最後まで自分たちが置かれている状況を理解しようとしない夫婦の姿に気が狂いそうだった。
見終わるまでタイトルが「ハッピー・バース・デイ」だと思いこんでた。
誕生日に何度も生まれ変わるっていうのが面白い。
カティ・オウティネンのファッションが好き。フィンランドの労働者階級の生活が愛おしく感じられる。
エマ・ストーンと宮廷の装飾全てが美しい。平民はこいつらに振り回されて大変だっただろうな…。サラの「嘘をつかないことこそが愛」ってセリフが印象的。ラストが色々と不安になる。
じっとりと湿度の高い映像と、良くも悪くも母親のエゴに振り回される娘の悲しみとがマッチしていて主題歌のスガシカオで謎に浄化された。母娘以外に誰も住んでいなさそうなあの団地めちゃくちゃ雰囲気あって最高。生>>続きを読む
面白かった。人間の力の及ばない霊的な何かを信仰し振り回され破滅させられる様子にゾクゾクした。
作りがとても面白い。何も知らないまま「ゾンビ映画」と構えて見たのが良かった。「ラヂオの時間」を彷彿とさせる勢いのあるコメディで、その勢いの中に細かい小ネタ詰まっていてラストへ上手くまとまっていく感じが>>続きを読む
ケビンの兄ちゃんずる賢くてやな感じと思ったけど意外とケビンは兄ちゃんに似てるのかも。普通に兄ちゃんみたいになりそうケビン。
小津映画を感じさせる静謐な雰囲気がたまらない。最小限の会話を補うように歌謡曲が流れる。主役のカティ・オウティネンの味わい深さが良い。
初ロメロ、意外と良かった。
気軽に明るい未来を期待したカップルが暗い老後の占いを見て気まずい雰囲気になり、主人公のおじいさんが八つ当たり的に彼氏に殴られたのがいちばんキツかった。
こぢんまりとした生放送ラジオドラマを舞台に、個性豊かな俳優達が繰り広げる会話劇がまさに三谷幸喜という感じでめちゃくちゃ笑った。西村雅彦の演技が本当に素晴らしい。自分たちが満足するものを作るか、妥協して>>続きを読む
ゲームの世界に没入できて楽しい。ネタが細かくて映像もゲーム的で良い意味でのっぺりした感じが可愛らしかった。マリオとルイージの共闘はアツい。ヘイホーとテレサが可愛かった。
菅田将暉の演技がとても良かった。
お互い同じ趣味を共有していても、実は見えてるものは違っていたのかもしれない。同じ言葉をお互い投げかけても、時間と状況によって意味合いが変化していく。楽しい時間は永遠に>>続きを読む
前半の傲慢さと少しずつ追い詰められてゆく過程をじっとりと描いていて良かった。ケイト・ブランシェットを存分に堪能できる映画だった。
小津映画のように物静かで、口数の少ない少しシュールな人々のささやかな生活が愛おしく感じる。ヒヤヒヤしたけど悲惨な結果にはならなくて良かった。
「私の人生を壊しに来た救世主」このシーンはとても良かった。秀子がやりたいと思っていてもできなかったことをスッキが全部やってくれた爽快感があった。
予想外に面白かった。拠り所である神を求めながら様々な場所に適応し、共感性の高い彼らはある意味無敵に見えた。多様な言語を織り交ぜたような意味不明な言葉を喋り、悪人の集会に参加してボスを求め、国王となって>>続きを読む
いつか豊かな時代が来ると信じてもがき、新たな世代に希望を繋げるため戦う父親達の姿がたまらなく愛おしかった。
戦後日本の生々しい雰囲気を愛憎含めて描いていたのが良かった。
福山雅治のヴィランが良かった。特に歌ってるシーンはミュージカルなのにめちゃくちゃ福山雅治の楽曲ぽくて逆に面白くて良かった。ディズニーです!って感じの映画だった。
絵柄や色彩、音楽が大島弓子の作風に忠実で良かった。
謎の歌とモノローグ、ラフィエルの「見ろや…」に笑った。塩沢兼人が良かった。
各登場人物の視点で進んでいった意味があんまりなかった気がする。
結局何がしたくてどういう人なのかよく分からないキャラが多かった。
やっぱり母親は父親よりも子供に重要視されてるんだよなぁ…。父と子の話も>>続きを読む
なんでこんなひどいことするの監督…
久しぶりにキツイ映画見た…
泣きそうだけど見て良かった。
バスに乗り切れないことを訴える人たちにじわる。
ティモシー・シャラメ含め映像美は素晴らしかった。先が長そうで眠くなってしまった。
高橋一生の露伴本当に好き。原作露伴とは違った味わい深さがある。
いつもよりやや正統派ミステリーだけど、とても面白かった。泉ちゃんのファッションが好き。ルーブルでフランスの若者にサインしてあげる露伴のシ>>続きを読む
鳥が不気味な存在として描かれてたのが面白かった。
ジョルジュ・デ・キリコとか「死の島」とか、マグリットぽい岩とか、絵画のような場面が美しかった。夏子の産屋のシーンが不気味で良かった。
夢で見たジブリの>>続きを読む
前作で己(教団)の意志を貫こうと一つ一つ言葉を絞り出していた様子が印象的だった荒木浩だが、今回は全く別の印象だった。今作の荒木氏は、言葉数も少なく疲労か諦観か力なく感じた。
住民、警察、右翼、マスコミ>>続きを読む
意思疎通のできない生き物に襲われ捕食される恐怖と気持ち悪さが良かったし、怯えつつも好奇心を抑えられない人間達が良かった。
エヴァの使徒のように抽象的な姿と、チンパンジーの話が気持ち悪くて好き。
金田の>>続きを読む
宗教、マスコミ、家族…この世界は色んな矛盾に溢れている。矛盾を凌駕した神のみが、悩みや苦しみを断ち切れるのかもしれない。少なくとも人間には到底無理だと、良くも悪くも思った。