めちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.5

いつ崩れてもおかしくないくらいの危うさで動き続ける展開だけどハダシたちの熱量がラストシーンまで押し通してくれたしすごくドキドキした。最近話題の倍速視聴やファスト映画がポピュラーになってしまったらあの未>>続きを読む

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

3.8

媒体の発展と廃退を、テレビアニメ・外伝・それから劇場版を通して繊細に、且つそれぞれを認め合いながら完結していくのがよかった。あの世界のまま時が止まればいいのに。「愛してる」を探していた主人公の、壮大な>>続きを読む

余命10年(2022年製作の映画)

3.9

すべての音楽が消え周りの会話だけが耳に届いて主人公の背中が映し出される場面が所々に見られることで、ひとりぼっちの孤独感と、周りとは生きていく速さがまるで違う絶望感が浮き彫りになっていて辛かった。台詞や>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.2

三時間の長編で集中が続くか不安だったけどプロローグの展開が早くて、でも邦画独特の時間と平行に進んでいくゆるやかな空気感を大切にしていた所にすぐ惹き込まれた。演技の中で演技をする役者 韓国語や日本語、英>>続きを読む

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

3.7

恐竜が近付いてくる恐怖を水たまりの中が振動することで表現しているの天才だと思った

ある夜、彼女は明け方を想う(2022年製作の映画)

2.8

彼女側の視点で展開されていくから本編で彼女が何を思っていたのかが明確に分かったのと同時に、彼女がかなり自分勝手で、夫と同じ誘い文句を使って「僕」との不倫に走っていたのが胸糞悪かった。

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.0

人と人、物と物とが巡り巡って終盤オールスターになるの超好き!三人がそれぞれ描かれるシーンでは背景に必ず東京タワーが映っていてすごく良い。救急車が救急車呼んでるの不謹慎だけどめちゃくちゃ笑った。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.6

今日と過去をどれだけ引き離しても過去はそれと同じ速さでついてくるし加速して追い越すこともないことを嫌なくらい思い知らされた。「恋愛は逃げ」自分の居場所や逃げ先が恋愛にならなくなった時点で恋愛の消費期限>>続きを読む

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.8

「彼女」と「僕」が二人浴槽の中で歯磨きするシーンと三人が朝焼けから逃げるように深い夜へと疾走していくシーンが良かった。

犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.7

湖から足とかスケキヨとか今となってはネタにされてるシーンを見れたし何よりも生首が怖かった、夢に出てきそう。色褪せない名作!日本映画最高!

街の上で(2019年製作の映画)

4.5

もうなんかシュールというかカオスすぎる展開が多くて全編を通してコント見てるみたいだった(笑) 今泉監督の、良い意味で若者たちの気まずくて居心地の悪いリアルな空気感すごく好き!全部全部いとおしい!

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.0

映画化決定のPVを見てからずっとずっと待ってた。漫画を読んでいるので展開は分かっていたけれど、深くまで掘り下げられたシーンや声に乗ることで台詞の解釈が自分の中で腑に落ちていく爽快感、一瞬たりとも飽きを>>続きを読む

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

5.0

現実世界、過去、夢、妄想、映像、虚実の入り交じった混沌すべてが意味分からなくて猛烈に好き 今敏作品でいちばんすきだいすき たまらん 今敏という狂気と、醍醐味

サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.8

SNSを通じて、というのが現代風でもあり俳句での表現や歳時記の言葉が時々出てくるところが古風に感じられた。ポップで淡いテイストの画風が可愛かった!

CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

3.5

素敵な役者さん沢山居るから背景で流れる音楽は無くてもそれだけで十分に緊迫した雰囲気は伝わってくるのになあと思ってしまった。でもそれすらも何らかのトラップや伏線なのか…?と隅から隅までも疑いかかってしま>>続きを読む

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

5.0

閉塞感や焦燥感にあふれた学校という小さな社会のなかでは特に、逃げ場所も有り余ったエネルギーの行方もわからないから主人公は音楽という逃げ場所を作っただけ みんな誰かに縋ったり誰かを囃し立てたり比べたりし>>続きを読む