selector2000さんの映画レビュー・感想・評価

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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.1

辛過ぎる物語は今の日本で起こっていることだけにただの映画として処理しきれない。自分のことのように思えてしまう。ケン・ローチとはこんなにすごい監督だったのかと思い知った。

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

アントニオーニの「BLOW UP」を連想した。高校時代のエピソードの不穏で禍々しい雰囲気はリンクレイターの学園ものにはない強さを感じたが、リンクレイターほどすさんだイメージはなかった。

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.9

脚本の洗練されていない雑な感じを含めて好ましい。サム・メンデス監督を見直した。モッズが人種差別デモを先導する場面がショックだったが、当時を生きたサム・メンデスのリアルな視点だろう。

工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

4.6

北朝鮮ロケを敢行したのかと思ったほどに生々しくリアルで素晴らしい。若い監督なのに気合いが入っていて尊敬した。若さゆえの物足りなさも含めて「ゴッドファーザー」に匹敵する傑作、のような気がする。

グッバイ・クルエル・ワールド(2022年製作の映画)

3.5

日本の風景にはには不似合いな渋めのR&Bが流れるオープニングから日本版『ブルータル・ジャスティス』を目指そうとしたのか、とちょっと期待させる。全共闘くずれの老人と元ヤクザがチームを組むというのは既視感>>続きを読む

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.7

唐突にウェス・アンダーソンの『ダージリン急行』の冒頭のつかみのシーンのパクリがある。引用でなく、ただのパクリなのがすがすがしい。

ブレスラウの凶禍(2018年製作の映画)

3.8

世界は女で回っている系ポーランドノワール、優秀な人材は女性だけで、男たちの指示されないと何も出来なさ加減が徹底している。デヴィッド・フィンチャーに影響され過ぎながら、レベル高し。年齢不詳の中年女性刑事>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

『ブリック』のときはインディーズの一発屋だと思っていたライアン・ジョンソン、探偵小説マニア全開の物語をオールスターキャストで描いた夢のように素晴らしい映画になっている。ところどころにごつごつしてスムー>>続きを読む

ザ・ファイブ・ブラッズ(2020年製作の映画)

4.0

Netflixの自由さを生かして、劇場公開にはポップさが欠ける宝探し物語。いつものスパイク・リー映画のように面白い所とダメな所が混在しているが、これはさらに編集の適当さと脚本の練れてなさが目立つ。強引>>続きを読む

EXIT(2019年製作の映画)

3.0

女優が魅力的だと多少雑な作品でも最後まで真剣に見入ってしまいます。

スーパーサイズ・ミー: ホーリーチキン !(2017年製作の映画)

4.0

アイデアは良かったのに、その後あまり話題にもならないのはもったいない。数年ぶりにマクドナルドに行って、やっぱりまずいと言うところが良かった。子どもの頃、初めてマックに行って、まずくて吐きそうになった事>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

2.6

ダニー・ボイルは時々異常につまらない映画を作るから油断がならない。これはきつい。この退屈さとつまらなさはとびぬけている。
 ビートルズは歌詞とメロディが良いだけの理由で有名になったわけではない、素晴ら
>>続きを読む

ザ・ストレンジャー ~感染者~(2014年製作の映画)

3.6

イーライ・ロス製作ときて、あの名作『キャビン・フィーバー』の感動をもう一度期待してしまったが、はずしの映画だった。
 吸血鬼の物語を現代文学風に描いた物語で、主人公二人がひどい仕打ちを受けてもほとんど
>>続きを読む

白い暴動(2019年製作の映画)

2.7

BBCのアーカイブ映像を使ったパンクのドキュメンタリーにはやや食傷気味で、どこかで見た映像も多い。トム·ロビンソンの当時の立ち位置がわかったのは面白かった。シャム69やクラッシュは日本だと長渕みたいな>>続きを読む

花とアリス(2004年製作の映画)

3.0

好きな女性からロリコン変態童貞映画だと言われて見ていなかったが、たしかに大林亘彦に近いものはあった。カッコいい女性が嫌う映画だろうことは理解できるが、ロリコンにも変態にも童貞にも拒否反応がないので、そ>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

2.4

志は高くとも、これはダメでしょう。いろいろ雑過ぎる割にエネルギーも弱い。若松孝二的なパワーが欲しかった。

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