マリアさんの映画レビュー・感想・評価

マリア

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手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく(2011年製作の映画)

2.5

ポスターよりも絵は劣化し、絵は安定しない。けど、ストーリーは良かった。

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.5

驚く展開というレビューが多かったけれど、最近のサスペンスやスリラーでは結構あるような展開かなと思った。
当時観ていたら衝撃を受けただろうけど、今初めて観ても驚く要素は少なく予想出来る点が多かった。
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クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代(2018年製作の映画)

3.3

クリムトが大好きで、数年前のクリムト展も観に行きました。

クリムトが生きた時代に付随する歴史も紹介するドキュメンタリーで、クリムトやシーレにのみ特化している訳ではないため解説時間が短く少し残念。
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インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年製作の映画)

3.3

美しい青年2人と美しい少女の耽美的作品。
煌びやかで艶やかなゴシックホラー。

ヴァンパイアとして人を殺すことを躊躇わないクールなトム・クルーズと優しい心を持つブラッド・ピットの美青年2人、そして美し
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.0

世界史に疎くとも、他の伝記映画は楽しんで観てきたが、この作品はあまり楽しめなかった。
『英雄か、悪魔か』というキャッチコピーからかっこいい戦闘シーンや頭脳戦、多くの戦法でも観れるのかと期待してしまった
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.2

ここまで裸が頻繁に出てくるとは思っていなくて驚いた、鑑賞に注意です。

17世紀の修道女ベネデッタ・カルリーニの伝記を基にした作品とのこと。
修道院内部や衣装が当時のままのようなリアルさがあって良かっ
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エリザベス(1998年製作の映画)

3.5

エリザベス1世が王位を継承し、英国を建て直すまでのみを描いているとのこと。

ケイト・ブランシェットが美しい、吹き替えで観たけど声優さんも雰囲気に合っていて良かった。

史実と異なる事が多いというのを
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.7

YouTubeで2週間無料配信にされていることからSNSで話題になっていたので、鑑賞。

サスペンスの代表作であり、映像の編集や設定など、色んなサスペンス作者へ影響を与える程当時にとっては仕掛けが多く
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.7

今年観た映画の中で、上位に入れたいくらい満足度が高い作品でした!

サスペンス、妖怪、お家騒動など、面白い要素を取り入れつつ、アクションシーンもかっこいいです!面白く観れました。
絵も綺麗で、お父さん
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ジャンヌ・ダルク(1999年製作の映画)

3.8

大まかな人物像と歴史しか知らないため、どこまで史実に基づいているかは分からないけどまさか最後の火刑にまで綺麗に辿り着くとは思わなかったので、リュック・ベッソンの素晴らしさに驚いた!

姉の酷い亡くなり
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キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

3.8

タランティーノのバイオレンスなアクションも良いけど会話劇も好きだから、1を好きで何度も観てたはずが2の方が好きかもしれない。

尼僧物語(1959年製作の映画)

4.0

古い昔の修道院であるため、基本的に沈黙であり目立たず控えめでいることを求められている事、持参金や鏡の持ち込み禁止などリアルに描かれている。
キリスト教の中でもカトリックであるため、映画前半はカトリック
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死霊館のシスター(2018年製作の映画)

1.0

様々なホラー作品にあるような要素を入れて、無理矢理終わらせた感じがある。

修道院である必要性が薄いし、悪魔祓いの司祭もほぼ役に立っていない。
せっかくのモチーフとなる宗教要素を上手く使えていないのは
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十戒(1956年製作の映画)

3.0

結構脚色も多いので、聖書に完璧に忠実ではない。
エジプト脱出の場面では、動物やエキストラが何百人も出てきたり、結構費用掛けているのが伝わる。

天使のたまご(1985年製作の映画)

2.0

髪や服の動きなど、繊細なところは雰囲気が出ていて好きだけど、作者の意図や物語の伝えたいことを理解するのがとても難しい。

物語はずっと夜なので画面が暗く不穏で、謎めいた雰囲気。
同じ絵がずっと続く事が
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海と毒薬(1986年製作の映画)

