AVEさんの映画レビュー・感想・評価

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罪と罰(1983年製作の映画)

5.0

久々に自分好みの良い映画に当たった気がする。長編処女作。題材はドスト氏の名著、"罪と罰"。コマ割りのテンポが良く後のカウリスマキ的なオフビート感はほぼ無いが、寡黙さとセリフの間、カット間のフェードアウ>>続きを読む

町でいちばんの美女/ありきたりな狂気の物語(1981年製作の映画)

3.5

2024.04.15/VHS

あまりブコウスキーを重ね過ぎると肩透かしを喰らう。ブコウスキーの書く文章はここまでセンチメンタルではない気が。あくまでも酒精と色情に従順であるというテイストとベン•ギャ
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タンデム(1987年製作の映画)

3.5

2024.03.20

終盤のシーンが印象的。失踪するミシェルと大量のカモメ、ミシェルと再会後のリヴトの笑顔。私がこの映画の奥深さを本当に味わうにはもう少し年月を重ねるしか無さそうである。

フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)

3.8

2024.01.27
D-FENSの発言は一見道徳的にみえて、自身の行動を俯瞰して見られないのか思考の偏りから感情を抑えきれず次々と一線を越える。サイコホラーの側面も持ち合わせた一作。

そんなの気にしない(2021年製作の映画)

2.8

2023.11.21

内容は一切刺さらなかったが光の取り込み方は中々面白い。晴れた屋外、逆光で生じたフレアをそのまま使うとか。主人公の心中の機微に共感を得たなら素晴らしいエフェクトだったに違いない。

バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.0

2023.11.19

公開当時ファッション誌等でもてはやされていた印象、随分年月が経ってしまったが今更初鑑賞。ビンセント・ギャロの演じる主人公が抱えるフラストレーションとオフビート感が相まって中々気
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ジーザス・レボリューション(2023年製作の映画)

3.5

2023.11.16
カウンターカルチャーとムーブメントの境がとても曖昧なところでの物語。川辺で洗礼を受ける所は涙が出た。

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

3.5

2023.10.28/ VHS

ポエトリーリーディング+アート映像+男女の逃避行モノ。ストーリーを真剣に追うには難解で感覚で楽しむべき映画。1965年の作品なので当時はアートとして前衛的だったのかも
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.0

2023.10.09

バッドエンドの類ではあるが贖罪の末 主人公の精神は救われたことは想像に難くなく、クライマックスでは落涙を禁じ得なかった。

ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

3.5

2023.09.27 /VHS

バイオレンス逃避行&オズの魔法使いのエッセンス。人物設定が緩く鑑賞後モヤモヤが残る。後半登場のウィレム・デフォーが終始キモヤバくて良い。ラブミーテンダー

第三世代(1979年製作の映画)

3.3

2023.09.23

地下組織としての活動内容に芯が無くあくまでもポーザーな若者達としてしか見れない。制作内容が芯のない地下活動を皮肉るものならば空虚感に満ちたこの映像は大いに成功していると思う。

サンタ・サングレ/聖なる血(1989年製作の映画)

3.5

2023.09.23 /VHS

3部作の一つであるが前のエル・トポ、ホーリーマウンテンと比べると映像のセンセーショナルさは劣るが手の描写など映像美は健在でストーリーも3作の中では解りやすい。毒親から
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アウトサイダー(1981年製作の映画)

3.5

2023.09.22

タル・ベーラ作品1本目の視聴。

特徴的に思えたのは酒場等人の多い所での周囲の会話もそのまま入っているので、その場の空気をそのまま映したかのような臨場感。ストーリーの構成が分か
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イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)

4.0

2023.09.15

映画制作志望の若者と謎のパトロンの物語。モノクロで定点でのカット割りとインディペンデント映画好きには堪らない。
部屋で枕の羽毛が舞うシーンと雪の中ハンディカメラで意中の相手を撮
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All the Streets Are Silent:ニューヨーク(1987-1997)ヒップホップとスケートボードの融合(2021年製作の映画)

3.8

2023.08.15

NYにおけるユースカルチャー、スケーターとヒップホップの親和性等伺い知れて良かった。
90年代後半日本の田舎でもパンクからヒップホップへ移行した友だちは数知れず..

