よかった〜。
鑑賞中よりも、観終わった後にじわじわくる。パフェ食べながら余韻に浸った。

愛ではなく「好き」という言葉を使っていたのが印象的。登場人物たちが、それぞれ自分なりの「好き」を表現していて興
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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

3.8

どういうわけか金子大地と結婚する夢を見たので(どんな夢やねん!)、夢の余韻に浸りたくてこの作品をチョイス。

おっさんずラブのマロのときもそうだったけど、ほんわか可愛い役が意外と合ってると思う。あぁ…
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追憶(2017年製作の映画)

3.0

終始暗い空気で、みんなつらそうな顔をしていて、観ていて気持ちが重くなる。

CGの違和感がすごい。夕日のシーンが何度もあるけど、もう少しいい感じに撮れないもんかね…

mellow(2020年製作の映画)

3.6

あったかい映画を観たくてこちらの作品をチョイス。
今泉監督の作品は、何気ない日々の中に自然な会話があって、クスッと笑ったりハッと気づくことがあったりするので好きです。

ラストレター(2020年製作の映画)

4.0

夏休みにぴったりの作品。
映像が美しくて、特に、高校時代の二人が階段の踊り場で話すシーンは、逆光で二人の姿が切り絵みたいになっていて印象的だった。

何者にもなれない・独りよがりだと思っていた自分が、
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前科者(2022年製作の映画)

3.8

結構しんどいシーンが多くて、自分のコンディションの良いときに観ないときついと思う。

とある一つの事件を経験した二人だけど、佳代ちゃんは加害者に寄り添う保護司になり、真司くんは片や"人殺しは人間じゃな
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

字幕版を鑑賞。
映画は娯楽じゃなくて芸術なんだと思わせてくれる作品。カラッとした夏の空気や木々の匂いが漂ってきそうなくらい映像が美しい。音楽もよかった。

それと、ティモシー・シャラメ、乳首の横にホク
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流浪の月(2022年製作の映画)

4.0

原作に心を打たれ、映画化を楽しみにしてた。
すごく丁寧につくられていたと思う。
特に、光の具合とか、カメラワークとか。桃李くんも素晴らしかった。

一方で、繊細に描くあまり、原作未読だとちょっと情報が
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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

3.5

池脇千鶴さんよかった。
心細さと逞しさが共存してた。

女性の裸のシーンが何度もあるけど、作品としてそこまで裸を見せる必要あるかなぁ。。?

ある夜、彼女は明け方を想う(2022年製作の映画)

3.3

スピンオフという名の、ヒロインの言い訳。

本編のほうが好きだったな。

泣きたいときのクスリ(2008年製作の映画)

2.0

"泣きたいときは思い切り泣けばいい"というメッセージはよく伝わったけど、セリフや演出がいちいちわざとらしくて、"私は一体何を見せられているんだ…🤔?"という気持ちになるシーンが多々あった。

犬はめち
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.8

北村匠海くんがめちゃくちゃハマり役。
物憂げな魅力が全開。
深夜に観て静かに泣きたい映画。

総理の夫(2021年製作の映画)

2.0

笑いとシリアスのバランスが中途半端。
ウケを狙わずにストレートな演出にしたほうが、うまくまとまったのでは、、?

ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

1.8

チープすぎる…
キャスティングの意図も謎だし、SFチックな展開なのに神々しいサントラ流れたりしてミスマッチだった。

エンディングでアランウォーカー流れ始めたときは「YouTubeかよ!」って突っ込ん
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カランコエの花(2016年製作の映画)

3.8

よかれと思ってやったことが誰かの心をえぐったり、差別するつもりなくても潜在的な差別意識が言動に表れちゃったりすること、あるよね…。リアルだった。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.8

よく計算された作品だと思う。
「くれなずめ」もそうだったけど、観る度に発見がありそう。

カレンダーに「年」を入れてほしかった〜みたいなレビューがちらほらあるけど、いや、要らんやろ!何観てたん!

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