alekさんの映画レビュー・感想・評価

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キングダム エクソダス〈脱出〉(2022年製作の映画)

4.0

完結お疲れ様で評価は甘め。
序盤はセルフパロディだし諸般の事情で出演不可のキャストを似たようなキャラで入れ替えただけだしなんだかなーだったんだけど、3話あたりからすべてがツボに入ってきて最終的には満足
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ナショナル・シアター・ライブ 2024 「ディア・イングランド」(2024年製作の映画)

4.0

ふんわりサカオタにつきやわらか評価で★4
題材がサッカーということで演劇ファンにはとっつきにくく見えるかもしれないけど、どちらかというとマネジメントとイングランドおよび英国内の社会情勢のお話です。
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イヌとイタリア人、お断り!/犬とイタリア人お断り(2022年製作の映画)

3.8

イタリア系移民である監督が、亡くなった祖母から受け継いだ一族の話をストップモーションアニメと実写で映画化した作品。
亡くなった祖母や、苦しい生活を耐え忍んだ移民の人々へ向けられた温かいまなざしと敬意に
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.9

好みではないけど、心に残る映画。「あのときこうしていれば」と後悔してもしきれないことがあっても、自分が間違っていたわけではない、と信じるしかない話。
愛情があってもどうしようもないことってある、悲しい
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

3.9

2時間半と長いけど、それだけ長い年月仕事をしてきたということ、モリコーネは天才だけど努力家で熱心で真面目だからこそ成功したということ、そして映画音楽の歴史がわかる良作ドキュメンタリー。

いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

3.9

こういう話は絶対泣いちゃうのでずるいんだけど、やっぱ最後泣いたしずるずると引きずってしまう。
ドキュメンタリー風の淡々とした映像で主役を追いかけ、少しずつ顔色が悪くなり仕事もできなくなり、そして親子そ
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シング・フォー・ミー、ライル(2022年製作の映画)

3.7

ライルは喋らないのでサムメンデスは歌唱だけ提供、というのが潔い。
ハビエルバルデムが器用すぎてびっくり。
前世紀出版だったりする古めの原作を舞台を現代に置き換えて映画化すると微妙になることが結構あるけ
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.8

これは面白かった。予想通りの展開なんだけど、若くて美人の企業研究員がマッドサイエンティスト(結果的にそういうことだよね)で、善意とはいえ姪を実験台にして巻き込んじゃうという視点がありそうでなかった設定>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.7

ちゃんとプレイ経験のある人達、ファンが作っていることがよくわかる映画。思い入れがある人ほど楽しめたんじゃないかな。あんまり詳しくない私でも、マリオ関連ネタがバランスよくちりばめられてるのがわかったくら>>続きを読む

キングダム II 第3章/第4章(1997年製作の映画)

3.7

ご都合主義的なところがなくもないし変なことばかり起きるし途中ダレたりもするけど、ロクデナシばかりのキャラに愛着がわいてくるのでなんとなく最後まで楽しめます。しかし前シリーズに引き続き「えっこれで終わり>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.9

オリジナル観たことあるけど昔すぎてほぼ覚えてない。
しみじみと心に沁みる良作。淡々として静謐な作風は、カズオイシグロ脚本ならではかと。あっさりしているところも含めて、あえてレトロな雰囲気で作ったんだろ
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.7

シリーズではこれがいちばん面白かったけど、過去作での重要キャラが雑な扱いだったり出番少なかったりでこれでいいの?とは思った。ニュートとティナのファンは悲しいのでは・・・。
自分の推し順が、コリン>マッ
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.7

サンタが主役のR15版ダイハード+ホームアローン。開き直って作ってるところに好感が持てます。サンタが強くないところがいい。
面白いんだけど、最近こういう順番に悪役倒す系映画(ってアクション映画は全部そ
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キングダム(1994年製作の映画)

3.7

映画じゃなくてドラマのシーズン1なんですけど、劇場公開されたから映画扱いなのか。
序盤めっちゃ面白かったのに、尻すぼみになってきた挙句そりゃないよという終わり方。リアタイしてた人は怒らなかったのだろう
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スマイル(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

リングっぽい呪い連鎖系ホラー。肝心のモンスターが若干しょぼいのが残念だけど、そこも含めて楽しむ作品かな。ソシーベーコンは有名セレブ夫妻のお嬢様にはとても見えない幸薄さでたいへんよかったです。
劇伴のク
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

