司さんの映画レビュー・感想・評価

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マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ホラーで叫びたい&家族の絆に触れて涙したい時オススメ

あたたかな兄弟の生活も何もかもがまやかしだったけれど、ジャックは幸せだったのだろう

ラストでアリーすら多重人格の中の一つだったらどうしようとハ
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アルカディア(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

HP・ラヴクラフトにピンとくる人オススメ!

本編頭の引用文でラヴクラフトが出てきた瞬間ガッツポーズした、これは人間以外の意志を持った〝何か〟が出てくると

やはり人間にちょっかいをかけてくる何かとの
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闇のバイブル 聖少女の詩(1969年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

いつか見た夢のパッチワークのよう

シュルレアリスム映画なだけあってストーリー性はほぼ無く、ワンカットずつ絵画にして飾りたくなる美麗な映画

ただゴシック・ロリータでひとくくりにするには惜しいほど奇妙
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.0

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独り身同士が延々と傷を舐め合おうとし続けるがロマンス映画と一括りにできない

【独身で居続けたものは動物に変えられる】という設定に興味を惹かれて視聴

結局動物に変えられる過程は映像化されてなく非常に
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オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

2.6

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NHKがホラーを作ったらこんな作品になりそう

至る所に散りばめられた〝性〟のモチーフ
と〝生〟を授かった木の根っこが視聴者を翻弄する

人一倍大人びた少女がキーマンになって物語が進むが、オチークの母
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.2

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北欧少女の美しさに目を奪われる90分

謳い文句の〝イノセントホラー〟を覆すことなく、無邪気さがことごとく仇になっていく

卵から孵ったのは一体なんだったのか
ティンヤの中で大きく感情が動いた瞬間を栄
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ミラーズ(2008年製作の映画)

1.9

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ジャンプスケア多すぎて萎え

鏡の向こう側にしかいない者たちが現実に被害を及ぼしてくる仕組みが謎でうーん

アンナは結局悪魔憑きだったという認識で良いのか……

あれだけ家族のために奔走したベンのラス
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.9

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主人公に惚れる作品

最後の5分までベンヤミンの魅力に気がつけずにいたお陰でラスト1秒のトム・シリングに落ちました
反則だ、あれは

ハッカー対決が続いて中弛みを感じた瞬間もあったが脳を2回転させられ
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.6

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記憶を消してもう一度観たい映画

どんでん返しはこうでなくっちゃ!
久々に鑑賞後スッキリした気持ちになった

序盤に出てくるキャラと情報が多くて投げそうになったのは内緒

サクラメント 死の楽園(2013年製作の映画)

1.5

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三半規管弱い人は鑑賞厳禁

終始手持ちカメラの映像が挟まるため、後半はグロッキーになり調子が悪くなった

人民寺院事件の犯行手口と同様に毒殺+銃

ただ集団自殺に追いやる理由が薄っぺらい(個人的には仮
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

4.5

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観終わる頃には腹ペコに

始まりはスローテンポな映画かと思いきや、ヴァンサンの興が乗ってくると血肉のジェットコースター

狩る側の視点を野生の面からも取り入れて飽きのこない殺戮シーンは心躍った

肉屋
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ガール・イン・ザ・ベースメント(2021年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

ほぼ実話という煽りに惹かれて視聴

外野への外面は良く身内への暴力は当たり前なTHEモラ夫
娘を監禁したのは父親としてのプライドを傷つけられた仕返しだったろうが、いつしか地下の娘の園がドンにとっての
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かくれんぼ(2013年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしいどんでん返し

ミスリードがうまく鑑賞者を誘導しているのがよく分かった
頭では理解していてミスリードだと分かっているのになかなか真実に辿り着けず、ラスト20分ですっきりした!

思い込みもこ
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.4

全てにおいて欲求不満の人間は何処へ向かうのか

自分の意思は尊重されない・話は聞いてもらえない・秘密にしてほしいことも誰彼構わず筒抜け…

上辺だけの幸福を与えられても本当の自分を見てくれる人はいない
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健太郎さん(2019年製作の映画)

4.1

想像していた展開を良い意味で裏切られた!

