映画では、ポールのヘタレな行動、お金に屈した行動によりカミーユの「軽蔑」を引き起こし、二人の愛情にひびがはいる話だが、
原作小説ではより重厚で、この時代にも通用する話が読める。
以下は少しばかりモラ>>続きを読む
最後まで見ても何も理解できず、なぜムーバイは死ななきゃいけないのか、なぜイェンのわがままが許されるのか、なぜ結局彼女は飛び降りたのか。初めて川端の「雪国」を読んだ時と同じ気分になった。好きになれない。>>続きを読む
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ベルイマンの問題はニーチェの問題の枝分かれって友人に言われてなんだか嫌になりました。
そんなことはともかく、
誰も悪くないのに、苦しい!
というのはなんと真実だろう。
好きです。
映画が終わり打>>続きを読む
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とんでもないミーハー発言なので伏せました。
この監督を知らない頃にふと渋谷の映画館に入って観たことしか覚えてません。
それが今年の1月、パリのサンミシェルのとある古い映画館で彼の作品が連日上映される>>続きを読む
普通に楽しと思っていたのが、
最後のシーンにはこれでもかとやられました。
隣に座っていたお姉さんなんて主人公の子供を見た瞬間からはーはー言いながら号泣してました。
ミュージカルやラブコメって劇場で他>>続きを読む
人から愛を搾り出そうと、騙し盗ろうとする偽君子の末路がなんとも爽快だった。
のはちょっと奇を衒うつもりで言う。
全部良しなので箇条書きで:
原作の時代文化背景を完璧にアジアに移植した。
随処に伏線。>>続きを読む
三時間もかけて、じっくり程蝶衣を縦軸に時代や人々を交差させながら紡いだ綿密なストーリー。題材が京劇であるが、芸術的に愛だの情だのを燻らせて、芸術が生活の欠けてるところを補い昇華させる西方のロマン主義的>>続きを読む
出会えるまでは泣いてばっかり。
可愛いと思う。小学校のとき、2週間だけ家に泊まりに来た20代だった従姉妹を思い出す。彼女は見合いで決めた相手の家に嫁入りする前で、美しく、もう思春期の危うさもない、>>続きを読む
人格はさておいて、20代まで清廉で拘束から解かれたいばかりだった二つの魂が、自由を手に入れるや否や泥の中に飛び込む様が好き。
賢く、強気で勝気、でもバタバタもがいく仕様の人生… 笑えてくる。羨ましい。>>続きを読む
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原作ではマシューとテオもヤってて、
革命中三人で出掛ける程の仲良しだったんです、理由も食料が切れたちょっと騒いでるし見てみるかって軽い感じのやつ、
最後でマシューが革命に巻き込まれて死んでしまいます>>続きを読む
ジンジャーが好き。
ジンジャーが好きなローサーも好き。
いかにもワクワクしそうな生活の実体が退屈と怠惰で、壮大な目的を追いかける人は刻む時間に躁妄ぽくなる。それでも構わずそこにいる赤いニット帽の隊員たち。嘘っぽい海魚と小気味良いセンスの潜水艇。選り抜きの音>>続きを読む