気持ちとしては3.75くらい。
オチにちょっとだけ驚いたけど、いまどきの女子としては自分のプライドは自分で守ると言うことで、当然ということですね(老人の感想)。
テイトもそこまで誠実じゃないと思うけど
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.6

全く心に残らないことにびっくりした。本国では大ヒットしたような記憶があるんですが。ディズニーなので一定のクオリティは保証されているし、つまらないわけじゃないし、曲も悪くないんだけど。
なんかモヤモヤし
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トニーとシェリーと魔法の光(2023年製作の映画)

3.7

デザインは最高(独特の色使いやファンタジックなインテリア等々)、わくわくする冒険の始まりを予感させる冒頭もいいんだけど、定型のストーリーからはみ出し損ねたなという感想。まあでもかわいかったし、クリスマ>>続きを読む

ユニコーン・ウォーズ(2022年製作の映画)

3.9

TVでミニシリーズにした方が良かったんじゃないかと思うけど、ラストで不思議な感動を覚えたのでスコアは甘めで。
キモカワ系エンタメという予想は外れて、というかキャラクター描写はそうなんだけど、お話は抽象
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タタミ(2023年製作の映画)

3.9

イラン国内の様々な問題を扱う社会派作品としても、スポーツエンタメとしても良作。迫力ある試合場面は本物の柔道選手を起用していたからだそうで納得。
イランのデモは起こるべくして起きたんだなということがよく
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魔術(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

先住民が呪術で入植者に復讐するホラー映画だと思ってたら、まあそうなんだけどそういうわけでもない話だった。この視点は新鮮。
抑圧される先住民、だけど入植者の文化も自分たちを守るためなら取り入れるし、一方
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ナショナル・シアター・ライブ「善き人」(2023年製作の映画)

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体調のせいなのか一幕ずっと睡魔と戦っていたのでスコアなしで。二幕は起きていました。
ごく普通の一般市民がナチスを支持し、結果ああなった、というのを具体的に見せてくれるお話。保身のために差別を肯定し、自
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ナイル殺人事件(1978年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

子どもの頃に一度観たけど、ほぼ忘れてた。
前半の前振りが退屈だったけど、乗船してからは面白かった。ミアファローとオリビアハッセーが愛らしく(前者は怖かったけど)、マギースミスはクール。あまりにも人が死
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.7

アクションだけを評価するなら満点だし、それでいいんじゃないかとも思うんだけど、こうずーっとアクションばかりだと眠くなっちゃうんですよね・・・。
リナサワヤマ、「世界的に人気の日系アーティスト」以上の知
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イップ・マン 継承(2015年製作の映画)

3.7

予備知識ゼロで観たのでマイクタイソンに驚いた。でも本筋は詠春拳対決です。
驚いたと言えば、毎回妻役の人の美貌に驚いている。今回もおきれいでした。

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.8

監督の前作がものすごく苦手だったので警戒しながら観たけど、これは良作でした。劇場公開すればよかったのに。母娘の関係、思春期女子と、ディズニーにしては踏み込んだ内容だと思う。個人的にエール!や今作の「必>>続きを読む

ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

3.3

原作は子どもの頃の愛読書だけど、現代にそぐわない部分があるのも知ってる。だから設定だけ借りた全く別の話を作るのもわかるけど、これはつまらなくてがっかりした。豪華キャストがもったいない映画でした。

ナショナル・シアター・ライブ「ベスト・オブ・エネミーズ」(2023年製作の映画)

4.1

トークショー付上映にて。トークショーが当時の米国世論や歴史的背景の簡単な講義になっていて、とてもためになりました。ムリして行って良かった。お芝居そのものはスピーディーでまさにボクシングのように舌戦が繰>>続きを読む

(2021年製作の映画)

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オオカミの家よりこっちの方が元ネタ知らないとわからないと思う。内容も悪趣味だし、終始「??????」でした。

オオカミの家(2018年製作の映画)

3.7

久しぶりにこういうの観たな(シュヴァンクマイエル的という意味で)。実写と2Dアニメーションパートが切れ目無くつながっていて、全てが有機的に一つの生き物のような映像になっているのが斬新かつ不気味。ただ、>>続きを読む

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