復讐はこうあるべき

何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

3.0

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Pearlの役作りに一役買った映画と聞きつけて鑑賞

人間、何か一つに囚われて自由の無い身になると精神が破綻していくのだなと。


ジェーンは、輝かしい『ベイビー・ジェーン』の栄光が忘れられず老齢にな
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Pearl パール(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

性欲・嫉妬・怒りの煮凝り それがPearl

夫ハワード出征で一人農家に置いて行かれ、自分の趣味にお金も時間も使えない怒り▶︎誰も満たしてくれない性欲を持て余す▶︎その上自分の生涯の夢を義理の姉妹が叶
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

2.7

分かりやすいシチュエーションスリラー

物語の行方も結末もはっきりしないが、視聴者に委ねている気もしない

続編が欲しい

ウィッカーマン(1973年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

狂気を孕んだ人間の瞳は何故皆同じになるのだろう

島民全員が主人公を供物としか感じておらず、逃げないように囲い込んでいく姿はまるで獲物を逃すまいと舌なめずりをしているハンター達のよう

ミッドサマーが
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アオラレ(2020年製作の映画)

3.0

いつアオラレてもおかしくない世の中に身を置いていることを再認識した

爆発寸前の何かを誰しもが抱えている

ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

2.5

心が弱っている時に観ると死に引っ張られる作品

人の命を終わらせることに大義を見出す男と娘の命を終わらせた男、そこに絡むFBIの人間模様 

鑑賞後、生命とはなんだろうと思考の渦がずっと巻いている

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.7

もっと早く観れば良かった!

表情を作ることすら自力でできない、感情の無いサイコパスが【建築家になる】という夢を追う物語

残酷描写が多いが、予想しない殺害方法を魅せてくれるので新しい発想を求めている
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黒い家(1999年製作の映画)

5.0

ジャパニーズホラーのじめっとした怖さを覚悟して挑んだらワクワクサイコスリラーだった!

日本ホラーの傑作と呼び声高い本作だが、覗いてみたらなんてことないサイコパスの日常を切り取った内容

ところどころ
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

殺人鬼の魂が宿ったイカれロボットに無双していく主人公


何故主人公が無双できるのか、飲んでいたドリンクは何だったのかなど謎が多く残されて視聴者に委ねる要素が多くモヤモヤした

モンスター(2003年製作の映画)

4.0

『社会の枠』から外れた二人の束の間の逃避行

正解のレールから一度でも脱輪した人間の行く末が見れる。

けれどもしも、産まれた時から人生の落伍者だったらどうやって這い上がればいいのだろう。

トレーニング デイ(2001年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

アロンゾがめっちゃいい上司かと思いきや結局私利私欲のために動いている人間くささ満載のキャラで意外性

ちゃんと悪が成敗される展開は予想外だった

CUBE(1997年製作の映画)

3.0

支配欲・庇護欲・色欲……
人間の欲が交わることで思わぬ方向に転んでいく

あの”CUBE”から脱出したとて地球という名の巨大な”CUBE”にいることには変わりないんだと見につまされた

明日は我が身

この子は邪悪(2022年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

クトゥルフっぽさがあると聞いて視聴

ミスリードを誘う時があったりしたがおおむね予想通りの筋書き

父親は異界と契約を結んだのか、はたまた元から異界の住人だったのか知る術はない

魂を入れ換える者を増
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ミスリードがギリギリまで敷かれていて、ローズマリーのドキドキ感を自分のことのように体感できた

あの悪魔の子はローズマリーの手によって殺されるのか、それともローズマリーがあのアパートを焼き払うのか……
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屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

酒が殺人のスイッチ

アルコールで態度が大きくなるタイプの殺人鬼
衝動に任せて生きているので殺人手段も隠蔽も杜撰極まりないが、そこが人間くさくて現実に近い感覚を覚えた

冒頭のゴールデングローブで流れ
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サンセット大通り(1950年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

廃れた往年女優の狂い咲き


色んな世界に心惹かれていながらも、金欠を解決するためだけに人に頼るようなジョーではノーマの心の安定剤にはなり得ない
きっとノーマもそんな事を分かっていながら、寂しさを埋め
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テッド・バンディ(2019年製作の映画)

4.1

映画になるために生まれてきたような元祖サイコパス

Wikipediaで彼の犯罪歴を読んでから見るとなお楽しい

終幕間際に本当のテッド・バンディの姿が見れるが映画内容とほぼ同じで、どれだけこの作品を
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