BlueDance819さんの映画レビュー・感想・評価 - 43ページ目

劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel II. lost butterfly(2019年製作の映画)

4.7

願いは叶わない。
失くしたものは取り戻せない。
想いは何度でも裏切られるー。

美しいものを徹底的に汚濁の中へと投げ込む、ある種のタブーに挑んだ意欲作。元々アンダーグラウンドな世界で生まれたFateシ
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.1

恋愛は理屈じゃない。だからこそ時に理不尽とも思える人間の感情。

21:00-22:36(500)日のサマー (09米)BSプレミアム[字幕]2014/

ここは退屈迎えに来て(2018年製作の映画)

3.8

自分も登場人物達と全くの同世代で、同じように田舎から上京した経験もある身なので
自分の居場所が見つからない、人生にしっくり来ない感覚は痛いほどよく分かる。

モラトリアムな時期は夢や目標なんか無くても
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ラブライブ!The School Idol Movie(2015年製作の映画)

1.9

キャラの濃い女の子がわんさか出てきて、その一挙手一投足全てが演技過剰でキャッハウフフと騒ぐ様子は
観てる側の気力体力を著しく奪う。自分はアニメもよく観るし偏見は無いつもりだけど相性はどうしてもあり
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ぼくたちと駐在さんの700日戦争(2008年製作の映画)

4.2

コメディとしてとてもキレが良く、セリフを聞いてるだけでも楽しい。

億男(2018年製作の映画)

4.1

お金と価値にまつわる「ふしぎの国」を巡る旅。
億万長者の特異な生活に眉を潜める主人公だが、そんな彼こそ実はお金への信仰心が人一倍強いのが面白い。
借金さえ返せれば家族とまた暮らせる、お金で失ったものは
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怒り(2016年製作の映画)

4.7

ひとつの殺人事件を軸に
それぞれには相関関係のない三者三様の物語が
一本の映画として上手くミックスされてるなと思った。
繋がっていないのに繋がっているように見えるカッティングの妙技。

外見からは決し
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.6

平成ガメラシリーズを経由して原点に立ち返ることにより、今までにないゴジラが生まれた。
ディテールによるカタルシスにこだわる庵野秀明監督との理想的なコラボレーション。

アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

4.0

こういう真面目な?王道の?ゾンビ映画が日本で作られるのも実は珍しいのでは?
大抵「ゾンビと時代劇」とか「ゾンビと戦う女子高生」とか、さらに斜め上の方向にいってしまうのが日本のゾンビ映画。
そういう意味
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涼宮ハルヒの消失(2010年製作の映画)

4.9

TVアニメの劇場版ってのはどうしても一見さんお断りな内容になってしまうが、
そんなマイナス面を考慮に入れたとしても本作はアニメーション映画史上に残る傑作と言っていいでしょう。
過去と現在を迷路のように
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.7

ホラーではなかった
そしてコメディでもなかった

好きなことを仕事にした者たちの
決して脚光を浴びることはない
汗と苦闘のドラマだった

アイディアと、内に秘めた情熱
それが世界を変えていく

未来のミライ(2018年製作の映画)

2.7

『サマーウォーズ』以降、自身の私生活を映画の"ネタ"にしてきた細田監督。
今作は監督の子育て経験を元に、まだ全てが未知である幼子のみが見る不思議な世界を可視化したものだ。

まだ一人ではどこへも行けな
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

時々「偽善も善の内」と言う人がいるけど
この映画ではまさに偽善が人を傷付け、虐げている。
社会的な正しさには心がこもっていない。
間違ったつながりの家族だから、愛情も絆もそこに生まれた喜びも全て間違っ
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いぬやしき(2018年製作の映画)

4.1

アベンジャーズと同時期に日本が送り出したのは冴えない中年ヒーロー…だがそれが最高のカタルシスを生む。
自信を無くした世の男性方に勇気をくれる内容だ。ヒーローに必要なのは力ではなく意志である。

佐藤監
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.6

日本生まれのキャラクター達がこれでもかと活躍しまくる。ちょっと日本の観客にサービスしすぎなんじゃ?

と、まぁそれを含めて非常に映画愛に溢れたオモチャ箱のような作品。個人的にシャイニングのパートは再現
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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

4.3

物凄い勢いで酷評された本作だが、自分としてはむしろ…2017年お気に入りの一作となった。
自我に振り回され行動が一貫しない思春期の少年少女たち。まだ見ぬ世界への無根拠な期待と幼稚な願望、だからこその純
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

2.9

曲芸のようなカーアクションを見ているだけでも気持ちいい。ケヴィン・スペイシー演じるボスが最後だけ急に良い人になるのはご都合主義な感じもするけど。
自由を求めて逃走するベイビーとデボラの最後がどうなるの
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