サクチューンさんの映画レビュー・感想・評価

サクチューン

サクチューン

ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

1917がTPS視点の戦争ゲーム感覚とした場合、本作はFPS視点のCall of Dutyを客観的に鑑賞している感覚の映画




私は銃を撃つ系のゲームをよくする事があります。
対象のゲームは対人戦
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.8

2010年代にアメリカンニューシネマのリバイバルが多いが
その中でも、目を引くFacebookの設立を追う伝記ドラマ映画。





私の映画おすすめで何度かお伝えしましたが、2010年代に公開された
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

4.0

劇場に明るい額縁を。





殺し屋専用のダイナーということで暗い部屋がメインではありますが、そこに蜷川実花さんのビビットな色合が混ざり、まるでサイバーパンクの世界。

このダイナーが色々な角度から
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.5

一般カルチャー化したアニメというコンテンツの裏側を覗く作品。




私は古い人間でして、アニメ=サブカルチャーのイメージが強く、商業的な観点でのアニメというのは中々飲み込めずにいるタチなのですが…本
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機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光(1992年製作の映画)

5.0

マクロスプラス同様圧巻の作画と、映画ファンも安心して楽しめるストーリー。


当時の新進気鋭(現在ではレジェンド)を集めて作った、『富野由悠季監督ではない』ガンダム。
マクロスプラスをおすすめした際も
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.7

私的に、映画鑑賞中の情報落ちを防止することの大事さを学んだ作品




ポスターに『声だけの君に出会って、世界が輝いた』とある通り、主人公とAIの恋愛模様を描いた本作。

私は海外映画は基本字幕で鑑賞
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

4.0

スーパーロボット大戦的な楽しみ方をすることができれば良いのかもしれない。
※映画のお勧めするにあたり、ゲームの話を引用する形となってしまい…申し訳ありません。



DCユニバースという世界線における
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

5.0

ミドルエイジクライシスから立ち上がる、幸せなロードムービー。





中年の危機(ミドルエイジクライシス)をテーマとした映画はいろいろとあります。
概ねこの中年の危機で人が瓦解していく様に共感したり
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ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

4.0

ワイルドスピード古参ファンでなくても安心して楽しめる作品。
※キャラクターの予備知識があればより良いです…



ワイルドスピードの主要キャラではあるのですが、その中でもどちらかというとサブキャラポジ
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

5.0

更にコミカルでスタイリッシュでポップ!




世の中にはアクションスパイ映画は色々あります。007やミッションインポッシブルが代表例ですが、その中でも一際華やいで、ポップに、少しグロテスクな表現があ
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屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

4.0

浜辺美波さんの起用の仕方…百点満点です!





私は鑑賞するにあたり、俳優やストーリーを重視しない傾向にある映画ファンなのですが、本作では特に浜辺美波さんの起用が大当たりな作品だなと私は思いました
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

3.0

多分、過去作を見ず映画館に行った俺が悪いんだが…





すごくストーリーはシンプルでわかりやすく、一本の映画として楽しむことはできました。
そして豪華キャストが絡み合いアクションをしていくところも
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ブラックバード 家族が家族であるうちに(2019年製作の映画)

5.0

ワンシチュエーションで成立させる俳優の凄さと、その舞台の美しさ。




本作は母が安楽死を決意し、家族と最後の時間を過ごすお話。

この最後の時間を過ごす事を中心に話が進みますが、回想や家族が続々と
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ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

5.0

100%ドゥエイン・ジョンソン楽しめる娯楽作品。






ストーリーはオーソドックスで難解な用語や展開なくスッと楽しめる映画で、終始出てくるモンスターとドゥエインと観客でグループ感を味わうような感
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ザ・ユニオン(2024年製作の映画)

4.0

普通に鑑賞できるということがいかに素晴らしいか、
改めて感じさせてくれるウェルメイドな映画。



本作のレビューをざっと見ると、あまり好意的な意見が見受けられず
少し残念に思いました…。

私の意見
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イメージの本(2018年製作の映画)

-

冒頭から最後まで観客の映画鑑賞力を試しているような映画。






巨匠ゴダール監督の映画ということもあり、映画館で当時鑑賞しました。
結果はというと、映画の内容を飲み込むことも味わうこともできず、
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ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(2006年製作の映画)

5.0

主要キャラクターが1人しか出ていない外伝的作品で評判もイマイチだが、日本が舞台である点を日本人として楽しむ





ご存知の通りワイルドスピードは、『JDMの車がカッコよく走り回り事件を解決!』とい
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劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

5.0

子どもの趣味から始まる、親子の絆






ファイナルファンタジー(以降FF)は私が子どもの頃からある作品で、基本1人プレイのストーリーを楽しむRPGなのですが、この映画はMMORPG(オンライン上
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マクロスプラス MOVIE EDITION(1995年製作の映画)

