wakako1124さんの映画レビュー・感想・評価

wakako1124

wakako1124

映画(63)
ドラマ(0)
アニメ(0)

魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.5

千と千尋もそうだけど宮崎駿さんは「親元を離れて1人で働き始めた女の子の成長譚」を描くのが天才的だと思う。
社会的な理不尽さや窮屈さもあるけど損得ない人の優しさにも触れて1人の女の子(男の子だったら全く
>>続きを読む

細雪 ささめゆき(1983年製作の映画)

4.4

旧家の美しい姉妹というだけで私の好みすぎる。
大阪の商家で使われた船場言葉が大阪弁とも京言葉とも言えない独特な上品さがあって心地良い。
鶴子姉さんが着物に囲まれてる映像があまりに絢爛。

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.9

アンナ・カリーナが悪魔的な美女だとしたらジーン・セバーグは純粋な天使と思ってたけど魅力的な女は一様に悪魔だ(広義的かつ良い意味で)
ベリショの美女と男がヨーロッパの街並みを駆け回るのゴダール版「ローマ
>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.7

誰かになることで解放される自身。
最後の表情が良い。

あと全員演技力化け物俳優たちで見応えある。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.3

昔の恋人にここで告白されたなとか、ここで笑いあったなとか、そういった思い出が自分に何もないことを突きつけられた映画だった。
そしてなくて良いなと自嘲するにいたる。
映画の構成としては好き。

近頃なぜかチャールストン(1981年製作の映画)

4.8

最高すぎる……
私はずっとこういう映画が観たかったんだ…。

サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

3.9

お誘いいただいて試写会で観れた。
シアターで観るウッディアレンは地味に初めて。
「ミッドナイト・イン・パリ」が大好きなので本作も名作オマージュ系で大好物でした。
ウッディアレンの自虐要素も多分にあるけ
>>続きを読む

武蔵野夫人(1951年製作の映画)

3.5

父親から譲り受けた家(土地)を守るためだけに貞淑な妻であり続け全てを捧げてきた人生。
「なんのためにこれまで我慢してきたの!」という悲痛な叫びが最後にして初めて吐いた本音、なんだろうな。
つとむが武蔵
>>続きを読む

かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.8

歳を重ねるたびに「もっと好き」になる映画。
学生の頃には受け取れなかった(分からなかった)情緒がある。

スティング(1973年製作の映画)

4.1

最後どんでん返しと前評判を聞いて観たけど、最後に限らず要所要所で(良い意味で)予想を裏切られる展開が起こって痛快だった。私の中でポールニューマンのイケおじ旋風が吹き荒れ中。

月曜日のユカ(1964年製作の映画)

3.3

加賀まりこ、ダウナーなホリーゴライトリー(図らずも美しさと顔の造りがオードリーヘプバーンにそっくり)
内容は退廃的でフランス映画っぽい。

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.8

ループする貴船の美しい景色と旅館で働く人々の思惑。
ヨーロッパ企画お得意のタイムトラベル(ループ)もの、さすがという感じ。

総理の夫(2021年製作の映画)

3.9

予想よりおもしろかった!
アート小説の次に原田マハの得意ジャンルである政治(社会)風刺作品。
いつか女性の総理大臣が現れる日が来たらいいな。

架空OL日記(2020年製作の映画)

4.3

私はバカリズムが創るこのなんでもない世界を愛してると断言できる。

私がケーキを焼く理由(2023年製作の映画)

3.6

前情報無しだったのでSATC的なノリなのかと思ったら全然違った。
大切な人が病気になった時の両親や友人の反応が実話ならではのリアリティがある。
かなしいけれど親友という関係性への羨望もある。

真夏の夜の夢(1999年製作の映画)

4.1

中学生の頃文化祭で原作の劇を観てからシェイクスピアで一番好きな作品。
今考えるとあの頃から三角関係、四角関係フェチだったのかもしれない。
衣装や舞台がとにかく美しいので本当に夢の中みたいな作品。

人生模様(1952年製作の映画)

3.9

中学生の頃授業でO・ヘンリーの作品を扱ってから大好きな作家。
心温まる作品の短編映像化だったので個人的にクリスマスシーズンに観たい映画ベスト3に入る。
家具や小物のセンスがとりあえず良くてクラシカルな
>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.2

ノンフィクションの性差別問題とともに働く女性にフォーカスをあてているのでお仕事映画としても楽しめる。
(ニュアンスは違うが『プラダを着た悪魔』のような)

サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.7

フリオチまで完璧な青春コメディ。
同監督の『四畳半タイムマシンブルース』からこちらも。
色々な意味でアツいものを観せてもらったという感じ。
タイムトラベルもののあるあるはベースにおきつつお調子者の仲間
>>続きを読む

あなただけ今晩は(1963年製作の映画)

3.5

ふーんって感じだったけど、ラストシーンが個人的に好みすぎて全部もっていかれた。
シャーリーマクレーンが陶器肌。

海街diary(2015年製作の映画)

3.6

過去鑑賞記録
序盤に長澤まさみがベッドから起きてくるシーンが美しすぎて忘れられない。
今観ても同じくらい衝撃を受けるのかな。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.7

過去鑑賞記録
名作すぎて今更だけど、個人的にはセリフの言い回しがテンポよくて小気味良い。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.0

リアルな恋人の出会いから別れという感想をちらほら聞いたのだが、私には少女漫画の世界くらい非現実的だった。
坂元裕二らしい言い回しは好き。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.4

人間としての宮崎駿と芸術家(クリエイター)としての宮崎駿を足したり掛けたり引いたり割ったりしたら出来上がった作品という印象。伝わりにくいけど、宮崎駿の集大成という意味合いで全私が絶賛している。
個人的
>>続きを読む

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.1

仲良し中年サラリーマンたちがお酒を飲むシーンあまりに自然でずっと観れてしまう。
古典落語みたいな世界。

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.4

人の動き方が好みなアニメだった。
主人公が純粋無垢であればあるほど狂気になっていく姿が映える。
犯人すぐ分かっちゃったのが悲しい。

雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.8

王道のストーリー故に歌とダンスが映える。
サイレントからトーキーへ移り変わる当時の映画業界の雰囲気がリアルで良い。

>|