このレビューはネタバレを含みます
正直この映画の終盤から、観終わった後しばらくまで、主題をうまく理解することができなかった。明示的には何も語られず優しい父親であり、”オヤジ”的いやらしさも何もない、ある意味平凡な主人公のカラムが、時折>>続きを読む
渋谷イメージフォーラムで観る。
どうしようもないほど鈍臭くて、あれよあれよと流されながら生きる気分屋でわかりやすいワンダ。
喋ることなく静かにどこでもない場所にぼーっと視線をやるワンダの姿が印象的だっ>>続きを読む
「君はいったい、何を待っているの?」
この映画は、この言葉に凝縮されているように思う。
何を待っているのだろう。わからない。何を待っているのか。何かを待っているのだろうか。期待しているのだろうか。何>>続きを読む
リリーのすべて。リリーは自分がリリーですべてだと感じている。ゲルダは少しずつ、アイナーでもリリーでもある、”この人”を愛するようになっていったのだろうか。
手術で苦しむリリーのもとに訪れるゲルダ。横た>>続きを読む