ニンベンさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ニンベン

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トータル・リコール(1990年製作の映画)

3.8

「記憶」に関する作品という点で理解が追いつくか少し心配だったが、そもそもシュワルツェネッガー主演の時点でも分かる通り分かりやすいストーリーで楽しむことができた。

中でもビジュアル面の面白さは際立って
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デッドゾーン(1983年製作の映画)

3.7

クローネンバーグの作品では一貫して「-肉体-の変容」という概念が存在していると思う。
しかし、今作では「-精神-の変容」という面にフォーカスしたことで
ビジュアル的な面白さは少なく感じた。

しかし、
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ビバリウム(2019年製作の映画)

3.3

本作のテーマである「システム化されていく社会=量産物」というのはどこか で見たことあるようなものだけど
ロルカン・フィネガン節といえよう色彩や質感の模写は歪すぎるが故に初体験で個人的にかなり楽しむこと
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ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

3.8

個人的に価値観の転換がする作品が好きで、リアリティは二の次という思考なのですが
今作における「精神的ストレスが肉体を生成する」という模写はまさにそれで
クローネンバーグの考える肉体と精神の関係性を見た
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.9

三上は避けていた「社会」に適応するため奮闘した
その結果、彼は社会を「すばらしき世界」と思えることができた
私は今年就職を控えており社会を知らないという点では同じ心境かもしれない
自分もいつか社会に適
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

4.0

小春と大吾はひたむきに「幸せ」を求めていた。
そして、その原動力になったのは2人の「家庭環境への執着」、さらに突き詰めていくと「家族の呪縛」だと思う。
この作品から自分も「家族の呪縛」に囚われているこ
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クラッシュ 4K無修正版(1996年製作の映画)

3.7

ストーリーは交通事故に性的興奮を覚える人達の群像劇という形であまり難しくはなかった。(映画を本質的に理解できてはいないと思う)
むしろ「これが私の性癖だ!」と言わんばかりの映像に何故か説得力を感じてし
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.5

僕ならこう生き残る・私ならゾンビをこうやって有効活用する などの「非現実的だけど面白いアイデア」が満載で一娯楽映画としては面白かった。
前作のストーリーや繋がりを求めているとかなり面食らうので注意。