5.0

非常に楽しめるストーリーとそれを支える圧倒的な作画






まず先に本作は洋画的なストーリーが得意な渡辺信一郎監督が担当しており、Filmarksを使われているような洋画ファンの方にも楽しめる作品
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

5.0

主人公のキャラクターを基にした
戦争への着眼点と考察。
 




正直、鑑賞後の自身の戦争への思いを考えている時間が私的には本編でした。


エンタメ映画ではありますが、日本人として戦争という行為に
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.5

サイバーパンクな世界を現代技術で拡張し、暗く冷たい映像がより力強く表現されていることに目を向けられがちな本作だが…。




サイバーパンク物といえば、雨が降り薄暗くしかしながらネオンでぎらつく街を表
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ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

5.0

極度の緊張感が終始続くビンラディンとの決着の一部始終。
を『アメリカ視点で描いた』映画





おすすめする前に一言だけ感想を書かせていただくと

まぁ、アメリカ視点でこのような映画を『アメリカが実
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

5.0

ガイ・リッチー監督らしい場面切り替えの早さ。




群像劇ならではの場面切り替えの早さが
この監督特徴であり最大の魅力。

2時間という尺の中に沢山のキャラクターをぶち込んで、ちゃんとキャラクターの
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地獄少女(2019年製作の映画)

2.5

映画と観客のコミュミケーション。





地獄少女という作品は基本的にルパン3世や名探偵コナン的な構成をしていて、あるコンセプトを基に1話完結で進むお話です。

よってストーリーとしてはまとまって楽
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世界を変えたテレビゲーム戦争(2019年製作の映画)

5.0

ATARIから始まるゲーム機の歴史を知る教材




私事ですが最近よくゲームをすることが多いです。
私が最初に触れたゲーム機がファミコンで、一通りゲーム機の進化を体験した身としては本作はとても感慨深
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

5.0

古典的なバディ物で輝くライアン・ゴズリングのコメディムーブ


ラ・ラ・ランドの夢をもった青年役、Driveの冷静なドライバー役、
マネーショートの切れ者役等々、多種多様なキャラクターを演じるライアン
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

5.0

音楽家の脳内で聞こえる『映像』を
具体化した傑作。





元天才少女、ピアノの王の秘蔵っ子、ピアノ界の新星王子、兼業ピアニスト。
この四人で彩るピアノコンクールのお話。

私は原作を読むことを途中
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るろうに剣心(2012年製作の映画)

5.0

キャラクターの実写化論争に終止符を打つことができた作品だと私は思います。




制作決定(ティザーや配役の情報が出た時でしょうか…)した段階で漫画・アニメのキャラクターと俳優のイメージが合っていない
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

4.6

アニメーションというにはあまりに新鮮な体験。




ストーリーは画家ゴッホの人生ではなく、
生前ゴッホが弟テオに送付した郵便物を
届ける『郵便配達員が主人公で進むミステリー。』

『ゴッホの人生って
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水曜日が消えた(2020年製作の映画)

5.0

ミステリーの中に美しき平凡。



あらすじにある通り週七日を各人格が過ごしている中『水曜日』が消え『火曜日』の人格が水曜日を過ごすところから始まります。

各人格にそれぞれ特徴があり、人格毎がお互い
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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.8

プレスリーの人生を題材にした映画で、ロックの源流を垣間見た気がする。




本作はストーリー各所にプレスリーの楽曲をまるでMVのように表現し、鑑賞している者を音楽の勢いで飲み込む力強さがあります。
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

5.0

自然の中を生き抜く姿は過酷そのもの。



美しい自然がレオナルド・ディカプリオを容赦なく襲い、冷たい映像からも過酷さが伝わる作品。


ストーリーはとてもシンプルで内容を追いかけやすいですが、映像で
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劇場(2020年製作の映画)

5.0

芸事をされる方の恋愛事情。
人によって刺さる内容で、芸事と鑑賞者の過去の夢を置き換えて見ると深く楽しめるかもしれません。




又吉直樹さん原作の恋愛小説を、行定勲監督が日常を美しく自然に切り取る形
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アクアマン(2018年製作の映画)

5.0

壮大な海に隠された家族の物語





スーパーマンやバットマンの作り上げたDC映画の『重さ』を軽くし
壮大な映像を予想通りに、家族の絆を前面に押し出した映画です。

映像はデカい画面で見るとまるで水
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映画 賭ケグルイ(2019年製作の映画)

4.0

浜辺美波さんの怪演を楽しめ!




本作はコミック賭ケグルイの実写ドラマの続きの映画ですが、単体映画としでも楽しめます。

本作を鑑賞して感じたのは、これから大きくなっていく俳優の皆さんがエネルギッ
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チィファの手紙(2018年製作の映画)

4.0

中国という広大な国で人も自然の一部として表現した場合




ラストレターの中国版と言って良いと思います。
日本的なストーリーを中国で表現した場合どのような感じになるのか気になり鑑賞しました。
とても
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