あとむさんの映画レビュー・感想・評価

あとむ

あとむ

映画(125)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

3.7

クエンティン・タランティーノの長編処女作。

クライムサスペンスなのに9割9分が人間ドラマと会話劇。
めっちゃ意表突かれた。

序盤の円卓シーンはシンプルなのに、軽妙な無駄話と卓を廻る構図で激シブ!
>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.7

哲学、アート、脚本など。どこを切り取っても美味しい最高のフルコースだった。

飛び交う“多様性”に相反するようなキャンセルカルチャーが跋扈する息苦しい世の中に、一石も二石も投じる一本だと思う。

作品
>>続きを読む

ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.5

ぶち上がる!

アメコミの良いところが爆発してる!!

同様の傑作『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』が洗練されて見えるほど、野生味溢れるアニメーションになってる。

楽曲は、タートルズ
>>続きを読む

スリーパーズ(1996年製作の映画)

3.7

良作。

リベンジ映画として、法廷ものとしても、楽しめる?...良くできた映画だと思う。

センシティブな内容を多分に含むから、苦手な人もいると思う。

地下へ続く暗い廊下の演出は寒気がする。

ケヴ
>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

2.9


カオス。

話が抽象的すぎて、1ミリも分からんw

主人公は意味不明に突き進んでいくし。

思ってたのとはかけ離れてたやっさ。

音楽も混沌さを強烈にプッシュするw
久石譲、大好きだけど、これはキツ
>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.5

傑作。まじでありがとう!

1作目が出たときその映像美に震えてたけど当時はBlu-ray。今回は劇場で堪能できて感動もひとしお!

公開初日てのもあり、劇場大入り。エンドロールになった途端に皆んな喋り
>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.1

最高の会話劇!

軽妙でウィットに富みながらもどこか乱暴な言葉の応酬は、まるで現代NBAの試合そのもの。
(プレーオフのウォリアーズvsキングスさながら)

NIKEの状況や(マット・デイモン演じる)
>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.6

ケイコ 目を澄ませて

映画全体が主人公の世界を思わせる。すごく静かでダイレクト。

“澄ます”とは、気を落ち着けて雑念をなくすこと。その事一つに注意、意識を集中すること。

劇的なことは無いものの、
>>続きを読む

ロックン・ロール・サーカス(1996年製作の映画)

4.0

30代の俺でも知ってるような、若き日のビックネームがずらり。

こんな作品が制作された‘68から‘96まで30年近く封印されてたなんて。公開当時の反響は想像に難くない。

収穫はオープニングのジェスロ
>>続きを読む

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

4.2

シリーズを通して好き。
その中でも、最も好きかもしれない。

ミステリーとして面白いのはそれとして、人間ドラマに魅力を感じる。

俳優陣はそれぞれの味が良く出ていたし、監督の西谷さんの功績なんだろうな
>>続きを読む

スペンサー・コンフィデンシャル(2020年製作の映画)

3.2

難しいモノを見たくない時に見るべき映画。
ウォールバーグの良いキャラクターが出てる。

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.0

何故か感情移入できなかった。
ご都合すぎに感じたのかな。

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

2.9

鑑賞から日が経っての投稿。

だが、これだけは言える。
映像以外なにもお薦めできない。

恐竜を舐め腐り、過去作への愛を感じない。

以上。

HUSTLE ハッスル(2022年製作の映画)

4.1

大好物!
スポーツ映画好きで、NBAが舞台なら、避けては通れない。

先ず、海外担当スカウトと候補生(ドラフトコンバイン)にスポットを当てるて。やられた!

次に、現役、OBの、NBAスタープレーヤー
>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.4

戦争に善も悪も無いことを前提に。

デンジャーゾーンを響かせ、西陽をバックにテイクオフで幕を開ける。至高のオープニング。

前作ファンなら誰もが同情するであろう、マーヴェリックの葛藤。

グースを想い
>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

5.0

笑い、涙、苦悩、哀愁、etc…
この映画の全てが好き。
文句無しのオールタイムベスト。


モノクロの現実。カラーで映し出される外の世界。

舞台であるベルファストの、背景にある宗教的分断。たまたま、
>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.2

アクションが面白くて飽きずに見れるが、内容が入ってこない、そんな感じ。

バットモービルはマスタング。好きだよ、マスタング。でもそこは、前のシーンで見てたコルベットじゃないのか、と少し肩透かし感。
>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.5

美術館に行くような。あるいは、上等な紙芝居を見るような。そんな作品。

詩的でアーティスティック。シュールでユーモア。病的な対称性。気づいたときにはウェス・アンダーソンの虜。

ウェス・アンダーソン・
>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.5

圧倒的な画力。歌力。舞力。

暴力では何も解決しない。
銃社会における、逃れようのない暴力。人種差別。女性蔑視。

今尚、色濃く残る重大な問題を、不朽の名作を用いて改めて問い直す。

サンマデモクラシー(2021年製作の映画)

3.0

史実を知る意味では、見て良かった。

部分を切り取ると演出も楽しめた。ただ、全体としてはまとまりが無く、ガチャついた印象。

60分ぐらいに絞るか、30分の3本構成にすると見やすいと思った。

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

5.0

オールタイムベスト。
何度見ても色褪せない。

暖かいような、寂しいような、嬉しいような。なんとも言えない気持ちになる。

エンディング。Ben E. King の Stand By Me が流れると
>>続きを読む

シカゴ(2002年製作の映画)

4.8

痛烈なブラックジョークを、最高の音と演出で彩る、至極のミュージカル。

圧倒的なオープニングから、エンディングまで正に流れるよう。これほどテンポの良い映画を僕は知らない。

中でも人形劇のシーンは圧巻
>>続きを読む

ミラクルシティコザ(2022年製作の映画)

3.3

予想以上に良かった。

桐谷健太と津波竜斗は、見事に主演を務めたと思う。

ところどころ不可解な演出は見られたものの、単なる反米作品に陥ることなくまとめ上げたことに好感を持った。

(沖縄県民として、
>>続きを読む

>|