aiさんの映画レビュー・感想・評価

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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.0

大人になってから見れて良かった。小さな声だけど大事にしたい部分をそーっと押された感じ。
学校以上に会社の中でも出せない自分、言えないこと、モヤモヤすることってたくさんある。仕事で価値出しながら、マイナ
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.1

菅田くんがとてもハマっていて見応えがあり、組織論としてもとても面白いと思う。究極の選択という強烈な引力がベースにあって、引きつけられる。ストーリーが少々強引なのがもったいないけど、仕方ない。

サマーフィーリング(2016年製作の映画)

3.0

恋人の突然死。残された人の一部も連れて行ってしまったかのように何かぽっかりと穴があり、その代わりにじんわりとした労りがある。ベルリン、パリ、ニューヨーク、どこを切り取っても、情緒風情が溢れる。
ただ、
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パラダイス・ネクスト(2019年製作の映画)

3.2

見終わった直後は男性的ロマンスだなぁと思った。でも記憶に残るのは、人間的な憂いの空気や低い倍音、くすみや瑞々しさ。説明的なものがほとんどないので、映像や演技からただひたすらに感じ取る心地よさがあった。

火口のふたり(2019年製作の映画)

3.1

過去のある二人の今の親密さに切なくなった。
深い関係をどうしても続けられなかったあの時の少しの後悔と、それを今もう一度ひと時だけやり直すというのは夢物語だと思うけど、魅了して止まない引力がある。
この
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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

サリンジャー、未読ながら典型的なアメリカの青年と思い込んでいた。ところが、ノルマンディー上陸軍として、最終的には強制収容所解放の現場にいたという半生は想像を超える重みだと思う。精神的に深い傷を負って書>>続きを読む

We Margiela マルジェラと私たち(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

マルジェラ関係者へのインタビューの中で浮かび上がってくるマルジェラ像。あれだけ前衛的な作品を作った人が、どういう人だったのか。
あれだけの人気を作りながら、会社としてはずっと自転車操業だったことや、デ
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グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)

3.1

フランス映画でゴダール、覚悟してた割にはライトだった。
天才はどこからどこまでが天才なのか。どう切り取るべきなのか。同時にサリンジャーとマルタン・マルジェラの映画を見たので、とても考えさせられた。
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.0

ゲイリー・オールドマンが渋い。
30万の命を救うために4千の命を犠牲にする決断をするというのはどういう舞台なのかということが分かる。
そもそもイギリスの二枚舌外交に良いイメージは無いが、一つは、人間は
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

映画館行けなかったのでDVD化されて良かった。最後の屋上のシーンは2回見た。
菅田くんに見惚れました。ぼんやりしたキャラクターだけど、目と心が「生きてる」感じが、セリフの合間の言葉にならない表情とかだ
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THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

華やかな映像と耳に残る音楽、時系列がバンバン入り乱れて、アキと一緒に迷い出す。何が現実で妄想なのか、高橋一成に色気と儚さがありすぎて、溺れる。もはや主旋律が何か分からない。けれども、溺れるほど幸せな思>>続きを読む

真白の恋(2015年製作の映画)

3.0

真白がかわいい。油井さんの気取りの無さが素敵。そして、富山の街並み、雪景色が美しい。写真っていいなぁと素直に思った。内容は言葉にし難い部分もあるけれども、すんなりと見ていられる。
ただ、全体的に薄い感
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渇き。(2013年製作の映画)

2.0

救いなく、どこまでも狂ってる。普通の生活では、こんな恐怖心、ヒリヒリ感に触れることないという意味では斬新かな…普通に見える人がここまで残忍というのは、自分の中の普通の概念も疑わしくなるよね。

UGLY アグリー(2011年製作の映画)

3.5

ストーリーはあるけど、無意味。それでも窪塚洋介という役者を見るための映像としての引力はとても大きい。
台本も役柄も華のあるものではない。けれども、彼が歩く、カメラを触る、通りに目をやる、そういったただ
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わたしを離さないで(2010年製作の映画)

3.2

原作を読む前に。重さのあるテーマに対して、少年少女たちの純粋さと映像の淡い色合いが物憂げで美しい。
生きる自由を初めから持ち得ていないという不合理・非情さに対して、2人のほんの束の間の愛の引力の大きさ
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.0

ウィノナ・ライダーがちょっとはすっぱな女性ドライバー役をやっているのがかわいい。会話が面白いのだろうけど、後半戦は分からなかった。コーヒー&シガレッツもそうだけど、ジム・ジャームッシュの会話劇にある、>>続きを読む

太陽(2016年製作の映画)

2.7

設定自体は面白いのだけれど、ストーリーにも人物像にも深みがないので、どんどん気持ちが冷めてしまった。舞台作品が原作のようだけど、やはり原作があるということ、元ネタがあるということは、作った気になるとい>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.0

こういう映画がアカデミー賞を取るようになったのかということがまず驚き。世界観が少し鬱蒼としていて、美男美女もいないし、強い言葉もない。でもその分、登場人物たちの弱さや優しさ、仄暗い情緒的な雰囲気などが>>続きを読む

静かなふたり(2017年製作の映画)

3.0

パリの街並みとネコがかわいい。それに対して人の移ろいやすさ…だから書き留めておかないといけないのかな。

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.3

素直に観れる映画でした。ちょっと大人ぶってるけど、7歳のメアリーがかわいい。叔父フランクも父のような兄のような微笑ましさ。常々、血の繋がりや、書類上の繋がりにそれ以上の意味は無いと思っているのだけれど>>続きを読む

プラネタリウム(2016年製作の映画)

3.0

ナタリー・ポートマンの存在感がどこを切り取っても美しい。ジョニデ娘はイノセントな魅力で、鳥と戯れたり、雪と戯れたりするシーンは目を奪われる。監督のズロトブスキはコッポラ、ドランに継ぐ才能との触れ込みで>>続きを読む

2つ目の窓(2014年製作の映画)

4.1

初河瀬作品に溺れた。海や自然、人の撮り方の距離感がとても近くてきれい。だからこそ人の死や葛藤、優しさが染み出してくる。ストーリーやセリフを追いかけるというよりは、その場の情景や雰囲気をたっぷり感じとり>>続きを読む

パリのランデブー(1994年製作の映画)

3.9

ロメールの短編集。ロメールらしく、男の子と女の子がとてもコケティッシュ。何かのきっかけで出会った2人を長回しで撮っていて、それを見ているだけで楽しい。1話目はマルシェを歩き、3話目はピカソ美術館。会話>>続きを読む

ブラウン・バニー(2003年製作の映画)

4.0

ストーリーも演技もセリフもほとんど無いに等しい。ギャロがひたすら運転している映像、音が流れていく。(たまに女の子が吸い寄せられては押し出されいく)
車の中から雨を眺めたり、助手席から彼の手をずっと見た
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