aniさんの映画レビュー・感想・評価

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J・エドガー(2011年製作の映画)

5.0

イーストウッドは役者に演技指導を殆どしないらしい。それが功を奏してるのかディカプリオがやり過ぎてない感じがして良い

イーストウッド版市民ケーンって感じがして凄い好きな作品

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

5.0

ディカプリオ×スコセッシの中でディカプリオが見応えのある演技をしてる唯一の作品
ジョナヒルのディカプリオとの相性がかつてのデニーロ×ペシを思わせる感じで良い

マッチポイント(2005年製作の映画)

5.0

マッチポイントとハンナとその姉妹は脚本家としてのウディアレンの凄さがよくわかる
ウディ作品で脚本の完成度が高すぎるものはあまり好きではない。けど、マッチポイントはラストショットのあの表情が脚本を完成さ
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女と男の観覧車(2017年製作の映画)

5.0

この手の脚本を書かせたら右に出る者はいないウディとこういう役をやらせたら右に出る者はいないウィンスレットがタッグを組んで期待通りの物を見せてくれる映画

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

5.0

イニャリトゥのアイデアと演出、それに応えるマイケル・キートンの一世一代の大演技、さらに脇を固める名優たちの最高の演技が見れる本当に凄い映画

スコセッシがカメオで出たくなるのも納得!!!

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

5.0

今回ブルースウィリスが演じてる役がこれまでのウェス作品の中で最も魅力的な中年男性だと思う
だからこその説得力あるラストになっていて、血の繋がりがない父子と言うウェスが描いてきたことの集大成になっている

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

5.0

作品賞取るのも納得
役者たちのアンサンブルがとにかく素晴らしく、主題はかなり重い作品なのだけど映画としてしっかり楽しめるようになっている
だからこそ主題の性加害の非道さとジャーナリズムの責任が届くよう
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

5.0

不朽の名作

パワフルなジーン・ケリーと軽快なドナルド・オコナーのバランスが最高
どこを切り取ってもクラシックなのだけど、特に中盤にあるドナルド・オコナーのソロシークエンスは圧巻

100年後にも20
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

4.0

原作とは全く違う小粋なラブストーリーにはなってるがこれはこれで良さがある
伝説的なオープニングショットやムーンリバーのシーンは時代を超えて愛され続けるであろう
カポーティが激怒したとされるラストシーン
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

5.0

オリジナルより好きかもしれない
過去の美化された青春に対して無情な現実の人生を突き付けられ、胸が痛くなるけどそれが妙に心地良い
オリジナルをティーンの時に見た人がT2を数年後(はたまた10、20年後)
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市民ケーン(1941年製作の映画)

5.0

映画史上最高の傑作に違わない作品
いま見てもシンプルに面白い
オーソンウェルズの貫禄は凄まじいな

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

5.0

ハリソンフォードの人間的魅力が存分に溢れてて文句なし
老いたハリソンが正しく老いたインディージョーンズを演じてて最後の作品に相応しい演技、演出だったと思う
ラストに流れるレイダースマーチと共に所々から
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

5.0

改めてスピルバーグの凄さがわかる映画
シナトラのCome Fly with Meが流れるシーンの高揚感と気楽さがあるショットとかスピルバーグにしか撮れないでしょ!!
ディカプリオは今作のような演技でこ
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

映画としては楽しく観れた。けど、同時に自分の社会的属性を突き付けられてしんどい気持ちにもなった(それも含めてこの映画のメッセージであり凄さなのだと思うけど)
アップショットになったキャリーマリガンの表
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

5.0

ウディアレンなりの人生讃歌なんだと感じれて幸せな気分になる
この後にフィッツジェラルドのバビロン再訪を読むと物悲しさもあるけど

オールスターキャストの中でも最後を持っていくレアセドゥの圧倒的な可憐さ
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バービー(2023年製作の映画)

5.0

知らずのうちに心の奥底に持っていたミソジニーな部分を暴かれ、突き付けられた作品だった
個人的には一生忘れられない映画です

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

まさかノーランが市民ケーンを作るなんて!!という驚きが大きい
人間の撮り方は相変わらず下手だけど編集の上手さと世界最高の役者たちが引っ張ってて3時間があっという間だった

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

5.0

人生最高の劇場体験でした
リアルタイムでこの作品に立ち会えたことに感謝します

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

5.0

もはやポップアートの洪水
冒頭のグウェンのシークエンスの表現は鳥肌モノ
しかも動かすだけじゃなくて止め絵も格好良いなんて完璧すぎませんか
間違いなくアニメーション表現の極地に至っている作品
最終作次第
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

5.0

完璧な脚本と演技
ラストシーンに至るまでの脚本の組み立てやキャラクターの作り方が上手すぎる

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

信じられないほど美しいロングショットの数々に感動するしかない
終盤の暴動のシーンの撮り方とか凄すぎます

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

久しぶりにめちゃくちゃ怖いデニーロが見れて満足
ただ、良くも悪くもいつも通り上手いディカプリオだったから期待した以上にはならなかった(見る前はレイジングブルやグッドフェローズ級の映画史に残る傑作を期待
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インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

5.0

完璧な映画
ハリソンとショーンコネリーの掛け合いがとにかく面白い
レイダースマーチをバックに夕陽に駆けていく4人のショットは美しすぎて涙が出る

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

5.0

期待していたものとは若干違ったけど非常に味わい深い映画だった
映画の暴力性、だからこその蠱惑的な魅力をスピルバーグは完璧に把握していて、それを見事に映していた

あと、ポール・ダノがあれほど渋い演技を
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ブレードランナー(1982年製作の映画)

5.0

世界観と音楽は言うまでもなく最高
もはや常識だろうけど、押井守の攻殻機動隊もやっぱりブレードランナーにかなり影響されてるんだなーって実物を見た上で再確認出来て楽しかった

あと、ハリソン・フォードがめ
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.0

毎度のことだけどロジャー・ディーキンスの撮影が凄い。この人とサム・メンデスが作る左右対称のショットはドヤ感がなく、あくまでも自然に美しさとクールさを感じられて好き

トレント・レズナーとアッティカ・ロ
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

4.0

とても良かった
誰もが言うように現実にポケモンが存在している描き方が完璧に近かったと思うし、それぞれのポケモンの仕草も細かいところまで作り込まれてて感動
映画としてもブレードランナーのようなサイバーパ
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バビロン(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

相変わらずチャゼルは良いところも悪いところも沢山ある映画を作りますね
サイレントからトーキーへの移り変わりにぶつかった主演2人の姿で、あっ!と思い、最後にその通りジーン・ケリー、ドナルド・オコナー、ジ
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

いま現在、世界の至る所で見られる知性による分断のお話
イニシェリン島がSNSを可視化した場所に思えてゾッとしました

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