Nanamiさんの映画レビュー・感想・評価

Nanami

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土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

3.6

生きることは食べること。
生きることはとてもシンプル。

本来の丁寧な生活とはこのことでは?
地に足つけて、時折厳しさを見せる自然と共に暮らす。
実りを頂きその1日を生きる。

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

3.8

実際に過酷な人生を生きていた少年や女性たちを登用したからあの目と表情を写せたのだと思うと、現実を世間に知らしめる本当の映画という感じがした。
でも私も見てるだけ。私の出会う人はみんな身分証があって、苦
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.1

映画への愛が込められている作品。
ノスタルジーを感じる映像と曲、映画。
イギリスの昔から変わらない労働者階級の社会、それぞれに対する偏見と偏見が見える。
それでもちゃんと人と人との絆が芽生えていく素晴
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.5

宮城リョータファン大優勝。
臨場感がとにかくすごくて音と映像とに飲み込まれる感じ。
会場にいるような気分で楽しめた!

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.5

ちゃんと全員に愛があった、それが見てよかったと思えた1番の理由。
大人たちが自分の人生で大事なものを追いかけていくところが好き。家族はこう、って括りに縛られないのって大事だなぁ。

伏線も明快に回収さ
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オートクチュール(2021年製作の映画)

3.5

2人があまりにもフランス女と気の強い移民系女子してて気に入ってしまった。
フランスなんて差別が普通なわけで。。。
でもその中で移民系の子たちが生きていくためには手に職が必須。
それがなければ家族に引き
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.6

王道に格好よくて、ストーリーもシンプル。
いくつになってもトム様が1番格好良くて最強、それで良くてそれがいい。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.7

父と息子のひと夏の青春物語。
風景、人、音楽、食べ物、旅が父と息子の人間同士の対話を引き立たせている感じ。
その土地の本物を食べろっていう教育って実はとても大事だと思う。土地の歴史文化によって作られた
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.7

空気感、掠れた雰囲気の映像が内容にとても合っている。

サルーのたまたま持ち合わせた危機察知能力と運の良さで引き寄せた生存という幸運。
そして愛に満ちた両親によって”大人”に成長して自分が何者かを探し
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

3.7

漠然とした不安を感じ始めるのって多感な時期の中高生くらいからだったかもしれない。
心が大人になればなるほど死ってなんだろうとか過去の苦しんだ思い出が蘇ったりしてしまう。

正常も異常も紙一重だし、普通
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.1

ストーリーは読めても、これは見て大正解。

聾唖者の目線を本当の意味で少し触れられた。
家族へのフラストレーションが溜まる中、あのシーンがあって。現実の厳しさと、コミュニティーに篭りたくなるお母さん心
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

3.7

やるせない。
愛欲から始まっていく物語。
文学が交ざっていくことで不思議と入り込みはじめたと思ったら、時代に飲まれ、どの立場になれば良いのかわからない苦悶の時間を迎えていた。

加害者がその立場にたっ
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.8

変わらず素敵なご飯と素敵な空気感。
みんな普通に人生を歩んでいて、家族の繋がりを楽しんだり苦労したり。
結婚、家族ってものが当然と存在しているけど、人と人の関係に名前をつけるかどうかってだけなのかも。
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

2.0

天気の子と同じく私の好きな新海誠はここにはなかったかもしれない。
世間の評価のために必要な作品ではあるかも。まずは有名になるために世の中が期待する作品は必要。

とはいえ、秒速5センチメートルの頃の心
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セブン・イヤーズ・イン・チベット(1997年製作の映画)

3.9

やっと観ました。美しいチベットとブラピをくらいの気持ちで入りましたが、物語が進むほど見るものよりも文化しきたりこそ美しくて心につきました。

幼きダライラマの口から出る言葉だからこそより純粋に聞こえ、
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ブルックリンの片隅で(2017年製作の映画)

3.4

表情、音楽、景色が主人公の葛藤を映し出していて息のしづらさを感じる。
ぼんやりとした不安が背後に居るのにもがき切れない。
そうさせるのは年齢なのかセクシャリティなのか。

涙そうそう(2006年製作の映画)

3.6

匂いがつたわってくる映像と兄妹ふたりの間に流れる空気が心地よかった
おばあも大好き。

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

2.7

ティモシーシャラメが美しい。
ウディアレン作品はやっぱりあまり自分には合わないみたい。
美しい街とモラトリアムを見続ける映画。

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.0

目を逸らしたくなりながらも見ないといけないと言い聞かせて最後まで見ました。それでも決して長いとは感じない見せ方、記憶に刻むような赤、最後のジャケット。

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