4.5

遠藤周作生誕100周年の今年。

福岡出身なのに、九大の生体実験事件については知ったのは成人以降。
看護学校に通っていたのに誰からもこの事件を聞いた事がなく、初めて聞いた時は恐ろしくて、よくそんな事が
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キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

4.0

警察の精神疾患不理解による殺害。
この事件を起こした無知な警察達により、野蛮な対応、ドアを開けないだけで主人公を悪だと見なし感情的になって射殺した警察へ憎しみが生まれた。
この映画をきっかけに、射殺し
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

2.0

どの評価を観ても「ビビットな色彩とノスタルジーさがおしゃれ」というものが多いように、評価できるのはそれくらいかなと感じた。
ストーリーはぶっ飛びすぎてるので、逆に理解する必要もないのかもしれない。

それでも恋するバルセロナ(2008年製作の映画)

4.0

普段自分も芸術や音楽が好きで、登場人物達が思想する様々な事に共感する部分が多々あり、仲間を見ているような気持ちだった。

スペインでの短い暮らしの間に、愛や美術や人生について登場人物はそれぞれの価値観
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.8

(追記、初鑑賞から5日後に2度目の鑑賞。何度見ても元気と勇気、ポジティブなマインドを貰うことが出来る最高の映画だと改めて思った!鑑賞後はハッピーな気持ちになれる!)

初めてのインド映画だったけれど、
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聖なる泉の少女(2017年製作の映画)

3.0

最近夜中に起きては映画を観てしまう。
そんな真夜中、しん、とした静けさの中で観た静かなジョージア映画。(私にとって初のジョージア作品🇬🇪)

静寂、川の音、土の上を歩く音。

音楽もほぼなし、会話が少
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パリ、ジュテーム(2006年製作の映画)

3.5

2003年の「ラブアクチュアリー」以降流行ったオムニバス映画のうちの一つ。
パリをテーマに1作品5分という決まりのもと18人の監督達がそれぞれ持ち寄ったオムニバス作品。
色んな物語を5分完結で観れるの
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.3

フランシスの見栄っ張りや頑固さ、大胆だけれど無計画で、脆くて悩みが多いのは、若い頃にはよくある事だよね。試行錯誤してもがきながらも頑張るフランシス。
それに引き換えしっかり者のソフィーとの友情や関係の
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悪魔祓い、聖なる儀式(2016年製作の映画)

2.5

悪魔憑依が増加しているというより「カトリック教徒のこころの相談室」としての需要が高まっているのでは。

精神疾患の症状として、人格をいくつも持つというような乖離症状が現れる人がいる。
トラウマやストレ
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.0

最後がトイレのシーンで終わるのは、金沢の21世紀美術館のトイレにある映像の作品を思い出した。
「トイレというのは神聖な場所。排泄物を水で流し、汚れを落とした綺麗で新たな自分が生まれる場所」という考え方
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アマールカ おやすみ上映会(1973年製作の映画)

3.5

シュールさの中にかわいらしさ、勇気、愛などが描かれているチャーミングなチェコアニメーション。(子ども向けだからかそのような道徳教育の要素が入っているのかも)
アマールカは当時チェコで、子どもたちが寝る
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

1.3

この作品はシュールなだけではなく、とにかく不気味で理解するのは難しい作品だった。

漫画家富樫先生のハンターハンターの蟻編で、他の動物に人間が飼われるシーンがあり、肘と膝の四足歩行を強いられているのか
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シェアハウス(2022年製作の映画)

3.0

夏の夜に観るホラー。
ルームシェアをしている3人の部屋でそれぞれ怪奇現象が起きるところから始まる。
モノクロで不気味な音楽がちゃんと怖い。

聖なるイルカ(2022年製作の映画)

3.0

地中海にある小さなレストランで漁師たちが急に神話を演じ始める。
最後はみんなで楽しく神話を祝して踊り出す。
独特の空気が良かった。

クォ・ヴァディス(1951年製作の映画)

3.5

暴君ネロがローマを治めていた時代、そしてイエスの弟子であるペトロが生きている時代の話。

ペトロがイエスに「ドミネ、クォ・ウァディス?」("Domine, quo vadis?":主よ、どこへ行かれる
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