林檎をむいて歩こうさんの映画レビュー・感想・評価

林檎をむいて歩こう

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

「世界を知り改善する」
難しいけどできないことじゃないな!って
世界の見せ方がすごかった

ある男(2022年製作の映画)

3.6

ただそれだけが事実なのにそう思えない瞬間が多すぎるよなぁって
受け止める勇気と思慮を持たねばな

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.5

2時間半の法廷劇
決定的なものは何もない中で
あらゆる立場の人間の証言が積み重なり
イメージだけが膨らんでいく
そこから何を選択するか
あらゆる場面に置き換え可能な話だった

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.2

しみじみとよかった
パニック障害とPMSを抱えるふたり
自分で自分のことはどうにもならないけど
他人を助けることはできる
友達でも恋人でもなく職場の同僚って
関係性に終始してたのもよかった
夜について
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.9

ずっとこのままでいいのにという祈りと何も変わらないなんて馬鹿なことはないという覚悟
否定も肯定もなく意味なんかない暮らしがとてつもなく愛おしい
光は木漏れ日のように一瞬のきらめきであれどそこかしこに見
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.0

思わず背筋を正すくらい煉獄の生き様がありありと伝わってきた

2021.1.5
2021年の映画初め
煉獄さんの母との回想からのあの意思の強さにくらってくらって仕方なかった

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.0

文字や言葉にしたい心を、心が生まれるまでのあらゆる関係性を、自動手記人形として触れてきた彼女が発する『「愛してる」も、少しはわかるのです』が本当に愛おしい

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.8

監督の言ってる通り「道化師のいないコメディ」「悪役のいない悲劇」であり、とてもとても身近な映画だと思った

HELLO WORLD(2019年製作の映画)

3.5

ボーイミーツガールからのガールミーツボーイという展開がよかった
ボーイミーツアダルトでボーイがマニュアル人間から自分の意思をはっきりさせる成長譚としても面白かった

天気の子(2019年製作の映画)

4.0

須賀さんの涙のわけを知っている
世界を変えようが自分の人生を棒にふろうが関係なく目の前の女の子を救うため走る姿にたまらなくなった
行け行け行けと鼓舞した

メッセージ(2016年製作の映画)

4.3

「今日は美味しいものを食べようよ
未来はずっと先だよ」
と歌う宇多田ヒカルを思い出した
未知の言語を理解することで未来がわかるようになったルイーズ
悲しい未来が待っていることを知っていても生きているの
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ウサギを踏みつけるシーンからのラストシーン、ゾッとするというより虚しさでいっぱいになる

スノーデン(2016年製作の映画)

3.7

日本に住んでる時、「バカ高い家賃」と言っていたのでどこに住んでたんだろと思ったら福生市とのことで23区外でもやっぱ東京の家賃って高いんだって思った
そうなんだって思ってだから何って感じで終わった

溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

大好きな悪魔と引き裂かれ
王子様とキスをした

安寧ではなく混沌、自分を別の世界に連れて行ってくれることを求めて走る姿はみっともなくてでも美しい
マニキュアを塗るシーンが好きでした

バード・ボックス(2018年製作の映画)

2.0

恐怖とか愛情とか何の感情も揺さぶられることなくツーっと終わった
映画のせいじゃなくインフルだったからかもしれんけど

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映像で見て初めて寧子の青いスカートのひらめきが波に似ていることを知った
津奈木にもビガーっがあって、また綺麗なものを見たいという思いがあった
味の無さと言われてたけど、味が無いわけがない
津奈木が寧子
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.5

怒りが怒りをきたすプロセスと同様に愛が愛をきたす

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.7

1人くらい自己犠牲に動くやつが居てもいいでしょって思った自分、神様にでもなったつもりかよ。登場人物と同じ人間なんだから、きっと同じ状況に追い込まれたら同じ醜い行動をするだろう。そんな予感をひしひし味わ>>続きを読む

わたしたちの家(2017年製作の映画)

3.9

何かありそうだという「予感」を「予感」のままにして終わらせられる面白さがとても新鮮だった。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.6

様々な形の父親に押されて、他者のため、ベイビーじゃなくなる覚悟を決めるのカッコいい。

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.5

のんが舞台挨拶かなにかで生きてるってだけでこんなにも泣けるって言ってたけど、本当にそう思った
淡々とすずさんの日常を描いてるだけに思えるのになんでこんなにも泣けるのか

Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

3.0

役所広司も竹中直人も渡辺えりも本気で取り組む姿がホントかっこいいし、草刈民代の本気といったら美しすぎて釘付けになった
毎日同じことの繰り返しでつまんないと人生にスネてる場合じゃない