白い暴動(2019年製作の映画)

3.5

2023.08.06

RAR側から見た当時のドキュメント。クラッシュの映画「Rudeboy」でしか知らなかったので興味深い作品。セットで見るのもアリかなと

FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.8

2023.07.01

手足に変な汗かきたい方はどうぞ。
真性の高所恐怖症の方にはおすすめ出来ません。大筋のストーリーよりも閉鎖された高所での緊張感が凄い映画。

僕が愛したすべての君へ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

2023.05.07

「君を愛した〜」の後に鑑賞。
こちらの方が幾分ハートフル。タイトルの意味を理解するにはこちらを後に観る方がストーリーがまとまるかな。

2本観た後の感想としてはどちらの世界線で
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君を愛したひとりの僕へ(2022年製作の映画)

3.8

2023.05.07

先にこちらから鑑賞。
切なさではこちらに軍配が上がる。

ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

4.0

2023.04.28

犬童作品の映画版とは違った味わい。ストーリーも作画も良くサクッとピュアなラブストーリーを堪能出来て満足。

ヘザース ベロニカの熱い日(1989年製作の映画)

3.5

2023.03.22

配役が豪華。カーストトップが"ヘザー"なんだろうけど数人入れ替わるので分かりづらい。前半と後半で印象が変わる。テーマとクライムさが相まってコメディテイストだが軽くポップな作風で
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ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

4.0

2023.03.12

ドタバタラブコメの体裁をとりながらもストーリーの本筋がしっかりとしているので安心して楽しめる。食事のシーンが多いが終盤でタイトルの"DINNER IN AMERICA"の意味が
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.8

2023.03.12

主演のアラナ・ハイムはもちろん脇を固める往年キャスト達も豪華で魅力的。ショービジネスと政治の虚構性、男女の打算によるすれ違いをコメディタッチで描くストーリー。70年代へのオマー
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冷たい水(1994年製作の映画)

3.8

2023.03.07

16歳の掴みどころの無いフラストレーション、目前の現実への虚無感。ノスタルジックな映像と相まって退廃的でダウナー感強め、あまり"おフランス"してない映画。

愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

4.0

2023.03.02

1960年代フィンランドが舞台のロードムービー。絶妙に薄いストーリーがオフビート感を際立たせる良作。
小物の使い方も素晴らしくタチアナの祖国、バルト三国エストニアは60年代ソ連
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バートン・フィンク(1991年製作の映画)

3.8

2023.01.26

伏線未回収のまま終わるので理解し辛いが気にせず観進めるのが最適解。結局は消費だと思わされる不条理劇。考察も人によって分かれるのでは。

シングルス(1992年製作の映画)

3.8

2022.12.18

ロベール・ドアノーの写真、ロンドンコーリング/ジャケット等細部の演出がハイセンス。ブリジット・フォンダが麗しい。何とも言えない感情になるが、お一人様讃歌一辺倒では無いところが良
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幽幻道士(キョンシーズ)(1985年製作の映画)

3.5

2022.12.17

テンテン、スイカ頭、特殊霊魂。
ホラーの括りであろうが今見るとコメディでバタリアンと同じく全く怖くない。当時テンテンと同じぐらいの年齢だが何にビビっていたのか笑

クルーレス(1995年製作の映画)

3.5

2022.12.13

アリシア・シルヴァーストーンがひたすらキュート。曲もthe muffs,mighty mighty bosstones,smoking popesと90sのツボを突いた選曲。

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.6

2022.11.19

「シャイニング」へのオマージュは多分に伺えるがファーストばりのスリラー・ホラー作を期待すると肩透かしを食らう。あくまでもシャイニングの二次創作として観た方が楽しめる。

私は貝になりたい(2008年製作の映画)

3.8

2022.11.18

再鑑賞。戦争に翻弄され不条理な戦後裁判での判決、ひたすらズシッと重たい映画。

シェイン 世界が愛する厄介者のうた(2020年製作の映画)

4.0

2022.11.04

齢60にして平衡感覚を失い車椅子で呂律も怪しい。酒と薬はヤバい。一貫して祖国アイルランドへの愛国心が損なわれない。NIPPLE〜POGUES辺りは貴重映像満載で◎ 最後の最後、
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ダイナソーJr./フリークシーン(2020年製作の映画)

4.0

2022.11.03

エンディングが"In a Jar"
機能不全の家族
ジム・ジャームッシュ チラ映り

C・C・ライダー(1970年製作の映画)

3.0

2022.10.29

設定が甘いのが欠点だがバイクが格好いいのでこの点数。カワサキ推し

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